フェン・チャン
Feng Zhang 張鋒 | |
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生誕 |
1982年10月22日(42歳) 中国 石家荘市 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 神経科学、生命工学 |
研究機関 | マサチューセッツ工科大学 |
出身校 |
ハーバード大学 スタンフォード大学 |
指導教員 | カール・ダイセロス |
主な業績 |
光遺伝学 CRISPR |
主な受賞歴 | ガードナー国際賞(2016) |
プロジェクト:人物伝 |
張鋒 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 張鋒 |
簡体字: | 张锋 |
拼音: | Zhāng Fēng |
和名表記: | ちょう ほう |
英語名: | Feng Zhang |
フェン・チャン(Feng Zhang、中国語名 張鋒(Zhāng Fēng)、1981年10月22日 - )は中華人民共和国出身の生物学者。マサチューセッツ工科大学教授。真核生物におけるCRISPR/Casシステムを開発し[1]、哺乳類への応用を切り開いた[2]。
来歴
河北省石家荘市出身。1993年にアイオワ州デモインに移住し、2004年にハーバード大学を卒業後、2009年にスタンフォード大学大学院で化学の博士号を取得。カール・ダイセロスの下で光遺伝学の研究に従事した。その後、ハーバード大学医学大学院でポスドクとなった。
2018年に中国で初のヒトゲノム編集が行われたことに対して危惧を表明し、エリック・ランダーらと共同で、「ヒト生殖細胞系列ゲノム編集に関するすべての臨床応用、すなわち遺伝可能なDNAを組み替えて遺伝子操作された子供を生み出すことを世界的に一時停止し、各国が独自の決定権を保持しながら、一定条件が満たされない限り、ヒト生殖細胞系列ゲノム編集の臨床応用を承認しないことを自主的に約束する国際的な枠組みを求める声明」を発表した[3]。
受賞歴
- 2014年 ガベイ賞
- 2014年 アラン・T・ウォーターマン賞
- 2016年 ガードナー国際賞
- 2016年 唐奨
- 2016年 トムソン・ロイター引用栄誉賞
- 2016年 ジョン・スコット賞
- 2017年 オールバニ・メディカルセンター賞
- 2018年 慶應医学賞
- 2018年 ハーヴェイ賞
- 2021年 リチャード・ラウンズベリー賞
- 2025年 アメリカ国家技術賞
脚注
- ^ “遺伝子技術「CRISPR-Cas9」の特許バトルに裁定、の意味”. ギズモード (2017年3月2日). 2019年11月15日閲覧。
- ^ “米研究所科学者、ゲノム編集批判”. 共同通信 (2018年12月18日). 2019年11月15日閲覧。
- ^ Adopt a moratorium on heritable genome editingNature
参照
- Feng Zhang 慶応義塾大学