虎に翼
虎に翼 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
作 | 吉田恵里香 |
演出 |
梛川善郎 安藤大佑 橋本万葉 |
出演者 |
伊藤沙莉 石田ゆり子 岡部たかし 仲野太賀 森田望智 上川周作 土居志央梨 桜井ユキ 平岩紙 ハ・ヨンス 岩田剛典 戸塚純貴 松山ケンイチ 小林薫 筒井真理子 中村育二 田中要次 高橋努 小林涼子 安藤輪子 田中真弓 塚地武雅 岡田将生 三山凌輝 平埜生成 沢村一樹 滝藤賢一 |
ナレーター | 尾野真千子 |
オープニング |
米津玄師 「さよーならまたいつか!」 |
国・地域 |
![]() |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 1914年 - |
製作 | |
制作統括 | 尾崎裕和 |
プロデューサー |
石澤かおる 舟橋哲男 徳田祥子 |
製作 | NHK |
放送 | |
放送チャンネル | NHK総合 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2024年4月1日 -(予定) |
放送時間 | 月曜 - 金曜 8:00 - 8:15 |
放送枠 | 連続テレビ小説 |
放送分 | 15分 |
番組年表 | |
前作 | ブギウギ |
次作 | おむすび |
『虎に翼』(とらにつばさ)は、2024年(令和6年)度前期放送予定のNHK「連続テレビ小説」第110作目である[1]。2024年4月1日から放送予定。吉田恵里香作、伊藤沙莉主演[1]。
タイトルの「虎に翼」とは、中国の思想家・韓非子の言葉で[2]、「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」という意味[3]。
制作
2023年2月22日、制作が発表された[3]。主人公・猪爪寅子のモデルは日本初の女性弁護士でのちに裁判官となり、女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子[3]。
ヒロイン選定に際してはオーディションは行われず、2022年末にNHK側から伊藤側へオファーされた[4]。伊藤の朝ドラへの出演は、2017年度前期の『ひよっこ』以来となる[4]。
2023年7月31日、新たな出演者第1弾として主人公・寅子と一つ屋根の下で暮らす猪爪家の人々が発表された[5]。翌8月1日、第2弾として寅子が通う明律大学の仲間たち[6][7]、さらに8月2日、第3弾として「法の世界」の先達たちが発表された[8][9]。
9月28日、茨城県つくばみらい市のオープンセットでクランクイン[10]。同日に番組ロゴも公表された[10]。
2024年1月18日、米津玄師の新曲「さよーならまたいつか!」が主題歌となることが発表された[11]。
1月19日、語りは2011年(平成23年)度後期『カーネーション』でヒロインを務めた尾野真千子が担当することが発表された[12]。
1月25日、新たな出演者の第4弾として、法を学ぶ寅子が出会う人々が発表された[13]。さらに、翌1月26日には第5弾として寅子の運命を導く人々が発表された[14]。
なお、本作品から衛星波『BS・BSプレミアム4K』での土曜日の1週間分まとめ再放送(今週の連続テレビ小説)の放送時間がBSでは8時15分-9時30分に、BSプレミアム4Kでは10時15分-11時30分に変更される[15]。
登場人物
主人公
- 猪爪寅子(いのつめ ともこ)
- 演 - 伊藤沙莉[1]
- 本作の主人公。五黄の寅年に生まれる。あだ名は「トラコ」。
- 日本初の女性弁護士のちに裁判官となり、女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子がモデル。
猪爪家の人々
- 猪爪はる(いのつめ はる)
- 演 - 石田ゆり子[5]
- 寅子の母。家事も家計も完璧こなす現実主義な母親であり、直言とは対照的に夢を語る寅子に、厳しい態度をとっている。
- 猪爪直言(いのつめ なおこと)
- 演 - 岡部たかし[5]
- 寅子の父。大抵の事は笑って許してくれる優しい父親であるが、恐妻家である。法律を学びたい寅子の夢を応援している。
- 猪爪直道(いのつめ なおみち)
- 演 - 上川周作[5]
- 寅子の兄。
- 猪爪直明(いのつめ なおあき)
- 演 - 三山凌輝[14]
- 寅子の弟。責任感が強く、家族のためなら自らを犠牲にすることも厭わない。
- 米谷花江(よねたに はなえ)
- 演 - 森田望智[5]
