恵那櫻徹
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基礎情報 | ||||
四股名 | 早川 徹 → 恵那桜 徹 → 恵那櫻 徹 | |||
本名 | 早川 徹 | |||
生年月日 | 1960年7月29日(63歳) | |||
出身 | 岐阜県恵那郡坂下町(現在の中津川市) | |||
身長 | 180cm | |||
体重 | 135kg | |||
BMI | 41.67 | |||
所属部屋 | 押尾川部屋 | |||
得意技 | 右四つ、突っ張り、押し | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 西前頭筆頭 | |||
生涯戦歴 | 555勝565敗(105場所) | |||
幕内戦歴 | 175勝215敗(26場所) | |||
優勝 | 十両優勝1回 | |||
賞 | 敢闘賞1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 1977年3月場所 | |||
入幕 | 1987年11月場所 | |||
引退 | 1994年7月場所 | |||
引退後 | 日本相撲協会の親方(年寄)→相撲料理店「ちゃんこ 恵那櫻」店主 | |||
備考 | ||||
2013年8月28日現在 |
恵那櫻 徹(えなざくら とおる、1960年7月29日 - )は、岐阜県恵那郡坂下町(※現役当時、現・同県中津川市)出身で押尾川部屋に所属した元大相撲力士。本名は早川 徹(はやかわ とおる)。最高位は西前頭筆頭(1990年11月場所)。現役時代の体格は180cm、135kg。得意手は右四つ、突っ張り、押し。
一時「恵那桜」と新字の「桜」を使った時期もあったが、本記事では便宜上「恵那櫻」の表記で通す。
来歴・人物
岐阜県立恵那北高等学校(※2007年3月限りで廃校となり、岐阜県立中津高等学校へ統合)を中退後、押尾川部屋に入門。もともとは料理人志望で、中学卒業後は料理の専門学校に通うつもりでいた。入門の動機は、押尾川親方(元大関・大麒麟)から勧誘を受けた時に「力士になれば、ちゃんこ料理を作れるよ」と言われた事だという。なお、父親はタクシー運転手であった。
1977年3月場所にて、16歳で初土俵を踏んだ。当初の四股名は、本名でもある「早川」。同部屋の同期生には騏乃嵐、佐賀昇がおり、3人とも幕内まで出世した(ただし、3人が同時に幕内に在位した事はない)。
その後、暫くは十両にいたが、1987年11月場所で新入幕を果たした。入幕時の年齢は、27歳であった。
1988年3月場所では上位で4勝11敗と大きく負け越したが、朝潮・北天佑・小錦と3大関を破っている。1989年5月場所では10勝5敗と二桁勝利を挙げ、敢闘賞を受賞した。1990年11月場所では、最高位となる西前頭筆頭まで番付を上げた。
横綱には勝てなかったものの、大関・小錦には2戦2勝と一度も負けなかった。
真面目な性格で稽古熱心。回転のいい突っ張りに威力があったが、現役晩年に肘を痛めた事もあり、三役にはあと一歩届かなかった。しかし晩年は骨折を押してまで本場所に出場し、十両優勝を成し遂げた事もあった。
因みに四股名の由来は、故郷の岐阜県恵那郡と、憧れの力士であった関脇富士櫻である。
序ノ口から一度も休まず相撲を取り続け、1994年7月場所を最後に33歳で引退。
引退後は年寄「錣山」を襲名(後、「竹縄」に名跡変更)し、押尾川部屋付きの親方として後輩達を指導していたが、1999年7月に日本相撲協会を退職した。
その後、相撲料理店「ちゃんこ 恵那櫻」を経営したが、現在は店を閉めている。
主な成績・記録
- 通算成績:555勝565敗 勝率.496
- 幕内成績:175勝215敗 勝率.449
- 現役在位:105場所
- 幕内在位:26場所
