南田辺駅
南田辺駅 | |
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東口(2018年12月) | |
みなみたなべ Minami-Tanabe | |
◄JR-R21 美章園 (1.5 km) (0.9 km) 鶴ケ丘 JR-R23► | |
所在地 | 大阪市阿倍野区長池町4-10 |
駅番号 | JR-R22 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | R 阪和線 |
キロ程 | 3.0 km(天王寺起点) |
電報略号 | ミタ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,656人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月18日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅 大阪市内駅 |
南田辺駅(みなみたなべえき)は、大阪府大阪市阿倍野区長池町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R22。
歴史
高架化されてからは阿倍野区にあるが、地上駅時代は東住吉区山坂二丁目が所在地であった。当時の駅周辺の阪和線は東住吉区の西端にあったが、新しい高架線が区境を挟んだ西側の阿倍野区内に建設されたため、駅舎も区をまたいで移転した。
年表
- 1929年(昭和4年)7月18日:阪和電気鉄道が阪和天王寺駅(現在の天王寺駅) - 和泉府中駅間で開業した際に、停留場として設置[1]。
- 1940年(昭和15年)12月1日:南海鉄道への吸収合併により、同鉄道山手線の停留場となる[2]。
- 1944年(昭和19年)5月1日:戦時買収により国有化され、運輸通信省(後の日本国有鉄道)阪和線所属となる[2]。同時に駅に昇格[1]。
- 1966年(昭和41年)12月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 1993年(平成5年)7月1日:阪和線運行管理システム(初代)導入。
- 1998年(平成10年)4月23日:自動改札機を設置し、供用開始[3]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2004年(平成16年)10月16日:上り線が高架ホームに移行[5]。
- 2006年(平成18年)5月21日:下り線が高架ホームに移行[2][6]。
- 2013年(平成25年)9月28日:阪和線運行管理システムを2代目のものに更新。
- 2015年(平成27年)
- 3月8日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月9日:みどりの券売機プラスが稼働。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ高架駅である。分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。地上時代には、天王寺方面に渡り線があった。改札口は1ヶ所のみ。
天王寺駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。また、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属している。ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | R 阪和線 | 下り | 鳳・関西空港・和歌山方面[7] |
2 | 上り | 天王寺・大阪方面[7] |
利用状況
大阪府統計年鑑[8]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 5,377 |
1998年 | 5,319 |
1999年 | 5,084 |
2000年 | 4,973 |
2001年 | 4,890 |
2002年 | 4,748 |
2003年 | 4,647 |
2004年 | 4,503 |
2005年 | 4,441 |
2006年 | 4,481 |
2007年 | 4,523 |
2008年 | 4,546 |
2009年 | 4,539 |
2010年 | 4,513 |
2011年 | 4,600 |
2012年 | 4,558 |
2013年 | 4,561 |
2014年 | 4,425 |
2015年 | 4,509 |
2016年 | 4,414 |
2017年 | 4,386 |
2018年 | 4,307 |
2019年 | 4,317 |
2020年 | 3,520 |
2021年 | 3,656 |
駅周辺
駅の東側は、昔ながらの商店が軒を連ねている。阪和線の高架化事業の完成後は、線路の西側に緑道が整備される予定である。駅の北西には桃ヶ池公園、南西には長池公園がある。
- 山阪神社
- 法楽寺(たなべ不動尊)
- 広宣寺
- 桃山学院中学校・高等学校
- 大阪市立昭和中学校
- 大阪市立田辺小学校
- 桃ヶ池公園市民活動センター(旧大阪市立阿倍野青年センター)
- 南田辺本通商店街
- 南田辺駅前商店街
- 日本ヘレンケラー財団
- Osaka Metro谷町線 田辺駅
- 日本郵便 阿倍野長池郵便局
バス路線
大阪市営バスが駅西側に長池町停留所(赤バス:阿倍野ループが停車)を設置していたが、2013年3月31日に廃止された。
大阪シティバス3号系統(出戸バスターミナル - 地下鉄住之江公園)と54A・B号系統(住吉車庫前 - 地下鉄あびこ - 鷹合団地 - 住吉車庫前循環)に南田辺停留所があるが、駅からはかなり離れている。同系統では山坂三丁目停留所の方が近い。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- R 阪和線
脚注
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、365頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 2004年7月定例社長会見(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年7月21日
- ^ JR阪和線連続立体交差事業における下り線高架切替(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年3月30日
- ^ a b “南田辺駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
関連項目
外部リンク
- 南田辺駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道