高佑錫
マイアミ・マーリンズ(マイナー) | |
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基本情報 | |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | 仁川広域市 |
生年月日 | 1998年8月9日(25歳) |
身長 体重 |
182 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2017年 1次ドラフト |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
国際大会 | |
代表チーム | 大韓民国 |
五輪 | 2021年 |
WBC | 2023年 |
プレミア12 | 2019年 |
この表について
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獲得メダル | ||
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韓国 | ||
WBSCプレミア12 | ||
銀 | 2019 | 野球 |
コ・ウソク | |
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各種表記 | |
ハングル: | 고우석 |
漢字: | 高 佑錫 |
発音: | コ・ウソク |
英語表記: | Woo-Suk Go |
高 佑錫(コ・ウソク、韓国語: 고우석、1998年8月9日 - )は、大韓民国仁川広域市江華郡席毛島出身[1]のプロ野球選手(投手)。MLBのマイアミ・マーリンズ所属。
従兄弟は元プロ野球選手の柳在裕。妻はプロ野球選手の李政厚の妹である。
経歴
プロ入りとツインズ時代
2017年の韓国プロ野球新人ドラフトでLGツインズから1次指名を受けて入団した。新人としては異例の1軍スプリングキャンプに合流した。
2017年4月14日に李柄奎とともに1軍に登録され、4月16日、KTウィズ戦でプロ初登板し、リリーフで1イニング1失点を記録した。
2018年6月17日のKIAタイガース戦で2.1イニング1失点でプロ初勝利を記録した[2]。以後主軸ブルペン投手として活躍した。
2019年は、4月中旬に抑え投手であった鄭粲憲が腰痛のために2軍に降格したため、抑え投手のポジションを奪い活躍した。セーブ王争いは惜しくも1個差で河載勲に敗れたが、最終的に8勝35セーブを記録。同年11月にはWBSCプレミア12に韓国代表として出場、3試合に登板し3回2失点3奪三振の成績を残した。
2021年は1年延期された東京オリンピックの韓国代表に選出された。準決勝の日本戦では、2対2の同点で迎えた8回に近藤健介のゴロを処理する際にベースを踏み損ねるというボーンヘッドを犯し、このミスから決勝点を献上し敗戦投手となった。
2022年10月8日のロッテ・ジャイアンツの李大浩の引退試合にて、李大浩本人が8回に投手として登板した際に打者として対戦した。なお、高はこれがプロ初打席であり、結果は投ゴロだった。同年は42セーブで初の最多セーブの個人タイトルを獲得した。
2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に選出された(後述)。シーズン中の9月から10月には1年延期され開催された杭州アジア競技大会の野球韓国代表に選出された。10月7日に決勝戦で9回裏に登板、無失点に抑え韓国代表はチャイニーズタイペイ代表に2-0で勝利、4大会連続6度目の優勝に貢献し胴上げ投手となった。この優勝により19名の韓国代表選手が兵役免除となったが、高自身は十字靱帯破裂により兵役が免除されていた[3]。シーズン終了後にポスティングによるMLB移籍を表明した。
パドレス時代
2024年1月3日にサンディエゴ・パドレスと2年450万ドルで契約した[4]。背番号は21。背ネームは「W.S.GO」。
しかしオープン戦では5試合に登板し防御率12.46と結果を残せず[5]、韓国で行われるドジャースとの開幕シリーズに帯同したものの開幕直前にロースター26名から外され[6]、凱旋登板を果たせずパドレス傘下のAAのサンアントニオ・ミッションズに降格となった[7]。サンアントニオでは10試合登板で防御率4.38という結果に終わり、メジャー昇格のないまま放出された[8]。
マーリンズ時代
2024年5月4日にルイス・アラエスとのトレードでディロン・ヘッド、ジェイコブ・マーシー、ネイサン・マートレラと共にマイアミ・マーリンズへ移籍した[9]。5月30日、ショーン・アンダーソン獲得に伴いDFAとなった[10]。6月4日には40人枠から外れ、3Aジャクソンビルに送られた[11]。
選手としての特徴
リリーフとして平均約152km/h・最速158km/hの直球やスライダーを中心に投球を組み立てる[12]。
人物
第5回WBC韓国代表に選出された際、アメリカ合衆国アリゾナ州での合宿中のインタビュー内で、1次ラウンド・プールBの日本戦で大谷翔平に故意死球を当てると匂わせる発言をした。この発言は国内外から強い批判を浴び、合宿を終えた2月28日に「大谷があまりにもすごい打者で、弱点がないように見えた。本当に投げるところがなければ痛くないお尻に遅いボールを投げる、と言った」と発言を認めた上で、反省の弁を述べた[13]。高自身は本戦開始前の強化試合で負傷降板し、日本戦のみならずWBCに1試合も登板できないまま、韓国代表は敗退した[14]。
詳細情報
通算記録
