A GIRL IN SUMMER
『A GIRL IN SUMMER 』(ア・ガール・イン・サマー)は、松任谷由実 (ユーミン)の34枚目のオリジナルアルバム。2006年 5月24日 に東芝EMI よりリリースされた(TOCT-25920)。
解説
前作から約1年半ぶりのオリジナルアルバム発売である。
発売に先駆けてiTunes Music Store で一部楽曲が先行販売されるという画期的な試みもなされた。『A GIRL IN SUMMER iTMS edition』として6曲を先行配信(「Forgiveness」のビデオクリップとデジタルブックレット付き)、残りの6曲は6月21日から配信が開始された。
TV-CMには田中美保 が出演した。
アルバム発売に前後して4月14日〜7月17日に『THE LAST WEDNESDAY TOUR』が開催。
アルバム発売の直前にクレージーキャッツ との共演シングル『Still Crazy For You』(フジテレビ ほか『ウチくる!? 』2006年4月2日 - 5月28日エンディングテーマ)を発売したが、このアルバムには収録されなかった。
オリコン 週間アルバムチャートで41作目のTOP10入り。
収録曲
CD
全作詞・作曲: 松任谷由実。 # タイトル 作詞 作曲・編曲 編曲 時間 1. 「Blue Planet 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:03 2. 「海に来て -Came By the Ocean- [ 注釈 1] 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:50 3. 「哀しみのルート16 -Sentimental Route 16- 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 3:08 4. 「もうここには何もない -There's Nothing Here Anymore- 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆、Jerry Hey 4:38 5. 「あなたに届くように -Singing For You- (album version)」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:05 6. 「Many is the time 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆、Jerry Hey 4:14 7. 「虹の下のどしゃ降りで -Pouring Rain Under the Rainbow- 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:04 8. 「Escape 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆、Jerry Hey 4:10 9. 「Forgiveness 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:40 10. 「ついてゆくわ -I'll Follow My Dream- (album version)」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 3:43 11. 「時空のダンス -Dancing Through Time and Space- 」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 4:42 12. 「Smile again (YUMING version)」 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 5:02
楽曲解説
Blue Planet
楽曲が完成した際、波 とサーフィン が思い浮かび、サーフィンをしたくなるような曲を念頭に制作された[ 2] 。サーファー たちへの賛歌でもある[ 2] 。
海に来て
2018年の自薦ベスト『ユーミンからの、恋のうた。 』に選曲された。
哀しみのルート16
ルート16とは国道16号 線のこと。ユーミン自身気にいっている一曲[ 2] 。
ベストアルバム『SEASONS COLOURS -春夏撰曲集- 』『日本の恋と、ユーミンと。 』にも収録されている。
もうここには何もない
あなたに届くように (album version)
先行シングル曲。NHK 『探検ロマン世界遺産 』テーマソング。歌詞を若干変更した。
Many is the time
ボサノヴァ やラテン音楽 を織り込んだポップ・ソング[ 2] 。
虹の下のどしゃ降りで
