クリスマスケーキ
クリスマスケーキ(英語: Christmas cake)は、クリスマスを祝って食べるケーキで、イギリス、アイルランド、並びにその他の英連邦諸国や日本、フィリピンなどの国々で広く親しまれている。
イギリスのクリスマスケーキ
イギリスのクリスマスケーキは特に12月24日(クリスマス・イヴ)や12月26日(ボクシング・デー)のティータイムに供される習慣がある[1]。
イギリスではクリスマスケーキのほかバースデーケーキやウェディングケーキなどもダークフルーツケーキを土台にしていることが多い[1]。ダークフルーツケーキはドライフルーツをふんだんに入れた硬めの生地のケーキである[1]。
日本のクリスマスケーキ
日本のクリスマスケーキの歴史は、菓子メーカー不二家創業の1910年(明治43年)まで遡る[2]。現代の日本では、スポンジケーキにホイップクリームやバタークリームを塗り、砂糖細工(メレンゲドール)のサンタクロースやクリスマスツリー、イチゴやチョコレートを飾りつけたものが一般的である。これは、不二家が1922年(大正11年)頃から広めたものである。近年、日本の一部や韓国ではバースデーケーキのように、クリスマスケーキにろうそくを灯すものも見られ、サンタクロースを象ったろうそくも見うけるが、英連邦諸国でクリスマスケーキにろうそくの火を灯すことはない。また、日本では慣習的にクリスマス当日ではなく、イブの晩に食べられることも多い。
関連項目
クリスマスに関連するパン類・デザート類
- フランス - ビュッシュ・ド・ノエル(ブッシュ・ド・ノエル)、パチチョイオ(プロヴァンス地方のみ)クロカンブッシュ
- イギリス - クリスマスプディング、ダンディーケーキ
- ドイツ - シュトレン、マルツィパーン、レープクーヘン、ヘクセンハウス
- イタリア - パネットーネ、パンドーロ
- フィリピン - プト・ブンボン、ビコ
- オーストラリアおよびニュージーランド - パブロバ
- ロシア - プリャーニク
- イスラエル(およびユダヤ教徒世帯全般。クリスマスではなくハヌカーとして祝う) - スフガニア
クリスマス以外の祝日に関連するケーキ類
脚注
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、クリスマスケーキに関するカテゴリがあります。