グリピジド

グリピジド
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Glucotrol, others
Drugs.com monograph
MedlinePlus a684060
胎児危険度分類
  • AU: C
  • US: C
法的規制
投与経路 By mouth
薬物動態データ
生物学的利用能100% (regular formulation)
90% (extended release)
血漿タンパク結合98 to 99%
代謝Liver hydroxylation
半減期2 to 5 hours
排泄Kidney and fecal
識別
CAS番号
29094-61-9 チェック
ATCコード A10BB07 (WHO)
PubChem CID: 3478
IUPHAR/BPS 6821
DrugBank DB01067 チェック
ChemSpider 3359 チェック
UNII X7WDT95N5C チェック
KEGG D00335  チェック
ChEBI CHEBI:5384 ×
ChEMBL CHEMBL1073 チェック
化学的データ
化学式C21H27N5O4S
分子量445.536 g/mol
物理的データ
融点208 - 209 °C (406 - 408 °F)
テンプレートを表示

グリピジドは、グルコトロール(Glucotrol)などの商品名で販売されている、スルホニルウレアに分類される2型糖尿病の治療に用いられる抗糖尿病薬である[1]糖尿病の食事療法と併用される[1]1型糖尿病への単独使用はされていない[1]。投与法は経口である[1]。通常、効果は服用から30分以内にみられ、最大1日続く[1]。日本では承認されていない。

一般的な副作用には、吐き気、下痢、低血糖頭痛などがあげられる[1]。その他の副作用には、眠気、皮膚発疹、震えなどがあげられる[2]肝臓病または腎臓病の患者には、用量を調整することが必要な場合がある[1]妊娠中または授乳中の人への投与は推奨されない[2]

作用機序は膵臓を刺激してインスリンを放出させ、インスリンに対する組織の感受性を高めることにより効果がある[1]

グリピジドは1984年に米国で医療薬品として承認された[1]後発医薬品として入手可能である[1]。2018年の米国での卸売価格は1投与あたり0.05米ドル未満である[3]。 2018年の英国では、国民保健サービスにかかった費用は1投与あたり0.05ポンド未満である[2]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j Glipizide Monograph for Professionals” (英語). Drugs.com. AHFS. 2018年12月24日閲覧。
  2. ^ a b c British national formulary : BNF 76 (76 ed.). Pharmaceutical Press. (2018). pp. 693. ISBN 9780857113382 
  3. ^ NADAC as of 2018-12-19” (英語). Centers for Medicare and Medicaid Services. 2018年12月22日閲覧。