西宇和郡
人口7,450人、面積93.83km²、人口密度79.4人/km²。(2024年3月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 伊方町(いかたちょう)
郡域
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、下記の区域にあたる。
歴史
郡発足までの沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
藩領 | 伊予宇和島藩 | 1町 21村 12浦 |
津布理村、下泊村、蔵貫村、穴井浦、真網代浦、合田浦、舌間浦、矢野町、八幡浜浦、大平村、高野地村、郷村、平地村、野田村、川之内村、八代村、国木村、中津川村、五反田村、布喜川村、若山村、釜倉村、須川村、日土村、喜木村、宮内村、川之石浦、伊方浦、九町浦、二見浦、三机浦、三崎浦、磯崎浦、和泉村 |
伊予吉田藩 | 13浦 | 皆江浦、蔵貫浦、有太刀浦、有網代浦、安土浦、朝立浦、垣生浦、二及浦、周木浦、上泊浦、川名津浦、喜木津浦、広早浦 |
- 明治初年 - 八幡浜浦の一部が分立して松柏村となる。(1町22村25浦)
- 明治4年
- 明治5年6月23日(1872年7月28日) - 神山県の管轄となる。
- 明治6年(1873年)2月20日 - 愛媛県の管轄となる。
郡発足以降の沿革
- 明治11年(1878年)
- 明治22年(1889年)12月15日 - 町村制の施行により、下記の町村が発足[1]。特記以外は現・八幡浜市。(1町22村)
- 八幡浜町 ← 八幡浜浦[栗野浦・向灘浦を除く]
- 千丈村 ← 松柏村、郷村、川之内村
- 神山村 ← 矢野町、八代村、五反田村、国木村、八幡浜浦[栗野浦]
- 平野村 ← 野田村、平地村(現・大洲市)
- 双岩村 ← 中津川村、若山村、釜倉村(現・八幡浜市)、布喜川村、和泉村(現・西予市)
- 三瓶村 ← 朝立浦、津布理村、安土浦、有網代浦(現・西予市)
- 三島村 ← 有太刀浦、蔵貫浦、蔵貫村、皆江浦、下泊浦(現・西予市)
- 二木生村 ← 垣生浦、二及浦、周木浦(現・西予市)
- 真穴村 ← 真網代浦、穴井浦、大島浦
- 川上村 ← 川名津浦、上泊浦
- 舌田村 ← 合田浦、舌間浦
- 矢野崎村 ← 大平村、高野地村、八幡浜浦[向灘浦]
- 喜須来村 ← 須川村、喜木村
- 日土村(単独村制)
- 川之石村 (川之石浦が単独村制)
- 宮内村(単独村制)
- 磯津村 ← 磯崎浦、喜木津浦、広早浦
- 伊方村(伊方浦が単独村制。現・伊方町)
- 町見村 ← 九町浦、二見浦(現・伊方町)
- 三机村 ← 足成浦[2]、塩成浦[2]、三机浦、大江浦[2]、志津浦[2]、小島浦[2](現・伊方町)
- 四ツ浜村 ← 川之浜村[2]、大久浦[3]、田部浦[3]、神崎浦[2](現・伊方町)
- 神松名村 ← 釜木浦[2]、平磯浦[3]、二名津浦[3]、名取浦[3]、明神浦[3]、松浦[3](現・伊方町)
- 三崎村 ← 与侈浦[3]、串浦[3]、正野浦[3]、三崎浦、高浦[3]、佐田浦[3]、大佐田浦[3]、井野浦[3](現・伊方町)
- 明治30年(1897年)4月1日 - 郡制を施行。郡役所が再び単独となる。
- 明治32年(1899年)1月1日 - 平野村の所属郡が喜多郡に変更。(1町21村)
- 大正3年(1914年)8月1日 - 川之石村が町制施行して川之石町となる。(2町20村)
- 大正10年(1921年)9月3日 - 三瓶村が町制施行して三瓶町となる。(3町19村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和3年(1928年)7月1日 - 神山村が町制施行して神山町となる。(4町18村)
- 昭和5年(1930年)1月1日 - 八幡浜町・矢野崎村が合併し、改めて八幡浜町が発足。(4町17村)
- 昭和10年(1935年)2月11日 - 八幡浜町・神山町・千丈村・舌田村が合併して八幡浜市が発足し、郡より離脱。(2町15村)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和31年(1956年)6月1日 - 三机村・四ツ浜村が合併して瀬戸町が発足。(5町)
- 平成16年(2004年)4月1日 - 三瓶町が東宇和郡明浜町・宇和町・野村町・城川町と合併して西予市が発足し、郡より離脱。(4町)
- 平成17年(2005年)
- 3月28日 - 八幡浜市・保内町が合併し、改めて八幡浜市が発足。(3町)
- 4月1日 - 伊方町・瀬戸町・三崎町が合併し、改めて伊方町が発足。(1町)
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 38 愛媛県、角川書店、1981年10月1日。ISBN 4040013808。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
先代 宇和郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |