ブライアン・シュナイダー

ブライアン・シュナイダー
*Brian Schneider*
	フィラデルフィア・フィリーズでの現役時代; (2012年6月9日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	フロリダ州デュバル郡ジャクソンビル
生年月日	1976年11月26日（47歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 210 lb ＝約95.3 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	捕手
プロ入り	1995年 MLBドラフト5巡目
初出場	2000年5月26日
最終出場	2012年8月23日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴ノーサンプトン・エリア高等学校（英語版）; モントリオール・エクスポズ; ワシントン・ナショナルズ (2000 - 2007); ニューヨーク・メッツ (2008 - 2009); フィラデルフィア・フィリーズ (2010 - 2012); コーチ歴マイアミ・マーリンズ (2016 - 2019); ニューヨーク・メッツ (2021 - 2022);
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
WBC	2006年
	この表について

ブライアン・ダンカン・シュナイダー（Brian Duncan Schneider, 1976年 11月26日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州デュバル郡ジャクソンビル出身の元プロ野球選手（捕手）、野球指導者。右投左打。

経歴

プロ入りとエクスポズ〜ナショナルズ時代

1995年のMLBドラフト5巡目（全体143位）でモントリオール･エクスポズから指名され、プロ入り。

2000年に正捕手のクリス・ウィジャー（英語版）が故障者リスト入りしたためメジャー昇格し、5月26日にメジャー初出場した。ウィジャー放出後はマイケル・バレットが捕手に再転向してレギュラーだったため、2002年までは控えとして過ごしていた。

2003年は、バレットが故障したため（オフにシカゴ・カブスへ放出）、正捕手の座を奪取した。それ以降はエクスポズ及びナショナルズの正捕手として活躍した。

2006年はWBCのアメリカ合衆国代表に選出され、オフの日米野球でMLB選抜として来日した。

メッツ時代

2007年オフにラスティングス・ミレッジとのトレードで、ライアン・チャーチと共にニューヨーク・メッツへ移籍した。同年オフに入れ替わるように移籍したポール・ロデューカに代わる正捕手として期待された。

2009年は故障のため59試合出場に留まった。オフにFAとなった。

フィリーズ時代

2009年12月1日、フィラデルフィア・フィリーズと1年契約を結んだ。　

2013年1月29日に現役引退を表明した。

引退後

2015年12月5日、2016年シーズンのマイアミ・マーリンズのコーチングスタッフが発表され、捕手コーチに就任することになった^[1]。2019年まで同職を務めた^[2]。

2020年からはメッツ傘下のAAA級シラキュース・メッツで監督を務める予定だった^[3]が、新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、実際に指揮を執ることは無かった。

2021年シーズンからはメッツの捕手コーチ兼フィールドコーディネイターに就任した^[4]。2022年シーズン終了後に退団.^[5]。

選手としての特徴

守備面での評価が高く、盗塁阻止率は2003年.467、2004年.478、2005年.377であった。また2003年には、モントリオール・エクスポズの投手陣がシュナイダーのリードによってメジャー最多のQS89を記録している。2004年には捕手防御率が3.86という数値で、これはその年に控え捕手だったアイナー・ディアス（英語版）の5.89を大きく凌いでいた。同年の失策も、メジャーの捕手の中で最少の2失策だった。捕手以外に、一塁手、左翼手での出場経験がある。

