国立編訳館 (台湾)

国立編訳館は、台湾教育部に属していた学術・文化の書籍の編集・翻訳を行う行政部門。2011年3月30日に国家教育資料館と統合し、国家教育研究院となった[1]。
概要
1932年6月14日に設立。1949年6月中華民国政府とともに[台北市大安区に移転した。教科書の作成も行い、以前は小中学校の唯一の国定教科書として用いられたが、現在は民間企業も教科書を発行している[注釈 1]。
逸話
初期の台湾では中学(国民中学)の「国文」教科書に、「祭鱷魚文」「祭十二郎文」「瀧岡阡表」「先妣事略」「祭妹文」「先母鄒孺人靈表」「林覺民與妻訣別書」「懷念先師蔡元培先生」など非常に多くの祭文が引用掲載された。そのため、国立編訳館は「国立殯儀館」(国立葬儀場)と揶揄されるほどであった[2]。
歴代館長
- 梁實秋
- 曾済群
- 陳可忠
- 趙麗雲
- 柯正峰
- 潘文忠
- 藍順徳
脚注
注釈
出典
- ^ 走過80年 國立編譯館將褪入歷史2011-03-21,公共電視台
- ^ 侯文詠『愛情免疫學』
外部リンク