片倉ダム

片倉ダム
左岸所在地 千葉県君津市笹字片倉
位置
片倉ダムの位置(日本内)
片倉ダム
河川 小櫃川水系笹川
ダム湖 笹川湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 42.7 m
堤頂長 154 m
堤体積 74,000[1][注 1]
流域面積 18.6 km²
湛水面積 70 ha
総貯水容量 8,410,000 m³
有効貯水容量 6,540,000 m³
利用目的 洪水調節・防災
不特定用水・河川維持用水
上水道用水
事業主体 千葉県
施工業者 熊谷組東急建設東亜建設工業
着手年/竣工年 [[1994年[2]]]/[[2001年[3]]]
出典 「ダム便覧」(2012年11月20日閲覧)
※出典の記載のあるものを除く
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片倉ダム(かたくらダム)は、千葉県君津市小櫃川水系・笹川に建設されたダム

堤高42.7メートルの重力式コンクリートダムで、千葉県営多目的ダムである。千葉県内の多目的ダムの中では堤高が最も高い[1]ダム湖の名称は笹川湖(ささがわこ)[4]

歴史

小櫃川流域は豪雨による水害旱魃などの災害が頻発しており、これに加えて都市化に伴う生活用水需要の増加や地下水汲み上げ規制などの要因により、多目的ダムの建設が必要とされるようになった[5]

千葉県は1961年昭和36年)から調査を行い、1974年(昭和49年)に事業を開始。水没する地域の住民との合意が1993年平成5年)に取れたため[6]1994年(平成6年)に建設工事が開始され[2]2000年(平成12年)に本体が完成して同年末に試験湛水が開始された[7]。 翌2001年(平成13年)に完工し[3]2002年(平成14年)からダムとしての管理が開始された[5]

周辺

ダム周辺には公園などが整備されている[4]。またダム湖の笹川湖はヘラブナバスの釣り場として知られる[4]

脚注

注釈
  1. ^ ダム便覧では73,000m3と記載
出典
  1. ^ a b 片倉ダムの大きさ”. 千葉県 (2010年12月16日). 2012年11月20日閲覧。
  2. ^ a b “100年に1度の豪雨に耐える/下流域開発で水源確保 片倉ダム本体が着工”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 15. (1994年9月1日) 
  3. ^ a b “片倉ダム盛大に完成式 市長らが記念碑除幕 周辺は市民の憩いの場へ 君津”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 15. (2001年11月17日) 
  4. ^ a b c ダム便覧. “片倉ダム [千葉県]”. 日本ダム協会. 2012年11月20日閲覧。
  5. ^ a b 片倉ダムの出来るまで”. 千葉県 (2010年12月16日). 2012年11月20日閲覧。
  6. ^ “君津・片倉ダム建設 補償協定に調印 地権者と県 周辺整備協も発足”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1. (1993年9月29日) 
  7. ^ “片倉ダム湛水 日量5万㌧取水 来年5月まで安全性確認 君津”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 15. (2000年12月9日) 

関連項目

外部リンク