マクシム・タラソフ
マクシム・タラソフ (ロシア語: Максим Владимирович Тарасов[1]、1970年12月2日 - )は、ロシアの元陸上競技選手である。1992年バルセロナオリンピック男子棒高跳の金メダリストである。
経歴
タラソフはジュニア時代から活躍しており、1988年の世界ジュニア選手権で2位、翌年には世界ジュニア記録の5.80mをマークし、初参加の世界選手権では銅メダルを獲得。翌年の1992年バルセロナオリンピックでは、世界記録保持者のセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)が決勝記録なしとなる波乱の中、落ち着いて跳躍を重ね、優勝を果たした。
1993年、前年の勢いそのまま世界選手権での優勝を狙ったが、3位に終わる。更に、1995年、1997年は2大会連続2位となり、世界選手権6連覇を達成したブブカの引き立て役に甘んじた。しかし、これで発奮したのか翌年からは絶好調で、ヨーロッパ選手権、GPファイナル、ワールドカップと連戦連勝。1999年には2月に室内で6.00mを記録すると、6月には屋外で自己記録を6.05mまで伸ばした。そして世界選手権ではブブカの記録を1cm上回る6.02mの大会新記録(当時)で初優勝を果たした。
主な実績
記録
- 棒高跳(屋外) ‐ 6.05m (1999年6月16日、世界歴代2位)
- 棒高跳(室内) ‐ 6.00m (1999年2月5日、世界歴代6位タイ)
脚注
- ^ ロシア語ラテン翻字: Maksim Vladimirovich Tarasov
外部リンク