マーク・カナ

マーク・カナ
*Mark Canha*
デトロイト・タイガース #21
	ニューヨーク・メッツ時代; （2023年3月25日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州サンノゼ
生年月日	1989年2月15日（35歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 209 lb ＝約94.8 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	一塁手、三塁手、外野手
プロ入り	2010年 MLBドラフト7巡目
初出場	2015年4月8日
年俸	$11,166,666（2023年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ベラーマイン・プレップ高等学校（英語版）; カリフォルニア大学バークレー校; オークランド・アスレチックス (2015 - 2021); ニューヨーク・メッツ (2022 - 2023); ミルウォーキー・ブルワーズ (2023); デトロイト・タイガース (2024 - );
	派遣歴
	アギラス・シバエーニャス (2014);
	この表について

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

マーク・カンハ
マーク・キャナ
マーク・カーニャ

マーク・デビッド・カナ（Mark David Canha[ˈkænə]^[2], 1989年 2月15日^[3] - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ出身のプロ野球選手（一塁手、外野手）。右投右打。MLBのデトロイト・タイガース所属。

日本のメディアでは、マーク・カンハ^[4]、マーク・キャナ、 マーク・キャンハなどと表記される場合もある。

経歴

プロ入り前

ベラーマイン・プレップ高等学校（英語版）時代はエリック・ゴーデルとチームメイトだった。高校卒業後はカリフォルニア大学バークレー校へ進学した^[5]。

プロ入りとマーリンズ傘下時代

2010年のMLBドラフト7巡目（全体227位）でフロリダ・マーリンズから指名され^[5]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプロデビュー。A-級ジェームズタウン・ジャマーズ（英語版）でもプレーし、2球団合計で20試合に出場して打率.243、4本塁打、10打点を記録した^[3]^[5]。

2011年は、A級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーし、107試合に出場して打率.276、25本塁打、85打点を記録した^[3]^[5]。

2012年は、A+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、114試合に出場して打率.293、6本塁打、68打点を記録した^[3]^[5]。

2013年は、AA級ジャクソンビル・サンズでプレーし、128試合に出場して打率.273、13本塁打、58打点を記録した^[3]^[5]。

2014年は、AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、127試合に出場して打率.303、20本塁打、82打点を記録した^[3]^[5]。オフには、ドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナのアギラス・シバエーニャスでプレーした。ここでは、17試合に出場して打率.100、1本塁打、7打点を記録した^[5]。

アスレチックス時代

2014年12月12日のルール・ファイブ・ドラフトでコロラド・ロッキーズに指名されて移籍した^[6]^[7]が、オークランド・アスレチックスのビリー・ビーン GMが以前から獲得を視野に入れており同日にオースティン・ハウス+金銭とのトレードで、アスレチックスへ移籍した^[6]^[8]。獲得に至った経緯としては、オフにジョシュ・ドナルドソン、ブランドン・モスをトレードで放出して長打力不足だったチーム事情^[9]、データを重んじるアスレチックスにおいて長打力と確かな選球眼があること^[6]などが報じられた。

2015年は、自身初めて開幕ロースターに登録された^[10]^[11]。4月8日のテキサス・レンジャーズ戦に「5番・一塁手」で先発出場してメジャーデビューを果たした^[6]。この試合では、初安打を三塁打で記録するなど3安打、4打点を記録した^[12]^[13]^[6]。4月10日のシアトル・マリナーズ戦で、メジャー初本塁打を記録した^[14]^[6]。この年は主に一塁と左翼手を守り、124試合でプレーした。打撃では、打率.254、16本塁打、70打点という成績を記録した。

2016年は、5月に臀部を痛めて離脱して、手術を受けたため^[15]、16試合の出場に留まった。

2017年は57試合に出場して打率.208、5本塁打、14打点、2盗塁を記録した。

2018年は122試合に出場して打率.249、17本塁打、52打点を記録した。

2019年は126試合に出場して打率.273、26本塁打、58打点、3盗塁を記録した。

2020年は59試合に出場して打率.246、5本塁打、33打点、4盗塁を記録した。

2021年は141試合に出場して打率.231、17本塁打、61打点、12盗塁を記録した。オフの11月3日にFAとなった。

メッツ時代

2021年11月30日にニューヨーク・メッツと2年総額2650万ドルの契約を結んだ^[16]。

ブルワーズ時代

2023年7月31日にジャスティン・ジャービス（英語版）とのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した^[17]。

