デブ・ハーランド
デブ・ハーランド Deb Haaland | |
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生年月日 | 1960年12月2日(63歳) |
出生地 | アメリカ合衆国 アリゾナ州ウィンズロー |
出身校 | ニューメキシコ大学 |
所属政党 | 民主党 |
称号 |
文学士 法務博士 |
子女 | 1人 |
公式サイト | Campaign Site |
在任期間 | 2021年3月16日 - 現職 |
大統領 | ジョー・バイデン |
選挙区 | ニューメキシコ州1区 |
在任期間 | 2019年1月3日 - 2021年3月16日 |
在任期間 | 2015年4月25日 - 2017年4月29日 |
州知事 | スサナ・マルティネス |
デブラ・アン・"デブ"・ハーランド(英語:Debra Anne "Deb" Haaland、1960年12月2日 - )は、アメリカ合衆国の政治家、弁護士。現在はジョー・バイデン政権で内務長官を務めている。かつてニューメキシコ州1区選出の連邦下院議員を務めた。2018年11月6日にシャリス・デイビッズと共にネイティブ・アメリカンの女性として初めて連邦議会議員に選出された。ニューメキシコ州民主党の元委員長でもある。
出自と教育
1960年12月2日にアリゾナ州ウィンズローに誕生した[1][2][3]。ラグナ・プエブロ族の一員として登録されている。母のメアリー・トヤ[4]もネイティブ・アメリカンで、海軍で勤務した[5]。父のJ.D.ハーランドはノルウェー系アメリカ人の海兵隊退役軍人で、ベトナム戦争における戦功によりシルバースター勲章を受勲しており、2005年に亡くなった際にはアーリントン墓地に軍葬されている[4]。ハーランドには2人の姉と1人の弟がいる[4]。
1994年にニューメキシコ大学で英語の学士号を取得した[6][7]。2006年には同大学のロースクールでネイティブ・アメリカンの法律を専攻し法務博士を取得[6][7][8]、2013年1月から2015年11月にかけてサン・フェリペ族の部族監督者を務めた[5][6][7]。
政治キャリア
2012年のオバマ大統領再選運動で、ネイティブ・アメリカンの州投票指揮者を務めた[9]。2014年にはニューメキシコ州副知事に立候補した[5]。同選挙では党指名の州知事候補であるゲイリー・キングと共に選挙戦を戦ったが、共和党のスサナ・マルティネスとジョン・サンチェスのコンビに敗れた[9]。
2015年4月にはニューメキシコ州民主党の委員長(任期は2年)に選出された[10][11]。在職中に、ニューメキシコ州民主党は同州下院で与党の座を奪還した[9]。
任期終了後に州知事選挙に立候補したミシェル・グリシャムの後継者として2018年にアメリカ合衆国下院選挙にニューメキシコ州1区から出馬する意向を表明した[9]。2018年6月の民主党指名選挙ではデイモン・マルティネスを破り、指名を獲得した[12]。
2018年11月6日の下院選挙では共和党のジャニス・ジョーンズを破って、ウィネバーゴ族である民主党のシャリス・デイビッズ(カンザス州3区)とともに初めてのネイティブ・アメリカンの女性国会議員となった[13][14][15]。
2020年12月17日にはジョー・バイデン次期大統領が内務長官に起用すると発表した。2021年3月15日に上院で人事案が賛成51、反対40票で可決。リンゼー・グラムなど一部の共和党議員も賛成に回った一方、同党からはハーランドの石油業界に対する考え方に反対する声もあった[16]。3月16日午後に就任宣誓を行い[17]、ハーランドは先住民として初の閣僚となった。これに伴い下院議員は辞職した[18][19]。
ギャラリー
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アメリカ合衆国議会議事堂において「カバノー判事指名反対キャンペーン」の演説をするハーランド(2018年9月4日)
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下院議長に就任したナンシー・ペロシと(2019年1月3日)
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シャリス・デイビッズ下院議員と(2019年5月22日)
私生活
ハーランドには娘が1人おり、独りで子育てしたという[20][9]。趣味はマラソンとごちそう作り[6]。
脚注
- ^ Candidate Conversation - Deb Haaland (D)
- ^ Peters (2015年4月26日). “Haaland elected new state Democratic Party Chair”. Nmpoliticalreport.com. 2018年6月6日閲覧。
- ^ Contreras. “Deb Haaland's House Run Could Make Native American History”. Time. 2018年6月8日閲覧。
- ^ a b c “Obituaries: Haaland”. Albuquerque Journal (2005年3月4日). 2018年6月22日閲覧。
- ^ a b c “Debra Haaland Could Make History as Lt. Gov. of NM – IndianCountryToday.com”. Newsmaven.io (2012年11月28日). 2018年6月6日閲覧。
- ^ a b c d “Deb Haaland's Biography”. Vote Smart. 2018年6月22日閲覧。
- ^ a b c “Debra Haaland”. LinkedIn (2018年). 2018年6月22日閲覧。
- ^ Oxford, Andrew (2017年5月2日). “Haaland, former Dem Party state chairwoman, running for Congress”. The Santa Fe New Mexican 2018年6月6日閲覧。
- ^ a b c d e “Former state Democratic Party chairwoman Haaland plans run for Congress”. Albuquerque Journal. 2018年6月8日閲覧。
- ^ Terrell (2015年4月25日). “State Democrats elect first American Indian to lead party”. The Santa Fe New Mexican. 2018年6月6日閲覧。
- ^ “Democrats elect Haaland state party chairwoman”. Albuquerque Journal. 2018年6月8日閲覧。
- ^ “Past Democratic Party chair Haaland wins nomination”. Albuquerque Journal. 2018年6月6日閲覧。
- ^ Democrats in Kansas, New Mexico Become First Native American Women Elected to Congress, Time Magazine, November 7, 2018. Katie Reilly. Retrieved January 3, 2019.
- ^ The U.S. Could Be Getting Its First Native American Congresswoman in November, Fortune, McKenna Moore, 7 June 2018. Retrieved August 13, 2018.
- ^ Romero (2018年6月6日). “New Mexico Could Elect First Native American Woman to Congress”. The New York Times. 2018年6月25日閲覧。
- ^ “米上院、ハーランド内務長官を承認 初の先住民系閣僚”. ロイター. (2021年3月16日) 2021年3月16日閲覧。
- ^ “Haaland takes oath of office as Interior Secretary”. KHQ-TV. (2021年3月17日) 2021年3月17日閲覧。
- ^ “バイデン氏、内務長官にハーランド議員起用へ=関係筋”. ロイター. (2020年12月18日) 2020年12月18日閲覧。
- ^ “米内務長官に初の先住民 女性下院議員ハーランド氏”. 共同通信社. (2020年12月18日) 2020年12月18日閲覧。
- ^ “NM Democratic Chair Haaland Statement On Marriage Equality”. KRWG (2015年6月26日). 2018年6月8日閲覧。
関連項目
- ネイティブ・アメリカンのアメリカ合衆国連邦議会議員一覧
外部リンク
- Secretary Deb Haaland (@secdebhaaland) - X(旧Twitter)
- プロフィール - Vote Smart(英語)
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