年度 | チーム | 平均自責点 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 打者 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 四球 | 死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
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2017 | LG | 4.50 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 118 | 26 | 30 | 2 | 11 | 2 | 23 | 13 | 13 |
2018 | 5.91 | 56 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 3 | 0.375 | 312 | 67 | 69 | 10 | 37 | 5 | 44 | 51 | 44 | |
2019 | 1.52 | 65 | 0 | 0 | 8 | 2 | 35 | 1 | 0.800 | 288 | 71 | 47 | 4 | 30 | 4 | 76 | 13 | 12 | |
2020 | 4.10 | 40 | 0 | 0 | 0 | 4 | 17 | 1 | 0.000 | 183 | 41.2 | 37 | 2 | 19 | 2 | 51 | 22 | 19 | |
2021 | 2.17 | 63 | 0 | 0 | 1 | 5 | 30 | 0 | 0.167 | 240 | 58 | 47 | 3 | 23 | 3 | 68 | 15 | 14 | |
2022 | 1.48 | 61 | 0 | 0 | 4 | 2 | 42 | 0 | 0.667 | 240 | 60.2 | 37 | 6 | 21 | 1 | 80 | 12 | 10 | |
2023 | 3,68 | 44 | 0 | 0 | 3 | 8 | 15 | 0 | 0.273 | 190 | 44 | 38 | 2 | 22 | 4 | 59 | 19 | 18 | |
通算 | 6シーズン | 3.18 | 354 | 0 | 0 | 19 | 26 | 149 | 6 | 0.422 | 1571 | 368.1 | 305 | 29 | 163 | 21 | 401 | 145 | 130 |
・太字はリーグ最高
代表歴
背番号
- 19 (2017年 - 2023年)
脚注
- ^ “‘섬소년’ LG 고우석 “야구는 운명처럼 온 기회”” (朝鮮語). 스포츠춘추 (2017年2月24日). 2022年11月9日閲覧。
- ^ 허리 끊어준 LG 고우석의 호투, KIA 추격의지 꺾었다 アーカイブ 2018年11月15日 - ウェイバックマシン - 스타뉴스
- ^ https://sports.chosun.com/baseball/2022-12-04/202212050100028140003182?t=n1
- ^ AJ Cassavell (2024年1月3日). “Padres have 2-year deal with Korean closer Go”. MLB.com. 2024年1月6日閲覧。
- ^ “地元凱旋のはずが…開幕日にマイナー降格 悲劇の韓国人右腕に同情の声「気の毒だ」”. Full-Count. (2024年3月20日) 2024年5月13日閲覧。
- ^ “Padres announce 2024 Opening Day roster” (英語). MLB.com (2024年3月20日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ https://madfriars.com/2024/03/30/san-diego-padres-daily-farm-report-march-29/
- ^ “WBCで大谷翔平に「故意死球」発言の高佑錫が1球も投げずにパドレスから放出される”. news.yahoo.co.jp. 東スポweb (2024年5月4日). 2024年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月6日閲覧。
- ^ “Padres acquire batting champ Arraez from Marlins” (英語). MLB.com. 2024年5月4日閲覧。
- ^ “Marlins Acquire Shaun Anderson, Designate Woo-Suk Go” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “Marlins Outright Woo-Suk Go” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年6月5日閲覧。
- ^ https://full-count.jp/2023/01/21/post1329467/
- ^ 溝口拓也 (2023年3月2日). “【WBC】大谷翔平に〝故意死球〟発言 韓国投手に球界OBあきれ「ぶつけたら大問題」”. 東スポWEB 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【WBC】大谷へ“故意死球発言”で波紋の韓国守護神コ・ウソクは一度も登板せず大会終了”. Sponichi Annex. (2023年3月13日) 2023年3月14日閲覧。
外部リンク
- 高 宇錫 - statiz.co.kr
- 高佑錫 (@gowoodori) - Instagram