他力(たりき)
他力(たりき)は、仏教用語で、衆生を悟りに導く仏・菩薩の力、仏・菩薩の加護のこと。特に、浄土門では阿弥陀仏の力、弥陀の本願力を指す[1]。弥陀(他力)の本願とは一切の衆生を救おうとすることであると解されている[1]。浄土宗・浄土真宗でも「他力」の「他」とは阿弥陀如来を指し、「力」とは如来の本願力(はたらき)をいう[2]。本願他力ともいう[3]。