In-N-Out Burger

In-N-Out Burger
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州アーバイン
設立 1948年、同州ボールドウィンパーク
事業内容 ファストフードチェーン
代表者 Lynsi Martinez (Owner)
Mark Taylor (President)
Roger Kotch (CFO)
外部リンク http://www.in-n-out.com/
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A Double-Double burger
店舗(カリフォルニア州サンフランシスコ
店舗(カリフォルニア州ピノール
ハンバーガーとフライドポテトなど

In-N-Out Burger (イン・アンド・アウト・バーガー) は、アメリカ合衆国の南西部や中部で展開しているファストフードチェーンストアである。2016年4月現在カリフォルニア州ネヴァダ州アリゾナ州ユタ州テキサス州に310店舗ほどを展開している。ユタ州は同じ商品名で販売していた店が出たため、対抗するために店舗をオープンした(その後、模造店は潰れた)。

1948年にロサンゼルスの郊外に1号店がオープンし、当時のカリフォルニア州で最初のドライブスルーハンバーガーショップだった。スピーカーを二台使いインターコムで注文を取るシステムは第二次世界大戦直後のアメリカでは斬新でユニークだった。

概要

注文を受けてから調理するため、出来たての物を食べられる。具材の鮮度にこだわっており、特にフライドポテトは各店舗でカットした新鮮なじゃがいもをその場で揚げて提供している。その他の具材も新鮮である。

商品のクオリティーや客の来店頻度を下げないために、大規模なチェーン展開は行っていない。そのため、アンケートでも客の満足度は高く、カリフォルニアではマクドナルドなどのファーストフード店よりも混んでいることが多い。

現社長のLynsi(リンジー)は、会社の信念を「リーダーを含め、全ての人が仕える人生を歩むべき」としていて、全従業員のトレーニングにその信念が埋め込まれているようにしている。

メニュー

サンドイッチは、ハンバーガーチーズバーガー、そして"Double-Double (ダボ・ダボ)"と呼ばれるパティとチーズが二枚ずつ入ったチーズバーガーの3種類しかない。それ以外は、フライドポテトと各種ドリンクだけという非常にシンプルなメニュー構成となっている。

しかしながら多種の裏メニューが存在し(公式ウェブサイトに掲載されているため真の意味での「裏メニュー」ではない)、さらに具材の追加も可能なので、自由度は高い。

裏メニューとして定番のものはいくつかあり、3x3 (スリー・バイ・スリー)は3枚のパティに3枚のチーズ)、4x4(フォー・バイ・フォー)は4枚のパティ―に4枚のチーズ、Protein Style(プロテイン・スタイル)はバンズの代わりにレタスで挟んだもの、Flying Dutchman(フライング・ダッチマン)は2枚のパティと2枚のチーズのみ(バンズや野菜、ソースなどは一切無いもの)、などがある。

以前は追加料金を払えばパティとチーズは好きなだけ追加が可能だったが、2004年にパティ100枚とチーズ100枚の「100x100」が注文された「事件」があり、口コミで広まってしまったため、4x4を超える注文は不可能とされた[1]

注文時にタマネギを入れるかどうかを聞かれるが、生のものか、炒めたものか、「Animal Style(アニマル・スタイル)」を選ぶことができる。アニマル・スタイルは炒めたタマネギにマスタードや刻んだピクルスなどを混ぜたものである。フライドポテトもアニマル・スタイルで注文することができ、溶けたチーズ2枚の上にマスタードや刻んだピクルスを混ぜたものと炒めたタマネギが載せられた状態で提供される。

2018年1月には初めてホットチョコレート(マシュマロ入り)がメニューに追加されたが、メニューに掲載されていなかっただけで1950年代にも提供されていた。ホットチョコレート用のココアパウダーはアメリカで3番目に古い老舗チョコレート会社であるGhirardelli (ギラデリ社)のものを使用している。

創設者のHarry Snyder(ハリー・スナイダー)がキリスト教信者になったとき、コップや包み紙に聖書のことばを印刷することを決め、ドリンク用のコップの底の横面には「John 3:16」 (ヨハネによる福音書3章16節)、シェイク用のコップには「Proverbs 3:5」(箴言3章5節)、Double-Doubleの包み紙には「Nahum 1:7」(ナホム書1章7節)、ハンバーガーとチーズバーガーの包み紙には「Revelations 3:20」(黙示録3章20節)と書かれている。その後、孫のLynsi(リンジ―)が社長になり、彼女もキリスト教信者になったときに、ポテトの容器には「Proverbs 24:16」(箴言24章16節)、コーヒーとホットチョコレート用のコップには「Luke 6:35」(ルカによる福音書6章35節)と記載することを決めた。

A店内

日本展開

日本では、2012年3月27日 11:00〜15:00の4時間、2013年2月21日 11:00〜15:00の4時間のみ、東京原宿のレストラン「ZipZap」で、2015年3月19日 11:00-15:00の4時間のみ、京都河原町のカフェ「サンクカフェ」で、2018年11月6日 11:00~15:00の4時間のみ、東京・代々木のカフェ「くらうど」で、テストマーケティング(スペシャルプロモーション)のために出店した。

その後、2023年6月7日に恵比寿で一日限定となるポップアップストアをオープンした。情報が前日に公開されたにもかかわらず、始発で駆け付けた人もおり、1000人以上が列を作った。

脚注

外部リンク