攻撃面では打率はそれほど高くなく、長打力も平均をやや下回る。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2000	MON WSH	45	123	115	6	27	6	0	0	33	11	0	1	0	1	7	2	0	24	1	.235	.276	.287	.563
2001		27	48	41	4	13	3	0	1	19	6	0	0	0	1	6	1	0	3	0	.317	.396	.463	.859
2002		73	232	207	21	57	19	2	5	95	29	1	2	2	2	21	8	0	41	7	.275	.339	.459	.798
2003		108	377	335	34	77	26	1	9	132	46	0	2	1	2	37	8	2	75	12	.230	.309	.394	.703
2004		135	488	436	40	112	20	3	12	174	49	0	1	5	2	42	10	3	63	8	.257	.325	.399	.724
2005		116	408	369	38	99	20	1	10	151	44	1	0	2	2	29	7	6	48	10	.268	.330	.409	.739
2006		124	455	410	30	105	18	0	4	135	55	2	2	2	3	38	10	2	67	14	.256	.320	.329	.649
2007		129	477	408	33	96	21	1	6	137	54	0	0	4	7	56	7	2	56	15	.235	.326	.336	.662
2008	NYM	110	384	335	30	86	10	0	9	123	38	0	0	4	2	42	9	1	53	11	.257	.339	.367	.706
2009	NYM	59	194	170	11	37	11	0	3	57	24	0	0	2	3	18	1	1	21	5	.218	.292	.335	.627
2010	PHI	47	147	125	17	30	4	1	4	48	15	0	0	2	0	19	2	1	25	3	.240	.345	.384	.729
2011		41	139	125	11	22	4	0	2	32	9	0	0	1	1	11	1	1	35	3	.176	.246	.256	.502
2012		34	98	89	9	20	5	0	2	31	7	0	0	1	0	5	0	3	15	4	.225	.289	.348	.637
MLB：13年		1048	3570	3165	284	781	167	9	67	1167	387	4	8	26	26	331	66	22	526	93	.247	.320	.369	.689

MON（モントリオール・エクスポズ）は、2005年にWSH（ワシントン・ナショナルズ）に球団名を変更

背番号

39（2000年 - 2003年）
23（2004年 - 2012年、2016年 - 2019年）
22（2021年 - 2022年）

脚注

^ David Marcillo (2015年12月5日). “HEADLINES Miami Marlins Announce 2016 Coaching Staff” (英語). Baseball Essential. 2016年1月20日閲覧。
^ Joe Frisaro (2019年10月10日). “González not returning as Marlins coach” (英語). MLB.com. 2019年11月3日閲覧。
^ “Syracuse Mets Announce Brian Schneider as Manager for 2020 Season” (英語). MiLB.com (2020年1月3日). 2021年6月1日閲覧。
^ Anthony DiComo (2021年1月5日). “Mets finalize coaching staff under Rojas” (英語). MLB.com. 2021年6月1日閲覧。
^ Mike Puma (2022年10月18日). “Mets move on from Tim Teufel in minor league system shakeu”. New York Post. 2024年1月7日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

[1] David Marcillo (2015年12月5日). “HEADLINES Miami Marlins Announce 2016 Coaching Staff” (英語). Baseball Essential. 2016年1月20日閲覧。

[2] Joe Frisaro (2019年10月10日). “González not returning as Marlins coach” (英語). MLB.com. 2019年11月3日閲覧。

[3] “Syracuse Mets Announce Brian Schneider as Manager for 2020 Season” (英語). MiLB.com (2020年1月3日). 2021年6月1日閲覧。

[4] Anthony DiComo (2021年1月5日). “Mets finalize coaching staff under Rojas” (英語). MLB.com. 2021年6月1日閲覧。

[5] Mike Puma (2022年10月18日). “Mets move on from Tim Teufel in minor league system shakeu”. New York Post. 2024年1月7日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

表話編歴野球アメリカ合衆国代表 - 2006 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	31 バック・マルティネス
コーチ	レジー・スミス（打撃）マーセル・ラッチマン（投手）ケン・グリフィー・シニア（一塁）ジョン・マクラーレン（三塁）
投手	19 アル・ライター 20 ヒューストン・ストリート 22 ロジャー・クレメンス 32 チャド・コルデロ 35 ドントレル・ウィリス 36 ジョー・ネイサン 38 ゲイリー・マジュースキー 39 ダン・ウィーラー 40 ブライアン・フエンテス 45 ジェイク・ピービー 50 マイク・ティムリン 54 ブラッド・リッジ 59 トッド・ジョーンズ 61 スコット・シールズ
捕手	8 マイケル・バレット 24 ブライアン・シュナイダー 33 ジェイソン・バリテック
内野手	1 マイケル・ヤング 2 デレク・ジーター 10 チッパー・ジョーンズ 13 アレックス・ロドリゲス 23 マーク・テシェイラ 25 デレク・リー 26 チェイス・アトリー
外野手	3 ケン・グリフィー・ジュニア 5 マット・ホリデイ 6 バーノン・ウェルズ 7 ジェフ・フランコーア 18 ジョニー・デイモン 21 ランディ・ウィン