主われを愛す
主われを愛す(しゅわれをあいす、英語: Jesus loves me,this I know)は日本に最初に翻訳された讃美歌の一つであり、教会学校やキリスト教主義幼稚園でよく歌われる賛美歌である。
説明
ちなみに、童謡「シャボン玉」のメロディーがこの讃美歌とよく似ていることから、「シャボン玉」のメロディーはこの讃美歌を参考にして作られたとする見方もある。ただし、「シャボン玉」のメロディーの作者である中山晋平はこの件について一切のコメントを残していない。映画「南京の基督」にもこの曲が挿入された。
原作者は、アナ・バートレット・ワーナー(1822-1915)[1]である。姉のスーザン・ワーナーと共にハドソン川にあるコンステテューション島に住み、アメリカ士官学校の生徒ために、約60年間バイブル・クラスを開いて宗教教育を行った。この賛美歌は1859年に出版された彼女の小説"Say and seal"に挿入されたのが最初である。ウィリアム・ブラッドベリーが1862年に曲をつけて、アメリカ全土に普及して、子供の愛唱歌になった。
この曲のメロディーは、明治26年には唱歌「運動」、明治後期には唱歌「虹」など、日本でいくつかの唱歌に用いられている。
登場する作品
歌詞
所収
日本語への最初の翻訳
- 1872年の第一回在日宣教師会議で、米国婦人一致外国伝道協会の宣教師ジュリア・ニルソン・クロスビー(Julia Neilson Crosby, 1833-1918)による翻訳が発表された。
- エスワレヲ愛シマス。
- サウ聖書申シマス。
- 彼レニ子供中。
- 信スレハ属ス。
- ハイエス愛ス。
- ハイエス愛ス。
- サウ聖書申ス。
- エスワカタメニ。
- 天ノ御門ヒラキ。
- ソノチニヨレリ。
- ハイエス等。[2]
脚注
- ^ 「en:Anna Bartlett Warner」Wikipedia 英語版。2021年4月16日閲覧。
- ^ 小野静雄『日本プロテスタント教会史(上)』125ページ
参考文献
- 『賛美歌略解(歌詞の部)』日本基督教団出版局、1954年