ジェームズ・パゾス

ジェームズ・パゾス
James Pazos
ロサンゼルス・ドジャース (マイナー)
シアトル・マリナーズ時代
(2018年6月25日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州マリコパ郡ギルバート
生年月日 (1991-05-05) 1991年5月5日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト13巡目
初出場 2015年9月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェームズ・マニュエル・パゾスJames Manuel Pazos, 1991年5月5日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州マリコパ郡ギルバート出身のプロ野球選手投手)。左投右打。MLBロサンゼルス・ドジャース所属。愛称はサンディエゴ大学時代に名付けられたパパ・パスPa Pa Paz[1]

経歴

プロ入り前

2009年MLBドラフト40巡目(全体1219位)でタンパベイ・レイズから指名されたが、入団せずにチャンドラー・ギルバート・コミュニティカレッジ英語版へ進学した。2011年サンディエゴ大学へ移り、この時はクリス・ブライアントとチームメイトだった。

プロ入りとヤンキース時代

2012年MLBドラフト13巡目(全体427位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り[2]。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。28試合に登板して2勝2敗3セーブ、防御率1.79、39奪三振を記録した。

2013年はA-級スタテンアイランドとA級チャールストン・リバードッグスでプレーし、2球団合計で25試合に登板して3勝1敗1セーブ、防御率3.93、33奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した[3]

2014年はA+級タンパ・ヤンキースとAA級トレントン・サンダーでプレーし、2球団合計で46試合(先発1試合)に登板して0勝3敗10セーブ、防御率2.42、75奪三振を記録した。

2015年はマイナーではAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、27試合に登板して3勝1敗3セーブ、防御率1.27、49奪三振を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、5日のレイズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは11試合に登板して防御率0.00、3奪三振を記録した。

2016年は7試合に登板して1勝0敗、防御率13.50、3奪三振を記録した。

マリナーズ時代

2016年11月18日にザック・リッテルとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[5]

2017年は59試合に登板して4勝5敗、防御率3.86、65奪三振を記録した。

2018年は60試合に登板して4勝1敗、防御率2.88、45奪三振を記録した。

フィリーズ傘下時代

2018年12月3日にカルロス・サンタナJ.P.クロフォードとのトレードで、フアン・ニカシオジーン・セグラと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[6]

2019年は開幕を傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで迎えた。4月24日にDFAとなった[7]

ロッキーズ時代

2019年4月26日にハンター・ストーバルとのトレードで、コロラド・ロッキーズへ移籍した[8]。12試合に登板し、3ホールド、防御率1.74、10奪三振。

2020年は6試合に登板した後、9月28日にDFAとなり[9]、9月30日にマイナー契約となった。10月9日にFAとなった[10]

ドジャース傘下時代

2020年12月11日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[11]

投球スタイル

投球フォームは8割以上がロー・スリークォーターで、これにスライダーを交える。速球はフォーシームの握りで投げても沈む軌道になるクセ球(シンカーと分類されることもある)。弱点はリリースポイントがかなり一塁側にあるため、左打者に対して四球が多くなること[12]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2015 NYY 11 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 21 5.0 3 0 3 0 0 3 1 0 0 0 0.00 1.20
2016 7 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 17 3.1 7 2 1 0 0 3 0 0 5 5 13.50 2.40
2017 SEA 59 0 0 0 0 4 5 0 10 .444 240 53.2 51 7 24 0 5 65 4 1 30 23 3.86 1.40
2018 60 0 0 0 0 4 1 0 19 .800 211 50.0 47 4 15 1 5 45 2 0 19 16 2.88 1.24
2019 COL 12 0 0 0 0 0 0 0 3 ---- 39 10.1 7 1 4 1 0 10 0 0 2 2 1.74 1.06
2020 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 29 5.1 10 3 5 0 0 1 0 0 10 10 16.88 2.81
MLB:6年 155 0 0 0 0 9 6 0 32 .600 557 127.2 125 17 52 2 10 127 7 1 66 56 3.95 1.39
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2015 NYY 11 0 1 0 0 1.000
2016 7 0 2 0 1 1.000
2017 SEA 59 4 6 0 1 1.000
2018 60 2 2 0 0 1.000
2019 COL 12 0 4 0 0 1.000
2020 6 2 0 0 1 1.000
MLB 155 8 15 0 3 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

  • 67(2015年 - 2016年)
  • 47(2017年 - 2020年)

脚注

  1. ^ M's Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月1日閲覧
  2. ^ Sewald and Pazos Taken in Second Day of MLB Draft” (英語). usdtoreros.com (2012年6月5日). 2017年6月9日閲覧。
  3. ^ Lou DiPietro (2013年9月12日). “Yankees name the four pitchers going to the Arizona Fall League” (英語). YES Network. 2017年6月9日閲覧。
  4. ^ http://www.nj.com/yankees/index.ssf/2015/08/yankees_september_call-ups_include_rob_refsnyder_a.html
  5. ^ http://www.seattletimes.com/sports/mariners/mariners-acquire-a-pair-of-players-in-a-trade-with-the-rays-on-a-busy-day-of-roster-moves/
  6. ^ Todd Zolecki (2018年12月3日). “Phillies finalize trade with M's for Segura, others” (英語). MLB.com. 2019年2月27日閲覧。
  7. ^ Bill Ladson (2019年4月24日). “Phillies hoping S-Rod provides a spark” (英語). MLB.com. 2019年4月25日閲覧。
  8. ^ Thomas Harding (2019年4月26日). “Rockies acquire lefty reliever Pazos from Phils” (英語). MLB.com. 2019年4月28日閲覧。
  9. ^ Rockies Designate James Pazos For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月28日閲覧。
  10. ^ MLB公式プロフィール参照。2020年11月21日閲覧。
  11. ^ Connor Byrne (2020年12月11日). “Dodgers Agree To Minor League Deals With Morrow, Nelson, Stewart, Pazos” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月24日閲覧。
  12. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、51頁頁。ISBN 978-4-331-52002-4 

関連項目

外部リンク