プロパルギルアルコール
プロパルギルアルコール | |
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IUPAC名 | 2-プロピン-1-オール |
分子式 | C3H4O |
分子量 | 56.06 |
CAS登録番号 | 107-19-7 |
形状 | 無色透明の液体 |
密度と相 | 0.9715 g/cm3, 液体 |
融点 | -48~-52 °C |
沸点 | 114~115 °C |
SMILES | C#CCO |
プロパルギルアルコール (propargylalcohol) とは、アルキンを含む最も単純なアルコールである。IUPAC名は2-プロピン-1-オール (2-propyn-1-ol)。
性質
プロパルギルアルコールは無色透明で粘性のある液体で、水と極性のある有機溶媒に溶けるが炭化水素溶媒には溶けない。ゼラニウムの芳香がある。プロパルギルアルコールは加熱または塩基の作用で重合する。空気中で加熱すると重合反応が起こり黒変してしまうため、常圧蒸留は不活性気体中で行われる。
用途
腐食防止剤、金属錯体の溶媒、溶媒の安定剤、電気メッキの添加物として使われる。また有機合成化学において中間体として使われる。
参考文献
- Merck Index, 11th Edition, 7819.