チカラ

2005年に所属選手を描いた年鑑の表紙

CHIKARA(チカラ)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアを拠点としているプロレス団体[1]

特徴

ルチャリブレに特化させた試合を展開するアメリカのプロレス界には稀有なプロレス団体として、その名を知らしめている[2]

特色

ルチャリブレの担い手たることを自認するCHIKARAでは「善玉選手」を「テクニコ」、「悪玉選手」を「ルード」と公式に呼んでいる[3]

CHIKARAを設立したマイク・クアッケンブッシュは理念についてアメリカのインディー界にはいわゆるハードコアに走りたがったり、日本FMWやアメリカのECWの創造物を拝借するだけのプロレス団体ばかりがひしめいているとした上で、そこにルネサンスをすなわち復興をもたらすというような旨の宣言を2002年に行っている[4]

興行はほとんどが地元ペンシルベニア州を舞台としているものの時にはコネチカット州マサチューセッツ州バーモント州を始めとした国内他州や国外への巡業も開催している[5]

歴史

2002年1月7日、マイク・クアッケンブッシュとトム・カーターがプロレスラー養成学校「チカラ・レッスル・ファクトリー」を設立。「チカラ・レッスル・ファクトリー」という名称は日本レッスル夢ファクトリーから着想を得たものであった[4]5月25日、初の興行を開催。この時期から公式に「CHIKARA(チカラ)」と称するようになった。同年、共同主宰のカーターが、その任を辞すに至った。

2004年7月、新たなる共同主宰としてクリス・ヒーローを迎え入れた[6]

2008年3月、地元フィラデルフィアニュー・アルハンブラ・アリーナで開催したPPV「キング・オブ・トリオ」と題した興行で総勢550名超という過去最大の観客動員記録を打ち立てた。

2009年6月、日本の大日本プロレスのサポートにより、イサミレッスル武闘館新木場1stRINGで「JAPAN TOUR」を開催。

2013年6月、資金難により活動休止。10月、現地のアニメ専門チャンネルが26大会分の権利を取得して活動再開。

2019年8月7日、日本の、みちのくプロレスとの業務提携を発表[7][8]

タイトル

ヤングライオンズカップの優勝カップ
  • グランド王座
  • カンペオナトス・デ・パレージャス王座
トーナメント戦
  • ヤングライオンズカップ

所属選手

  • アーチバルド・ペック(Archibald Peck)
  • アイスクリーム・ジュニア(Ice Cream Jr.)
  • アサイアント(assailANT)
  • イカルス(Icarus)
  • ウルトラマンティス・ブラック(UltraMantis Black)
  • エディ・キングストン(Eddie Kingston)
  • エル・イホ・デル・アイスクリーム(El Hijo Del Ice Cream)
  • オフィディアン(Ophidian)
  • グラン・アクマ(Gran Akuma)
  • グリズリー・レッドウッド(Grizzly Redwood)
  • ダッシャー・ハットフィールド(Dasher Hatfield)
  • グレッグ・アイアン(Greg Iron)
  • シェーン・マシューズ(Shane Matthews)
  • ジェイコブ・ハマーメイヤー(Jakob Hammermeier)
  • ジグソー(Jigsaw)
  • シャード(The Shard)
  • シュガー・ダンカートン(Sugar Dunkerton)
  • ジョニー・ガルガノ(Johnny Gargano)
  • スコット・パーカー(Scott Parker)
  • チャック・テイラー(Chuck Taylor)
  • ティム・ドンスト(Tim Donst)
  • デヴィアント(Deviant)
  • デリリアス(Delirious)
  • ハロウィック(Hallowicked)
  • フライトメア(Frightmare)
  • ブラスター・マクマッシブ(Blaster McMassive)
  • マーク・アンジェロセッティ(Mark Angelosetti)
  • マイク・クアッケンブッシュ(Mike Quackenbush)
  • マックス・スマッシュマスター(Max Smashmaster)

脚注

外部リンク