ピロストラトス (曖昧さ回避)
ピロストラトスまたはフィロストラトス(ラテン語・英語: Philostratus ; 古代ギリシア語: Φιλόστρατος, Philostratos)は、ローマ帝国支配下のギリシャのソフィスト一族。全員レムノス島出身。2が最も著名[1]。
- ベロス・ピロストラトス[1] - 2の父親。ルキアノスに帰される『ネロ』の実際の著者と推定される(『スーダ』の記述による)[2]。
- アテナイのピロストラトス(フラウィウス・ピロストラトゥス) - 最も著名[1]。多くの著作が伝わる。
- レムノスのピロストラトス(大ピロストラトス) - 2の甥かつ義理の息子。『エイコネス』第1部の著者。
- 小ピロストラトス - 2の孫。『エイコネス』第2部の著者。
脚注
- ^ a b c ピロストラトス、エウナピオス 著 / 戸塚七郎、金子佳司 訳『哲学者・ソフィスト列伝』京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2001年。ISBN 978-4876981311。 (戸塚七郎 解説)pp.383ff
- ^ ルキアノス著、内田次信・西井奨訳『ルキアノス全集8 遊女たちの対話』京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2021年、250頁(『ネロ』訳者解説)