Ȝ
Ȝ , ȝ (Yogh、ヨッホ、ヨッグ)は、中英語 、中期スコットランド語 で使われた文字である。硬口蓋接近音 もしくはなんらかの軟口蓋音 を表す。これは古英語 のgの音韻変化から来るものである。[ 1] [ 2] [ 3]
しかし中英語の筆記法でその字形は次第にエッジュ (Ʒ )と区別がつかなくなり、中期スコットランド語で硬口蓋接近音を表すヨッホは草書のZ と混同され、スコットランドの印刷工はヨッホが使用不可能の際はZで代用することもしばしばあった[ 2] 。そのため現在、一部のスコットランド語 の単語では本来ヨッホのあるべき位置にZが置かれている。[ 3]
またヨッホはその形状が似ていることからオンラインではアラビア数字 の3 で代用されることもある。このようにヨッホは英語がまだ体系化されていない時代の文字であるため様々な混乱を招いているのである。
エジプト学において
エジプト学 で実際に使用されている当の記号は、 で、左に開いた二つの半輪である。Unicode 5.1 以降、符号位置 を割り当てられた(大文字 U+A722 Ꜣ LATIN CAPITAL LETTER EGYPTOLOGICAL ALEF “ラテン文字大文字のエジプト学のアレフ” 、小文字 U+A723 ꜣ LATIN SMALL LETTER EGYPTOLOGICAL ALEF “ラテン文字小文字のエジプト学のアレフ” )。こちらも数字の3で代用されることがある。
符号位置
大文字
Unicode
JIS X 0213
文字参照
小文字
Unicode
JIS X 0213
文字参照
備考
Ȝ
U+021C
-
Ȝ
Ȝ
ȝ
U+021D
-
ȝ
ȝ
注釈
^ 堀田隆一(ほったりゅういち) (2016年2月28日). “#2498. yogh の文字 ”. hellog~英語史ブログ . 2018年4月11日 閲覧。
^ a b 堀田隆一(ほったりゅういち) (2014年7月24日). “#1914. <g> の仲間たち ”. hellog~英語史ブログ . 2018年4月11日 閲覧。
^ a b 堀田隆一(ほったりゅういち) (2010年7月18日). “#447. Dalziel, MacKenzie, Menzies の <z> ”. hellog~英語史ブログ . 2018年4月11日 閲覧。
^ “Polices de caractères ” (フランス語 ). Institut français d'archéologie orientale – Le Caire . 13 September 2014 閲覧。
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