タイガース時代

2023年11月4日にブレイク・ホルブとのトレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した^[18]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2015	OAK	124	485	441	61	112	22	3	16	188	70	7	2	0	3	33	0	8	96	9	.254	.315	.426	.742
2016		16	44	41	4	5	0	0	3	14	6	0	1	1	1	0	0	1	20	1	.122	.140	.341	.481
2017		57	187	173	16	36	13	1	5	66	14	2	0	0	1	7	0	6	56	5	.208	.262	.382	.644
2018		122	411	365	60	91	22	0	17	164	52	1	2	0	2	34	3	10	88	11	.249	.328	.449	.778
2019		126	497	410	80	112	16	3	26	212	58	3	2	0	2	67	1	18	107	10	.273	.396	.517	.913
2020		59	243	191	32	47	12	2	5	78	33	4	0	0	5	37	1	10	54	2	.246	.387	.408	.795
2021		141	625	519	93	120	22	4	17	201	61	12	2	0	2	77	0	27	128	9	.231	.358	.387	.746
2022	NYM	140	542	462	71	123	24	0	13	186	61	3	1	0	4	48	1	28	97	3	.266	.367	.403	.770
2023	NYM	89	303	257	28	63	15	1	6	98	29	7	0	0	5	32	0	9	52	8	.245	.343	.381	.725
2023	MIL	50	204	178	23	51	10	0	5	76	33	4	1	0	1	17	1	8	27	3	.287	.373	.427	.800
'23計	MIL	139	507	435	51	114	25	1	11	174	62	11	1	0	6	49	1	17	79	11	.262	.355	.400	.755
MLB：9年		924	3541	3037	468	760	156	14	113	1283	417	43	11	1	26	352	7	125	725	61	.250	.349	.422	.772

2023年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	一塁（1B）						三塁（3B）						左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2015	OAK	75	491	47	4	58	.993	1	0	2	0	0	1.000	58	107	0	2	0	.982	-						3	0	0	0	0	----
2016		5	31	7	1	3	.974	3	3	1	0	1	1.000	3	3	0	0	0	1.000	-						3	3	0	0	0	1.000
2017		3	6	2	0	0	1.000	-						20	29	0	1	0	.967	19	33	0	1	0	.971	22	39	1	3	0	.930
2018		15	59	2	0	2	1.000	-						51	67	0	0	0	1.000	62	118	1	0	0	1.000	10	160	0	0	0	1.000
2019		15	81	4	0	6	1.000	-						10	23	0	0	0	1.000	56	116	1	1	0	.992	27	60	0	1	0	.984
2020		3	5	0	0	0	1.000	-						15	27	1	1	0	.966	9	21	0	0	0	1.000	17	36	0	0	0	1.000
2021		2	2	0	0	0	1.000	-						106	137	1	3	0	.979	23	54	2	0	0	1.000	27	52	0	0	0	1.000
2022	NYM	1	1	0	0	0	1.000	1	0	1	0	0	1.000	123	169	2	0	1	1.000	11	17	0	0	0	1.000	6	8	1	0	0	1.000
2023	NYM	13	77	12	1	7	.989	4	0	1	0	0	1.000	51	85	3	0	0	1.000	-						13	18	0	0	0	1.000
2023	MIL	5	31	1	0	5	1.000	-						17	14	0	1	0	.933	-						13	18	0	0	0	1.000
'23計	MIL	18	108	13	1	12	.992	4	0	1	0	0	1.000	68	99	3	1	0	.990	-						26	36	0	0	0	1.000
MLB		137	784	75	6	81	.993	9	3	5	0	1	1.000	454	661	7	8	1	.988	180	359	4	2	0	.995	141	250	2	4	0	.984

2023年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

背番号

20（2015年 - 2021年）
19（2022年 - 2023年途中）
21（2023年途中 - ）

脚注

^ “Mark Canha Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年6月2日閲覧。
^ Mark Canha | 2020 Highlights Oakland Athletics
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “Mark Canha stats” (英語). MiLB.com. 2015年5月19日閲覧。
^ マーク・カンハ MLB スポーツナビ 2015年5月19日閲覧
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h “Baseball Reference (Minors)” (英語). 2015年11月3日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 『マネーボール』の奇跡、再び？　ビリー・ビーンGMが獲得した”意中の恋人”ブレイクの予感ベースボールチャンネル (2015年4月16日) 2015年5月19日閲覧
^ “Marlins add reliever, lose slugger Canha in Rule 5 Draft” (英語). MLB.com (2014年12月12日). 2015年5月19日閲覧。
^ "A's acquire Mark Canha from Colorado for Austin House and cash". MLB.com (Press release) (英語). 12 December 2014. 2015年5月19日閲覧。
^ “A’s hoping for power from rookie Canha” (英語). SFGATE (2015年4月1日). 2015年5月19日閲覧。
^ “A's set Opening Day roster; Burns, Ladendorf make club” (英語). MLB.com (2015年4月5日). 2015年5月19日閲覧。
^ “Athletics first baseman Mark Canha earns roster spot” (英語). Fantasy News (2015年4月4日). 2015年5月19日閲覧。
^ “A's Canha, Ladendorf break into bigs with style” (英語). MLB.com (2015年4月9日). 2015年5月19日閲覧。
^ “A’s Mark Canha enjoys a smashing major-league debut” (英語). Sacbee.com (2015年4月9日). 2015年5月19日閲覧。
^ “Canha, A's retooled lineup showing promise early” (英語). MLB.com (2015年4月11日). 2015年5月19日閲覧。
^ Steve Adams (2016年5月17日). “Mark Canha To Undergo Season-Ending Hip Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年11月20日閲覧。
^ “Mets make deals with Marte, Canha official” (英語). MLB.com. 2021年12月1日閲覧。
^ “Press release: Brewers acquire outfielder/first baseman Mark Canha”. www.mlb.com. 2023年8月1日閲覧。
^ “Tigers Acquire Mark Canha From Brewers”. www.mlbtraderumors.com. 2023年11月5日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Mark Canha stast MiLB.com （英語）
Mark Canha (@outtadapakmark) - X（旧Twitter）
Mark Canha (@bigleaguefoodie) - Instagram

