エルガー・ハワース
エルガー・ハワース | |
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生誕 | 1935年11月4日 |
出身地 | イギリス、スタッフォードシャー |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 指揮者、作曲家、トランペット奏者 |
担当楽器 | トランペット |
エルガー・ハワース(Elgar Howarth, 1935年11月4日 - )は、イギリスの指揮者、作曲家、トランペット奏者である。
経歴
ハワースは、スタッフォードシャーのカノック[1]に生まれた。1950年代からマンチェスター大学と、マンチェスター王立音楽院[2]において学んだ。ここで彼は、ハリソン・バートウィッスル、アレクサンダー・ゲール、ピーター・マックスウェル・デイヴィス、ジョン・オグドンらとともに「マンチェスター楽派」と呼ばれる音楽グループを結成した[3] 。彼は、英国の主要オーケストラ全てをはじめ、世界中のオーケストラと共演してきた。1985年から1988年にかけて、オペラ・ノースの首席客演指揮者を務め、2002年から2004年まではミュージック・アドヴァイザーを務めた。ヤニス・クセナキスの《シナファイ》《アウロラ》《アンティクトン》[4]の演奏でも知られており、2015年現在はデッカ・レーベルで復刻販売されている。
オペラ指揮者としての活動
ハワースは1962年にコヴェントリーにおいて、マイケル・ティペットのオペラ《プリアモス王》の初演を指揮した[5][6]。多くのオペラを指揮し、初演している。1978年にはジェルジ・リゲティのオペラ《ル・グラン・マカーブル》[7]を初演し、また、リゲティの許可を得て「死者のミステリー」を編作[8]した。また、ハリソン・バートウィッスルの《オルフェウスの仮面》[9]、《Yan Tan Tethera》[10]、《ガウェイン》[11]、《The Second Mrs Kong》[12]の4作を初演した。
作曲活動
作曲家兼元トランペット奏者として、ハワースは主に金管楽器のための作品を手がけた。スウェーデンのトランペット奏者ホーカン・ハーデンベルガーは、ハワースの《コルネット協奏曲》、《カント》、《カプリッチョ》を含め、幾つかの作品を初演している。ブラス・バンドの中で育った彼は、この編成への関心を保ち続けている。ハワースはブラス・バンドの現代的なレパートリーに多大な貢献をした。彼の作品の多くはグライムソープ・コリアリー・バンド[13] とEikanger-Bjørsvik bandによって録音されている。作品のコピー[14]は、イースト・アングリア大学音楽部門[15]に保管されている。
トランペット奏者としての活動
ハワースはトランペット奏者としてロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、のちロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団に在籍し、後者では首席奏者を務めた。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルにも参加し、同団体で数多くの編曲や指揮も行っている。その他、ロンドン・シンフォニエッタにも参加していた。
あまり知られていないが、ハワースはビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」に、トランペット奏者として参加していた。
脚注
- ^ “A composer has been honoured by the University of Huddersfield for his services to classical music.”. news.bbc.co.uk. BBC. 2020年8月22日閲覧。
- ^ 王立ノーザン音楽大学の前身
- ^ Elgar Howarth. Royal Academy of Music.
- ^ Label: Decca ASIN: B00CLUCQVS
- ^ その数年後にはイングリッシュ・ナショナル・オペラでも指揮している
- ^ Clark A. King Priam (review of English National Opera at the London Coliseum November 1999). Opera, January 2000, Vol 51 No 1, p104-107.
- ^ Wergoに吹き込まれた初演稿、現在流布されている改訂版とは別
- ^ Schott ;Order number: ED 8210
- ^ イングリッシュ・ナショナル・オペラ(1986年)
- ^ オペラ・ファクトリー(1986年)
- ^ ロイヤル・オペラ・ハウス(1991年)
- ^ グラインドボーン音楽祭(1994年)
- ^ Elgar Howarth. Grimethorpe Colliery Band.
- ^ 一部の注釈を含む
- ^ School of Music. University of East Anglia.