- 連続出場:1120回(序ノ口以来無休、1977年5月場所-1994年7月場所)
- 三賞:1回
- 敢闘賞:1回(1989年5月場所)
- 各段優勝
- 十両優勝:1回(1992年3月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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1977年 (昭和52年) |
x | (前相撲) | 東序ノ口8枚目 4–3 |
西序二段79枚目 5–2 |
西序二段45枚目 3–4 |
西序二段53枚目 2–5 |
1978年 (昭和53年) |
西序二段78枚目 6–1 |
西序二段16枚目 2–5 |
西序二段40枚目 5–2 |
東序二段5枚目 3–4 |
東序二段21枚目 3–4 |
西序二段28枚目 5–2 |
1979年 (昭和54年) |
東三段目89枚目 4–3 |
西三段目72枚目 1–6 |
東序二段11枚目 5–2 |
西三段目68枚目 3–4 |
東三段目83枚目 5–2 |
東三段目54枚目 4–3 |
1980年 (昭和55年) |
東三段目42枚目 3–4 |
東三段目55枚目 3–4 |
西三段目68枚目 5–2 |
東三段目38枚目 4–3 |
西三段目22枚目 4–3 |
東三段目5枚目 4–3 |
1981年 (昭和56年) |
西幕下50枚目 4–3 |
西幕下35枚目 2–5 |
西幕下50枚目 4–3 |
西幕下38枚目 4–3 |
西幕下30枚目 3–4 |
西幕下37枚目 2–5 |
1982年 (昭和57年) |
東三段目2枚目 4–3 |
西幕下51枚目 2–5 |
西三段目14枚目 5–2 |
西幕下48枚目 5–2 |
西幕下27枚目 2–5 |
西幕下45枚目 5–2 |
1983年 (昭和58年) |
東幕下30枚目 4–3 |
東幕下26枚目 2–5 |
西幕下50枚目 4–3 |
西幕下40枚目 6–1 |
東幕下15枚目 3–4 |
東幕下23枚目 4–3 |
1984年 (昭和59年) |
東幕下15枚目 3–4 |
東幕下24枚目 4–3 |
西幕下15枚目 3–4 |
西幕下21枚目 5–2 |
西幕下11枚目 4–3 |
西幕下8枚目 2–5 |
1985年 (昭和60年) |
東幕下26枚目 3–4 |
東幕下36枚目 4–3 |
東幕下25枚目 4–3 |
東幕下17枚目 4–3 |
西幕下12枚目 4–3 |
東幕下10枚目 5–2 |
1986年 (昭和61年) |
東幕下3枚目 5–2 |
西十両13枚目 10–5 |
東十両7枚目 8–7 |
西十両4枚目 5–10 |
東十両9枚目 10–5 |
西十両5枚目 9–6 |
1987年 (昭和62年) |
西十両3枚目 5–10 |
西十両9枚目 8–7 |
東十両6枚目 9–6 |
東十両3枚目 8–7 |
東十両2枚目 9–6 |
東前頭13枚目 9–6 |
1988年 (昭和63年) |
東前頭8枚目 8–7 |
東前頭3枚目 4–11 |
西前頭11枚目 8–7 |
東前頭8枚目 8–7 |
西前頭3枚目 3–12 |
東前頭12枚目 8–7 |
1989年 (平成元年) |
東前頭8枚目 6–9 |
東前頭11枚目 7–8 |
西前頭12枚目 10–5 敢 |
西前頭5枚目 6–9 |
西前頭7枚目 6–9 |
東前頭13枚目 9–6 |
1990年 (平成2年) |
西前頭5枚目 6–9 |
東前頭11枚目 8–7 |
西前頭5枚目 6–9 |
西前頭10枚目 8–7 |
西前頭7枚目 8–7 |
西前頭筆頭 3–12 |
1991年 (平成3年) |
東前頭12枚目 10–5 |
西前頭4枚目 4–11 |
東前頭14枚目 10–5 |
東前頭6枚目 3–12 |
