マニラ首都圏地下鉄

マニラ首都圏地下鉄
基本情報
通称 メガ・マニラ地下鉄
現況 建設中
フィリピンの旗 フィリピン
所在地 マニラ首都圏
種類 地下鉄
路線網 マニラ・メトロレール・トランジット・システム
起点 イースト・ヴァレンズエラ駅(仮称)
終点 ビクタン駅
アジアワールド駅
駅数 15駅
路線番号 9
開業 2025年(一部)、2027年(全面)
所有者 フィリピン運輸省(DOTr)
運営者 フィリピン運輸省(DOTr)
路線構造 地下
路線諸元
路線距離 36 km
軌間 1,435 mm(標準軌
線路数 複線
電化方式 直流750V(第三軌条方式
最高速度 80 km/h
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マニラ首都圏地下鉄(マニラしゅとけんちかてつ、英語: Metro Manila Subway、通称: MMS)は、フィリピンマニラ首都圏で建設中のマニラ・メトロレール・トランジット・システム(マニラMRT)の路線である。

路線は計15駅で、完成後は全長36kmとなる予定。ヴァレンズエラのイースト・ヴァレンズエラ駅からパラニャーケのビクタン駅まで、支線としてニノイ・アキノ国際空港を通りアジアワールド駅までを結ぶ。

フィリピンにおいて「世紀のプロジェクト」と呼ばれている。起工式は2019年2月27日に行われ[1]、翌12月に着工された。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により工事は遅延し、2025年に部分開業、2027年に全面開業する予定である[2]。 事業費は3556億ペソ(2017年ドル換算で70億米ドル)[3][4]。費用の多くは国際協力機構(JICA)による融資で賄われている[5][6]

他の公共交通機関と接続するように設計されており、現在建設中のノース・トライアングル・コモン駅では、LRT1号線MRT3号線MRT7号線(建設中)に乗り換え可能である。このほか、既存のLRT2号線PNRメトロコミューター線や、現在計画中のマカティ市営地下鉄、MRT4号線、MRT8号線にも乗り換え可能である。

駅一覧

駅名 駅間キロ
(km)
累計キロ
(km)
接続路線・備考 所在地
イースト・ヴァレンズエラ駅 East Valenzuela - 0.0   ヴァレンズエラ
キリノ・ハイウェイ駅 Quirino Highway - -   ケソン市
タンダン・ソラ駅 Tandang Sora - -  
ノース・アベニュー駅 North Avenue - 3.9 LRT 1  LRT1号線
MRT 3  MRT3号線 7  MRT7号線
ケソン・アベニュー駅 Quezon Avenue 1.3 5.2 MRT: 3  MRT3号線(ケソン・アベニュー駅
イースト・アベニュー駅 East Avenue 1.7 6.9  
アノナス駅 Anonas 2.1 9.0 LRT: 2  LRT2号線アノナス駅
キャンプ・アギナルド駅 Camp Aguinaldo 1.6 10.7  
オルティガス駅 Ortigas - 13.7   パシッグ
ショウ駅 Shaw 3.1 15.0  
カラヤアン駅 Kalayaan 2.1 17.1   マカティ
ボニファシオ・グローバルシティ駅 Bonifacio Global City 1.1 18.2   タギッグ
ロートン駅 Lawton 2.2 20.4  
上院-DepEd駅 Senate-DepEd 1.7 22.1  
FTI駅 FTI 4.0 26.1 PNR:首都圏通勤線
ビクタン駅 Bicutan 4.0 27.8 PNR:首都圏通勤線 パラニャーケ
NAIA支線
NAIAターミナル3駅 NAIA Terminal 3 - - ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナル パサイ
  • 全線が地下区間

脚注

注釈

出典

  1. ^ Manabat, Jacque (2019年2月27日). “Metro Manila Subway breaks ground”. ABS-CBN News. オリジナルの2021年11月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211123041406/https://news.abs-cbn.com/business/02/27/19/metro-manila-subway-breaks-ground 2022年6月20日閲覧。 
  2. ^ Mercurio, Richmond (2022年6月20日). “Metro Manila subway partial opening moved to 2025 – DOTr”. The Philippine Star. オリジナルの2022年4月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220419072030/https://www.philstar.com/nation/2022/04/19/2175154/metro-manila-subway-partial-opening-moved-2025-dotr 2022年4月19日閲覧。 
  3. ^ Abadilla, Emmie V. (2019年2月26日). “36-km P355.6-B Metro subway launched” (英語). Manila Bulletin. https://mb.com.ph/2019/02/26/36-km-p355-6-b-metro-subway-launched/ 2022年6月20日閲覧。 
  4. ^ “Japan set to fund Metro Manila subway, 2 other rail projects”. オリジナルの2019年10月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191030184900/https://ppp.gov.ph/?in_the_news=japan-set-to-fund-metro-manila-subway-2-other-rail-projects 2022年6月20日閲覧。 
  5. ^ “Metro Manila Subway: PH, Japan sign loan deal”. ABS-CBN News. (2018年3月16日). オリジナルの2018年3月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180324101922/http://news.abs-cbn.com/business/03/16/18/metro-manila-subway-ph-japan-sign-loan-deal 2022年6月20日閲覧。 
  6. ^ Rocamora, Joyce Ann L. (2022年2月10日). “Japan, PH sign Y253-B loan deal for Metro Manila Subway”. Philippine News Agency. オリジナルの2022年2月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220210123122/https://www.pna.gov.ph/articles/1167542 2022年6月20日閲覧。 

関連項目

外部リンク