クレイヴン・ザ・ハンター (映画)
クレイヴン・ザ・ハンター | |
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Kraven the Hunter | |
監督 | J・C・チャンダー |
脚本 |
アート・マーカム マット・ホロウェイ リチャード・ウェンク |
原作 |
スタン・リー スティーブ・ディッコ 『クレイヴン・ザ・ハンター』 |
製作 |
アヴィ・アラッド マット・トルマック エイミー・パスカル |
出演者 |
アーロン・テイラー=ジョンソン アリアナ・デボーズ フレッド・ヘッキンジャー アレッサンドロ・ニヴォラ クリストファー・アボット ラッセル・クロウ |
音楽 |
ベンジャミン・ウォルフィッシュ エフゲニー・ガルペリン サーシャ・ガルペリン |
撮影 | ベン・デイヴィス |
製作会社 |
コロンビア ピクチャーズ TSGエンターテインメント マーベル・エンターテインメント アラッド・プロダクションズ マット・トルマック・プロダクションズ パスカル・ピクチャーズ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ リリーシング |
公開 | 2024年12月13日[1] |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語、ロシア語 |
前作 |
SSU ヴェノム:ザ・ラストダンス |
『クレイヴン・ザ・ハンター』(Kraven the Hunter)は、2024年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースにした、コロンビア ピクチャーズとマーベル・エンターテインメントが製作する、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(以降 SSU と表記)の第4作目。なお、本作はSSU初のR指定作品である。この映画は、クレイヴンの誕生を中心に描いたストーリーとなっている[2]。
あらすじ
舞台はロンドン。冷酷な性格を持つ父ニコライと複雑な関係を持つクレイヴンは後に最も偉大で最も恐れられるハンターとなる。
登場人物/キャスト
- セルゲイ・クラヴィノフ / クレイヴン・ザ・ハンター
- 演 - アーロン・テイラー=ジョンソン、日本語吹替 - 津田健次郎[3][4]
- 名家クラヴィノフ家の跡取りの心優しい青年であったが、ライオンに襲われたことで“百獣の王”の力を持つ、獰猛で最強のハンターへと覚醒。動物を密猟する裏社会の人間を“獲物”としてリストアップし、狩りを行う。
- カリプソ
- 演 - アリアナ・デボーズ[6]、日本語吹替 - 田村睦心[4][5]
- アフリカのある部族の出身でクレイヴンと行動を共にする弁護士。
- 幼少期に瀕死のセルゲイを秘薬で助けた。十数年後に再会しあるアドバイスを送る。
- 少女期のカリプソ
- 演 - ディアアナ・バブニコワ
- ディミトリ・クラヴィノフ / カメレオン
- 演 - フレッド・ヘッキンジャー、日本語吹替 - 入野自由[4][5]
- セルゲイの弟。貧弱で力も無いことから、父親から見放されている。モノマネが得意のこともあり、父から「カメレオン」と呼ばれ、兄からは「ディマ」と呼ばれている。
- ニコライ・クラヴィノフ
- 演 - ラッセル・クロウ、日本語吹替 - 山路和弘[4][5]
- セルゲイの父親。裏社会で強大な力をもつ、冷酷な殺戮者。「強きものだけが生き残る」と考え、息子に強さを求める。
- アレクセイ・シツェビッチ / ライノ
- 演 - アレッサンドロ・ニヴォラ[7](アレクセイ時)/ チ・ルイス・パリー(ライノ時)、日本語吹替 - 堀内賢雄[4][5]
- 裏社会で暗躍する謎の男。
- 血清によりサイのような硬質の肌と巨大な角を持つ“ライノ”へと変異する。
- ザ・フォーリーナー
- 演 - クリストファー・アボット、日本語吹替 - 三上哲[4][8]
- ライノに招集された謎に包まれた殺し屋。催眠術の使い手。
- セミョン・チョーニィ
- 演 - ユーリー・コロコリニコフ
- クレイヴンの入るロシアの刑務所を裏で支配する男で、世界中に銃火器を売るキーロフ・ギャングのボス。
- “獲物”の一人として狙われ、殺害される。
- アンドレ
- 演 - マイケル・シェーファー
- “獲物”の一人として狙われ、殺害される。
公開
2022年9月18日、アメリカ合衆国での公開日が1月13日から2023年10月6日に延期になった[9]。その後、2023年7月から行われている俳優組合のSAG-AFTRAによるストライキの影響で配給会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメント作品の公開スケジュールが同月に見直され、公開日が再度延期となり、2024年8月30日に変更となった[1][10][出典無効]。
トリビア
- 劇中冒頭、セルゲイがロシアの刑務所に輸送されている際に使われている囚人番号「864」とは、コミック内でクレイヴン・ザ・ハンターが初登場した『アメイジング・スパイダーマン#15』の発売年の1964年8月のことである。
- アレクセイが自身の右腕を勧誘する交渉に赴く際に、彼が乗っていた車のナンバーが「1R-HI-NO」であり、ハイフンと1を除くとRHINOとなり彼がライノへと変貌することを示唆している。
- 劇中に口頭のみで"マイルズ・ウォーレン"という医師が登場しているが、原作コミック内では人間のクローンを作り、スパイダーマンを追い詰める"ジャッカル"となるキャラクターである。
脚注
- ^ a b Kat Bailey (2023年7月29日). “シリーズ3作目『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開時期が未定に ハリウッドで続行中のストライキによる影響で”. IGN Japan. 2023年7月30日閲覧。
- ^ “マーベル史上最も悪名高きヴィランの誕生物語「クレイヴン・ザ・ハンター」”. キネマ旬報社 (2023年6月21日). 2024年3月18日閲覧。
- ^ “『クレイヴン・ザ・ハンター』がR15+指定に!吹替は津田健次郎に決定”. シネマトゥデイ (2024年11月28日). 2024年11月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “クレイヴン・ザ・ハンター -日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2024年12月16日). 2024年12月17日閲覧。
- ^ a b c d e f “「クレイヴン・ザ・ハンター」吹替予告解禁、新キャストに山路和弘、入野自由、田村睦心ら”. 映画ナタリー (2024年12月4日). 2024年12月4日閲覧。
- ^ Kroll, Justin (2022年3月1日). “‘Kraven The Hunter’: Oscar Nominee Ariana DeBose To Play Calypso In Sony’s Marvel Pic” (英語). Deadline. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “‘Kraven The Hunter’: Alessandro Nivola To Play Villain In Sony’s Marvel Pic”. Deadline.com. (2022年3月4日) 2022年3月26日閲覧。
- ^ KravenMovie_JPのツイート(1865614782776139920)
- ^ Dinsdale, Ryan (2022年9月18日). “ソニーの「スパイダーマン」関連映画2作品が公開延期に”. IGN Japan. 2022年9月18日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年7月15日). “米 俳優の労働組合 43年ぶりストライキ 報酬引き上げなど求め”. NHKニュース. 2023年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
外部リンク
- Kraven the Hunter - IMDb
- Kraven The Hunter (@kraventhemovie) - Instagram
- Kraven The Hunter (@KravenTheMovie) - X(旧Twitter)