西前頭14枚目 7–8 |
東十両筆頭 4–11 |
1992年 (平成4年) |
東十両10枚目 8–7 |
東十両8枚目 優勝 11–4 |
東十両筆頭 9–6 |
西前頭13枚目 4–11 |
西十両4枚目 5–10 |
東十両10枚目 10–5 |
1993年 (平成5年) |
西十両5枚目 10–5 |
西前頭15枚目 6–9 |
東十両4枚目 9–6 |
西十両2枚目 8–7 |
東十両2枚目 6–9 |
東十両6枚目 6–9 |
1994年 (平成6年) |
東十両10枚目 7–8 |
東十両11枚目 3–12 |
西幕下10枚目 2–5 |
西幕下27枚目 引退 3–4–0 |
x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
幕内対戦成績
力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 |
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蒼樹山 | 1 | 0 | 安芸乃島(安芸ノ島) | 0 | 2 | 朝潮 | 1 | 1 | 旭里 | 0 | 1 |
旭富士 | 0 | 4 | 板井 | 6 | 6 | 巨砲 | 9 | 9 | 大乃国 | 0 | 2 |
大若松 | 0 | 1 | 小城ノ花 | 3 | 2 | 春日富士 | 4 | 5 | 北勝鬨 | 2 | 2 |
旭豪山 | 2 | 1 | 旭道山 | 6 | 4 | 鬼雷砲 | 0 | 1 | 霧島 | 4 | 5 |
起利錦 | 3 | 5 | 麒麟児 | 1 | 0 | 久島海 | 3 | 3 | 剣晃 | 0 | 2 |
高望山 | 2 | 3 | 琴稲妻 | 10(1) | 6 | 琴ヶ梅 | 2 | 2 | 琴椿 | 2 | 1 |
琴錦 | 4 | 1 | 琴ノ若(琴の若) | 1 | 2 | 琴富士 | 4 | 7 | 小錦 | 2 | 0 |
駒不動 | 1 | 0 | 逆鉾 | 3 | 4 | 佐田の海 | 2 | 0 | 薩洲洋 | 4 | 7 |
陣岳 | 8 | 2 | 大輝煌 | 1 | 0 | 太寿山 | 4 | 5 | 大翔山 | 0 | 3 |
大善 | 0 | 1 | 大徹 | 1 | 5 | 貴闘力 | 1 | 2 | 孝乃富士 | 5 | 8 |
隆三杉 | 7 | 11 | 多賀竜 | 6 | 3 | 大刀光 | 0 | 1 | 立洸 | 0 | 1 |
玉龍 | 2 | 2 | 千代の富士 | 0 | 2 | 常の山 | 2 | 0 | 寺尾 | 4 | 7 |
出羽の花 | 1 | 1 | 闘竜 | 0 | 1 | 時津洋 | 0 | 1 | 栃司 | 2 | 7 |
栃乃和歌 | 1 | 7 | 巴富士 | 2 | 1 | 豊ノ海 | 6 | 7 | 南海龍 | 1 | 0 |
花乃湖 | 1 | 4 | 花ノ国 | 4 | 4 | 富士乃真 | 2 | 5 | 北天佑 | 1 | 2 |
北勝海 | 0 | 3 | 星岩涛 | 1 | 0 | 舞の海 | 0 | 1 | 前乃臻 | 2 | 0 |
三杉里 | 5 | 7 | 水戸泉 | 2 | 1 | 龍興山 | 1 | 0 | 両国 | 5 | 5 |
若瀬川 | 4 | 7 | 若乃花(若花田) | 1 | 3 |
改名歴
- 早川 徹(はやかわ とおる)1977年5月場所 - 1980年3月場所
- 恵那桜 徹(えなざくら - )1980年5月場所 - 1986年1月場所
- 恵那櫻 徹(えなざくら - )1986年3月場所 - 1994年7月場所
年寄変遷
- 錣山 徹(しころやま とおる)1994年7月 - 1995年11月
- 竹縄 徹(たけなわ - )1995年11月 - 1999年7月