ファルコネリゾウ

ファルコネリゾウ
地質時代
新生代第四紀更新世
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 長鼻目 Proboscidea
: ゾウ科 Elephantidae
: パレオロクソドン属 Palaeoloxodon
: ファルコネリゾウ P. falconeri
学名
Palaeoloxodon falconeri

ファルコネリゾウ学名 : Palaeoloxodon falconeri)は、更新世中期に生息した小型のゾウのなかまである。

年代

ファルコネリゾウは、80万年前に生息したパレオロクソドン属の1種から進化したとされている[1]。本種の最古の化石シチリア島から産出した50万年前のものであり、60万年前ごろに定住したとされている。

形態

島嶼矮化による進化を遂げており、2015年の研究では肩までの高さが大人のオスでも96.5cm、メスでも80cmと大陸のものと比べると圧倒的に小さかった[2]。2019年の研究では体重がオス250kg、メス150.5kgと推測される[3]。また、頭蓋骨は他のパレオロクソドン属に見られる前頭頭頂隆起がなく、幼形成熟の特徴がある。P. antiquusと比較すると、頭蓋骨に対する脳の割合が大きく、胴体は比例して幅広で長い特徴を持つ。

前脚が後ろ足よりも短く、隆起した胴体も特徴。4本の脚は支える体重が少ないためか長く、趾行性の側面が強かったという[4]

脚注