- 寅子の女学校の同級生。寅子の兄・直道と婚約中。
- 佐田優三(さだ ゆうぞう)
- 演 - 仲野太賀[5]
- 猪爪家に下宿する書生。両親を早くに亡くし、弁護士だった父に憧れて大学に通うも高等試験(司法試験)には合格できずにいた。昼は銀行で働きながら夜間は大学で勉学に励む。気弱で頼りないが優しく芯が通っている。
明律大学の仲間たち
- 山田よね(やまだ よね)
- 演 - 土居志央梨[6]
- 男装の女性で、同級生の誰とも群れたがらない。女性の社会進出に熱い信念を持っている。
- 桜川涼子(さくらがわ りょうこ)
- 演 - 桜井ユキ[6]
- 華族のお嬢さまで、ファッションや行動が雑誌で取り上げられるほどの有名人。海外で過ごした経験もあり英語が堪能で、成績優秀。
- 大庭梅子(おおば うめこ)
- 演 - 平岩紙[6]
- 寅子の同級生で一番年上の学生。弁護士の夫がいる。家庭では3人の息子の母親。
- 崔香淑(さい こうしゅく)
- 演 - ハ・ヨンス[6]
- 朝鮮半島からの留学生で、日本語が堪能。東京帝大で法律を学んだ兄の勧めで明律大学女子部に進学。
- 轟太一(とどろき たいち)
- 演 - 戸塚純貴[6]
- 寅子たちが女子部から法学部へ進学した際に出会う男子学生。男は強くあるべしと努めて男らしく振る舞う。
- 花岡悟(はなおか さとる)
- 演 - 岩田剛典[6]
- 社交的で学生たちの中心的な存在。女子部卒の学生たちにも心を開き、轟をいさめながら寅子たちと行動を共にする。女性から大人気で、寅子にとっても気になる存在。
「法の世界」の先達たち
- 桂場等一郎(かつらば とういちろう)
- 演 - 松山ケンイチ[8]
- 司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。「法の世界」の手ごわい先輩だが、実は甘党。
- 穂高重親(ほだか しげちか)
- 演 - 小林薫[8]
- 高名な法学者。女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教鞭をとる。「法の世界」における寅子にとっての生涯の師。
法を学ぶ寅子が出会う人々
- 桜川寿子(さくらがわ ひさこ)
- 演 - 筒井真理子[13]
- 涼子の母。自分が婿の侑次郎を迎えて桜川家を守ったように、娘の涼子にもそうしてほしいと願っている。
- 桜川侑次郎(さくらがわ ゆうじろう)
- 演 - 中村育二[13]
- 涼子の父。入婿であり、妻の寿子に頭が上がらないが、基本的に子育ては放任主義。
- 笹山(ささやま)
- 演 - 田中要次[13]
- 「笹寿司」の主人であり寿司職人。生粋の「傍聴マニア」。
- 竹中次郎(たけなか じろう)
- 演 - 高橋努[13]
- 新聞記者。ゴシックのネタになることを常に探しており、寅子に忠告することもある。
- 久保田聡子(くぼた さとこ)
- 演 - 小林涼子[13]
- 明律大学における寅子の先輩であり、女子部一期生のリーダー的存在。とっつきにくい話し方をするが、後輩に対する接し方は柔軟。
- 中山千春(なかやま ちはる)
- 演 - 安藤輪子[13]
- 聡子と同じ女子部一期生。人当たりが柔らかく涙もろい。
- 雲野六郎(うんの ろくろう)
- 演 - 塚地武雅[13]
- 雲野法律事務所の代表。様々な依頼を受けてしまうので正直経営は苦しい。
寅子の運命を導く人々
- 星航一(ほし こういち)
- 演 - 岡田将生[14]
- 裁判官。温和な性格ではあるが、誰もその心の内を読み取れない。父親が法曹界の重鎮である。
- 汐見圭(しおみ けい)
- 演 - 平埜生成[14]
- 多岐川幸四郎の右腕であり、多岐川とともに家庭裁判所設立に奔走する。優しい性格ではあるが、破天荒な多岐川をしっかりとフォローしている。
- 稲(いね)
- 演 - 田中真弓[14]
- 花江の実家である米谷家で働く女中。
- 久藤頼安(くどう よりやす)
- 演 - 沢村一樹[14]
- 裁判官を目指す寅子への採用に力を貸す人物。性格は至ってフレンドリーである。
- 多岐川幸四郎(たきがわ こうしろう)
- 演 - 滝藤賢一[14]
- 寅子の上司。寅子や汐見とともに家庭裁判所設立に奔走するが、相当な変わり者でもある。
スタッフ
- 作 - 吉田恵里香
- 主題歌 - 米津玄師「さよーならまたいつか!」(Sony Music Labels)[11]
- 語り - 尾野真千子[12]
- 法律考証 - 村上一博
- 制作統括 - 尾崎裕和[1]
- 取材 - 清永聡[1]
- プロデューサー - 石澤かおる[1]、舟橋哲男、徳田祥子
