2017年のロサンゼルス・ドジャース

2017年のロサンゼルス・ドジャース
成績
ナショナルリーグ西地区1位
ナショナルリーグ優勝
ワールドシリーズ敗退
本拠地
都市 カリフォルニア州ロサンゼルス
ドジャー・スタジアム
球団組織
オーナー グッゲンハイム・ベースボール・マネジメント
監督 デーブ・ロバーツ
2018 »

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2017年ロサンゼルス・ドジャース(2017 Los Angeles Dodgers season)は、球団創設以来133年目のシーズン。ロサンゼルスドジャー・スタジアムでは55年目のシーズン。監督は2年目のデーブ・ロバーツ。所属はナショナルリーグ西地区

オフシーズン

2016年は4年連続15回目の地区優勝を達成した。ポストシーズンではリーグチャンピオンシップシリーズでシカゴ・カブスと対戦したが、2勝4敗で敗れた。

開幕後

7月に20勝3敗という驚異的な成績を残すなど、首位を独走[1]。レギュラーシーズンの補強期限最終日である7月31日には、手薄な右の先発を補う目的で[2]、テキサス・レンジャーズからトレードダルビッシュ有を獲得した[3]。ナ・リーグ1位のチーム防御率(3.38)が示す[4]ように、安定した投手力で確実に勝利を重ねていった[3]。9月に1944年以来73年ぶりに11連敗を喫するなど、大きく失速する[5]も、22日に5年連続16回目の地区優勝を達成[6]。10月1日に全日程が終了。最終成績は104勝58敗だった。

6月には、チーム全体で50本の本塁打を放ち、ブルックリン・ドジャース時代の1953年7月と8月に樹立された月間チーム本塁打数「49」を64年振りに更新している[7]

ポストシーズンではディビジョンシリーズでアリゾナ・ダイヤモンドバックスを破り、リーグチャンピオンシップシリーズでシカゴ・カブスを4勝1敗で破り、29年ぶり22回目のリーグ優勝を達成した[8]

ワールドシリーズでは、ヒューストン・アストロズとの対戦となった。100勝以上したチームの組み合わせは1970年のワールドシリーズ以来であった[9]。逆王手をかけ[10]、第7戦までもつれたが、1-5で敗れ、世界一にあと一歩届かなかった[11][12]

チーム成績

シーズン成績

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ボストン・レッドソックス 93 69 .574
2 ニューヨーク・ヤンキース 91 71 .562 2.0
3 タンパベイ・レイズ  80 82 .494 13.0
4 トロント・ブルージェイズ 76 86 .469 17.0
5 ボルチモア・オリオールズ 75 87 .463 18.0
中地区
1 クリーブランド・インディアンス 102 60 .630
2 ミネソタ・ツインズ 85 77 .525 17.0
3 カンザスシティ・ロイヤルズ 80 82 .494 22.0
4 シカゴ・ホワイトソックス 67 95 .414 35.0
5 デトロイト・タイガース 64 98 .395 38.0
西地区
1 ヒューストン・アストロズ 101 61 .623
2 ロサンゼルス・エンゼルス 80 82 .494 21.0
3 シアトル・マリナーズ 78 84 .481 23.0
3 テキサス・レンジャーズ 78 84 .481 23.0
5 オークランド・アスレチックス 75 87 .463 26.0
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ワシントン・ナショナルズ 97 65 .599
2 マイアミ・マーリンズ 77 85 .475 20.0
3 アトランタ・ブレーブス 72 90 .444 25.0
4 ニューヨーク・メッツ 70 92 .432 27.0
5 フィラデルフィア・フィリーズ 66 96 .407 31.0
中地区
1 シカゴ・カブス 92 70 .568
2 ミルウォーキー・ブルワーズ 86 76 .531 6.0
3 セントルイス・カージナルス 83 79 .512 9.0
4 ピッツバーグ・パイレーツ 74 88 .457 18.0
5 シンシナティ・レッズ 68 94 .420 24.0
西地区
1 ロサンゼルス・ドジャース 104 58 .642
2 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 93 69 .574 11.0
3 コロラド・ロッキーズ 87 75 .537 17.0
4 サンディエゴ・パドレス 71 91 .438 33.0
5 サンフランシスコ・ジャイアンツ 64 98 .395 40.0

ポストシーズン

ディビジョンシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月6日 第1戦 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 5-9 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
10月7日 第2戦 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 5-8 ロサンゼルス・ドジャース
10月8日 第3戦 ロサンゼルス・ドジャース 3-1 アリゾナ・ダイヤモンドバックス チェイス・フィールド
リーグチャンピオンシップシリーズ進出
リーグチャンピオンシップシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月14日 第1戦 シカゴ・カブス 2-5 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
10月15日 第2戦 シカゴ・カブス 1-4x ロサンゼルス・ドジャース
10月17日 第3戦 ロサンゼルス・ドジャース 6-1 シカゴ・カブス リグレー・フィールド
10月18日 第4戦 ロサンゼルス・ドジャース 2-3 シカゴ・カブス
10月19日 第5戦 ロサンゼルス・ドジャース 11-1 シカゴ・カブス
ワールドシリーズ進出
ワールドシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月24日(火) 第1戦 ヒューストン・アストロズ 1-3 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
10月25日(水) 第2戦 ヒューストン・アストロズ 7-6 ロサンゼルス・ドジャース
10月27日(金) 第3戦 ロサンゼルス・ドジャース 3-5 ヒューストン・アストロズ ミニッツメイド・パーク
10月28日(土) 第4戦 ロサンゼルス・ドジャース 6-2 ヒューストン・アストロズ
10月29日(日) 第5戦 ロサンゼルス・ドジャース 12-13x ヒューストン・アストロズ
10月31日(火) 第6戦 ヒューストン・アストロズ 1-3 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
11月01日(水) 第7戦 ヒューストン・アストロズ 5-1 ロサンゼルス・ドジャース
ワールドシリーズ敗退