[1] “Mark Canha Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年6月2日閲覧。

[2] Mark Canha | 2020 Highlights Oakland Athletics

[MiLB-3] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “Mark Canha stats” (英語). MiLB.com. 2015年5月19日閲覧。

[4] マーク・カンハ MLB スポーツナビ 2015年5月19日閲覧

[Baseball-Reference_(Minors)-5] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h “Baseball Reference (Minors)” (英語). 2015年11月3日閲覧。

[アスレチックス移籍-6] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 『マネーボール』の奇跡、再び？　ビリー・ビーンGMが獲得した”意中の恋人”ブレイクの予感ベースボールチャンネル (2015年4月16日) 2015年5月19日閲覧

[7] “Marlins add reliever, lose slugger Canha in Rule 5 Draft” (英語). MLB.com (2014年12月12日). 2015年5月19日閲覧。

[8] "A's acquire Mark Canha from Colorado for Austin House and cash". MLB.com (Press release) (英語). 12 December 2014. 2015年5月19日閲覧。

[9] “A’s hoping for power from rookie Canha” (英語). SFGATE (2015年4月1日). 2015年5月19日閲覧。

[10] “A's set Opening Day roster; Burns, Ladendorf make club” (英語). MLB.com (2015年4月5日). 2015年5月19日閲覧。

[11] “Athletics first baseman Mark Canha earns roster spot” (英語). Fantasy News (2015年4月4日). 2015年5月19日閲覧。

[12] “A's Canha, Ladendorf break into bigs with style” (英語). MLB.com (2015年4月9日). 2015年5月19日閲覧。

[13] “A’s Mark Canha enjoys a smashing major-league debut” (英語). Sacbee.com (2015年4月9日). 2015年5月19日閲覧。

[14] “Canha, A's retooled lineup showing promise early” (英語). MLB.com (2015年4月11日). 2015年5月19日閲覧。

[15] Steve Adams (2016年5月17日). “Mark Canha To Undergo Season-Ending Hip Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年11月20日閲覧。

[16] “Mets make deals with Marte, Canha official” (英語). MLB.com. 2021年12月1日閲覧。

[17] “Press release: Brewers acquire outfielder/first baseman Mark Canha”. www.mlb.com. 2023年8月1日閲覧。

[18] “Tigers Acquire Mark Canha From Brewers”. www.mlbtraderumors.com. 2023年11月5日閲覧。

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表話編歴デトロイト・タイガースロースター
投手	4 ボー・ブリスキー 17 アンドリュー・チェイフィン 53 メイソン・イングラート（英語版） 49 アレックス・ファエド 9 ジャック・フラハーティ 59 ウィルマー・フローレス 68 ジェイソン・フォーリー 66 ソーヤー・ギプソン＝ロング（英語版）（故障者リスト） 87 タイラー・ホルトン 55 アレックス・ラング -- イーストン・ルーカス（英語版） 18 前田健太（故障者リスト） 25 マット・マニング 7 シェルビー・ミラー（故障者リスト） 12 ケイシー・マイズ 54 ケイダー・モンテロ（英語版） 45 リース・オルソン 29 タリック・スクーバル 19 ウィル・ベスト 43 ジョーイ・ウェンツ 52 ブレンダン・ホワイト（英語版）
捕手	38 ディロン・ディングラー 15 カーソン・ケリー 34 ジェイク・ロジャース
内野手	28 ハビアー・バエズ 77 アンディ・イバニェス 33 コルト・キース 40 バディ・ケネディ（英語版） 32 ライアン・クレイドラー（英語版） 51 エディース・レナード（英語版） 20 スペンサー・トーケルソン 13 ジオ・ウルシェラ 8 マット・ビアリング
外野手	60 アキル・バドゥー 21 マーク・カナ 30 ケリー・カーペンター 31 ライリー・グリーン 39 ザック・マッキンストリー 22 パーカー・メドウズ 46 ウェンシール・ペレス（英語版） 50 ライアン・ビラーデ
監督・コーチ	14 A.J.ヒンチ（監督） 26 ジョージ・ロンバード（英語版）（ベンチコーチ） 37 キース・ボーリガード（英語版）（打撃コーチ） 40 マイケル・バーダー（英語版）（打撃コーチ） 91 ランス・ザワツキ（英語版）（打撃コーチ補佐） 41 クリス・フェッター（投手コーチ） 63 ロビン・ランド（英語版）（投手コーチ補佐） 61 フアン・ニエベス（投手コーチ補佐） 99 アンソニー・アイアポース（英語版）（一塁コーチ） 56 ジョーイ・コーラ（三塁コーチ） 44 ゲイリー・ジョーンズ（コーチ） 83 ライアン・シエンコ（捕手コーチ）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月18日更新