- 演出 - 梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉[1]ほか
- 制作・著作 - NHK
関連項目
脚注
- ^ a b c d e f g “伊藤沙莉主演の朝ドラ、タイトルは『虎に翼』 脚本は『チェリまほ』吉田恵里香”. Real Sound映画部. blueprint (2023年2月22日). 2023年2月23日閲覧。
- ^ 『韓非子』「難勢篇」。
- ^ a b c “伊藤沙莉主演朝ドラのタイトルは『虎に翼』 日本初の女性弁護士を描く 脚本は吉田恵里香氏”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
- ^ a b “伊藤沙莉24年前期NHK朝ドラ主演 タイトル「虎に翼」に決定 日本初の女性弁護士役”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “石田ゆり子、伊藤沙莉の母役で朝ドラ初出演「虎に翼」新たな出演者第1弾発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年7月31日) 2023年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “2024年度前期 連続テレビ小説「虎に翼」新たな出演者発表 第2弾”. NHK (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ “岩田剛典、朝ドラ「虎に翼」でヒロインの気になる存在に!新キャスト6名発表”. シネマトゥデイ (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ a b c “2024年度前期 連続テレビ小説「虎に翼」新たな出演者発表 第3弾”. ドラマ情報. NHK (2023年8月2日). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “松山ケンイチが朝ドラ初出演「15年前から出演を目標に」24年前期「虎に翼」出演者発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年8月2日) 2023年8月2日閲覧。
- ^ a b “24年度前期・連続テレビ小説『虎に翼』撮影開始 伊藤沙莉「元気と素敵な時間をお届けできれば」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月28日) 2023年9月28日閲覧。
- ^ a b "米津玄師、次期朝ドラ『虎に翼』主題歌に新曲「まさか夜中でばかり生きている自分が」". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月18日. 2024年1月18日閲覧。
- ^ a b “尾野真千子、次期朝ドラ『虎に翼』語りに決定「マイクの前に立った瞬間、緊張して文字が歪ゆがみました」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月19日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h "虎に翼:次期朝ドラ 新キャスト7人発表 筒井真理子、田中要次、小林涼子、塚地武雅らが出演". まんたんウェブ. MANTAN. 2024年1月25日. 2024年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g "次期朝ドラ『虎に翼』第5弾キャスト6人発表 岡田将生、田中真弓、沢村一樹ら【6人の役柄紹介あり】". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月26日. 2024年1月26日閲覧。
- ^ “2024年度(令和6年度)前半期 放送番組時刻表”. NHK. 2024年2月15日閲覧。
外部リンク
- 虎に翼 - NHK_PR - NHKオンライン
- 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) - X(旧Twitter)
- 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_ak_nhk) - Instagram
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