風天(ふうてん、Skt:वायु, Vāyu)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。風を神格化したもので、インドのヴァーユが仏教に取り入れられたものである。 形象は、腕は2本で甲冑を着て片手に旗のついた槍を持ち、風天后・童子を眷属とするものがある。 種子字はवा(vā)[1]。
両界曼荼羅や十二天の一尊として描かれるほかは、単独で信仰されることはあまり見られない。