ウィリアム要塞
ウィリアム要塞(ウィリアムようさい、英語:Fort William)は、インドの西ベンガル州、コルカタ県の都市コルカタにある城塞。フォート・ウィリアムとも呼ばれる。かつてイギリスにより建設され、その支配下にあった。
歴史
1696年、イギリス東インド会社はこの地の支配権を獲得したのち、ウィリアム要塞の建設を始めた。要塞の名は当時の王ウィリアム3世にちなむ[1]。
1740年代、ベンガルに侵入してきたマラーター勢力が攻撃した(マラーターのベンガル遠征)。
1756年、イギリスはベンガル太守シラージュ・ウッダウラと衝突し、要塞は攻撃され、占領された。その際、英人が大量に死亡するブラック・ホール事件が発生した。
だが、1757年にロバート・クライヴによって奪還され、そののちずっとイギリスの支配の拠点であり続けた。
出典・脚注
- ^ Krishna Dutta (2003). Calcutta: A Cultural and Literary History. pp. 71