入団・再契約

オフシーズン・開幕前

入団
日付 背番号 選手名 ポジション 前所属 出典
2016年11月11日 ダリン・ラフ 一塁手 フィラデルフィア・フィリーズ(トレード) [13]
ダーネル・スウィーニー

首脳陣

ロサンゼルス・ドジャース 2017
背番号 名前 役職
30 デーブ・ロバーツ 監督
8 ボブ・ゲレン ベンチコーチ
12 ターナー・ウォード 打撃コーチ
49 ティム・ハイヤーズ英語版 打撃コーチ補佐
40 リック・ハニカット 投手コーチ
27 ジョージ・ロンバード英語版 一塁コーチ
45 クリス・ウッドウォード 三塁コーチ
54 ジョシュ・バード ブルペンコーチ
13 フアン・カストロ クォリティ・アシュアランスコーチ
85 ロブ・フリッポ ブルペン捕手
82 スティーブ・シラディ ブルペン捕手
7 スティーブ・イェーガー 捕手コーチ

個人成績

投手成績

色付きは規定投球回数(162イニング)以上の選手


































クレイトン・カーショウ 27 1 0 18 4 0 .818 175.0 136 23 30 202 49 45 2.31

野手成績

色付きは規定打数(440打数)以上の選手



































コーリー・シーガー 145 613 539 85 159 33 0 22 77 4 0 3 67 131 .295 .375
クリス・テイラー 140 568 514 85 148 34 5 21 72 17 0 1 50 142 .288 .354
ヤシエル・プイグ 152 570 499 72 131 24 2 28 74 15 0 5 64 100 .263 .346
コディ・ベリンジャー 132 548 480 87 128 26 4 39 97 10 0 3 64 146 .267 .352
ジャスティン・ターナー 130 543 457 72 147 32 0 21 71 7 1 7 59 56 .322 .415

タイトル

表彰

達成記録

  • 月日 -

MLBドラフト

順位 選手 守備位置 学校
23 ジャレン・ケンドール 外野手 ヴァンダービルト大学
100 コナー・ウォン 捕手 ヒューストン大学
220 ザック・ポップ 投手 ケンタッキー大学
310 ザック・レクス 外野手 ケンタッキー大学
370 アンドレ・ジャクソン 投手 ユタ大学

脚注

出典

  1. ^ Dodgers win 8th in row on Farmer's hit in 11th | MLB.com”. web.archive.org (2017年7月31日). 2024年11月24日閲覧。
  2. ^ ダルビッシュがドジャースにトレード、移籍期限ギリギリで成立 | ダルビッシュ有 | 野球のすべてが楽しめる野球情報サイト「BASEBALL GATE」新登場!”. BASEBALL GATE. 2024年11月24日閲覧。
  3. ^ a b ダルビッシュがドジャースにトレード、移籍期限ギリギリで成立”. CYCLE やわらかスポーツ情報サイト (2017年8月1日). 2024年11月24日閲覧。
  4. ^ ダルビッシュと前田健太はドジャースを29年ぶりの世界一に導けるか (3ページ目)”. 集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva (2017年10月24日). 2024年11月24日閲覧。
  5. ^ ドジャース4連敗、地区優勝は時間の問題もポストシーズンに不安 | MLB | 野球のすべてが楽しめる野球情報サイト「BASEBALL GATE」新登場!”. BASEBALL GATE. 2024年11月24日閲覧。
  6. ^ ドジャースが地区5連覇、歓喜のシャンパンファイト | ダルビッシュ有 | 野球のすべてが楽しめる野球情報サイト「BASEBALL GATE」新登場!”. BASEBALL GATE. 2024年11月24日閲覧。
  7. ^ ドジャース 月間50本塁打の球団記録を達成 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月24日閲覧。
  8. ^ ドジャース 29年ぶりワールドシリーズ進出!マエケンまたも完璧救援」『スポーツニッポン』2017年10月20日。2024年10月29日閲覧
  9. ^ ドジャース、アストロズとも100勝以上、今年のワールドシリーズは横綱対決(豊浦彰太郎) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2024年11月24日閲覧。
  10. ^ ドジャース、逆転勝利で逆王手!マエケン大一番で好救援 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月24日閲覧。
  11. ^ アストロズ ワールドシリーズ初制覇!強力打線がダルKO、ドジャース29年ぶり世界一ならず - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月24日閲覧。
  12. ^ アストロズ ワールドシリーズ初制覇!強力打線がダルKO、ドジャース29年ぶり世界一ならず」『スポーツニッポン』2017年11月2日。2024年10月29日閲覧
  13. ^ フィリーズ、ドジャースからH.ケンドリックを獲得」『コラミィ』2016年11月12日。2017年2月11日閲覧

関連項目

外部リンク