2006年 2月15日 にシングル発売。西原亜希 が出演するJR東日本 「モバイルSuica キャンペーン」CMソング(少しだけホームシック篇、東京になっていく篇、あの手この手篇、思わず飛んでしまう篇)。仲間由紀恵 が出演するau 「モバイルSuicaキャンペーン」CMソング(モバイルSuica・スイスイ篇)。一部地域(関東地区 )のみOAされた。ミュージックビデオにはパパイヤ鈴木 が振り付けし、自身も特別出演している。
Escape
最初はローリング・ストーンズ のような曲を目指していたが、アメコミの「ディック・トレイシー 風で」というプロデューサーからのアイディアを元に、コミカルタッチの展開が作られた[ 2] 。
Forgiveness
ハウス 「北海道シチュー」「北海道チャウダー」CMソング(緒形直人 と藤谷美紀 が出演)。
夕焼けを背景にした曲であるが、「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ 」の時が人影がぐんぐん伸びていくような赤い夕陽だったのに対し、本曲では雲の間からビームを放っているような夕陽をイメージした[ 2] 。
THE LAST WEDNESDAY TOUR のセットを使ったミュージックビデオも制作された、公式YouTube チャンネルで視聴可能。
2022年のベスト『ユーミン万歳! 』では2022 mixが収録。
ついてゆくわ (album version)
先行シングル曲。TBS 系ドラマ『夢で逢いましょう 』主題歌。シングルでは歌詞を「父と娘」との内容だったのに対し、アルバムに収録する際に「恋人同士」の内容に大幅に変更された。
時空のダンス
曲名はアルバム『スユアの波 』の仮タイトル「時空のサーファー」が原型。「未来カー」をテーマに[ 2] 近未来をイメージした楽曲。「Blue Planet」とともに脳内のインナー・ワールドをサーフィンし続ける脳内サーファーの自分自身を映し出しているとインタビューで語っている[ 2] 。
「三菱・i 」CMイメージソング。
Smile again (YUMING version)
今回のボーナストラック扱い。アジアのアーティスト4人と結成した「松任谷由実 with Friends Of Love The Earth 」で発表した曲のソロバージョン。愛・地球博 テーマソングとして製作され、地球博最後の大型イベントでも披露された。この曲で紅白歌合戦 に初出場。TOKYO FM (JFM) ヒューマンコンシャスキャンペーンソング。オリジナルバージョンはシングル『虹の下のどしゃ降りで』のカップリングに収録された。
参加ミュージシャン
キーボード&プログラミング : 松任谷正隆
ドラム : Vinnie Colaiuta (#1,#3~#8,#10,#11)、島村英二 (#9,#12)
ベース : Neil Stubenhaus (#1,#3~#8,#10,#11)、美久月千晴 (#9,#12)
エレクトリック・ギター : Dean Parks (#1,#4,#7,#11)、鳥山雄司 (#2,#3,#8,#9,#12)
アコースティック・ギター : Dean Parks(#1,#2,#6,#9)、鳥山雄司(#5)
ガット・ギター : 鳥山雄司(#5)
12弦ギター : Dean Parks(#11)
トランペット : Jerry Hey (#4,#6,#8)、Gary Grant(#4,#6,#8)
トロンボーン : Reggie Young(#4,#6,#8)
サックス : Dan Higgins(#1,#4,#6~#8)
フルート : Dan Higgins(#4,#6)
パーカッション : Michael Fisher(#1,#3,#4,#6,#8)
ヴァイオリン : 栄田嘉彦(#1,#2,#6~#9,#11,#12)、桐山なぎさ(#1,#2,#5,#6,#8~#12)、村田幸謙(#1,#2,#6,#9,#11,#12)、中嶋弦一郎(#1,#2,#6,#8,#11)、押鐘貴之(#1,#2,#6,#8,#11)、小倉達夫(#1,#2,#9,#11,#12)、伊能修(#1,#2)、大林典代(#1,#2,#5,#10)、金原千恵子 (#7)、竹内純(#7)、大久保祐子(#5,#7,#10)、藤家泉子(#5,#10)
ヴィオラ : 鈴木民雄(#1,#2,#5,#7~#12)、細川愛子(#1,#2,#6,#8,#11)
チェロ : 阿部雅士(#1,#2,#5,#6,#8~#12)、笠原綾乃(#1,#2,#8,#11)
サウンド・エフェクト : 山中雅文(#1,#8,#11)
コーラス : 松任谷由実 、OTOTACHIBANA(#4,#8)
脚注
注釈
外部リンク
シングル
オリジナル
1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 配信
コラボレート
アルバム
オリジナル ベスト
コラボベスト セルフカバー ライブ ボックス 特別企画盤
カテゴリ
映像作品 楽曲 番組
関連項目
カテゴリ
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