Pharo
Pharoのロゴ | |
Screenshot of the Pharo IDE | |
登場時期 | 2008年 |
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開発者 | Pharo community |
最新リリース | 12.0 / 2024年4月26日[1] |
影響を受けた言語 | Smalltalk (Squeak) |
プログラミング言語 | Smalltalk |
プラットフォーム | Windows, Linux, macOS, others |
ライセンス |
MIT license, partially [[Apache License |Apache License 2.0]][2] |
ウェブサイト |
pharo |
Pharoは、Smalltalkのオープンソース実装の一つで、プログラミング言語および統合開発環境を含む。オブジェクトの即時操作、ライブアップデート、高速な再コンパイルといった強力なライブプログラミング機能を中心に提供している。
導入
Pharoは、ギリシャ語で灯台を意味するΦάροςが由来である。Pharoのロゴでは、oの中に灯台が描かれている。
歴史
PharoはSqueakのフォークとして作成された。Pharo consortium(企業向け)とPharo association(一般ユーザー向け)によってサポートされる。
- 2008年にSqueakからフォークされる。
- 2010年4月15日、Pharo 1.0が公開される。
- 2010年7月26日、Pharo 1.1が公開される。
- 2011年3月29日、Pharo 1.2が公開される。
- 2011年8月、Pharo 1.3が公開される。
- 2012年4月、Pharo 1.4が公開される[3]。
- 2013年3月18日、Pharo 2.0が公開される[4]。
- 2014年4月、Pharo 3.0が公開される[5]。
- 2015年4月、Pharo 4.0が公開される[6]。
- 2016年5月、Pharo 5.0が公開される[7]。
- 2017年6月6日、Pharo 6.0が公開される[8]。
- 2017年7月24日、Pharo 6.1が公開される[9]。
- 2019年1月22日、Pharo 7.0が公開される[10]。
- 2020年1月20日、Pharo 8.0が公開される[11]。
利用例
企業を含む、様々なプロジェクトがPharoを使って開発を行っている。例えば、
- Seaside社:動的なWeb開発[12]
- Zinc社:サーバ構築[13]
- Moose(解析プラットフォーム)はデータ解析や、ソフトウェアの作成にPharoを使っている[14]。
- グラフィクスライブラリの開発
- Roassal(データ可視化ツール)
Pharo consortium[15]はPharoを協賛する企業のために設立された。一方、Pharo association[16]はPharoを協賛するユーザーのために設立された。
性能と仮想マシン (VM)
Pharoの性能は(Smalltalkによって書かれた)仮想マシンに依存する。2008年、Squeak、PharoおよびNewspeakのために開発された新しい仮想マシンCogは、最速のSmalltalk仮想マシンに近い、高い性能を持っていた[17]。2014年から2015年まで、仮想マシンのコミュニティは、性能の向上と64bit仮想マシンサポートのため、新しいCogのためのメモリマネージャであるSpurの開発に注力した[18]。
出典
- ^ 出典URL: https://pharo.org/news/2024-04-26-pharo12-released.html
- ^ Pharo license information
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk — Release 1.4”. Pharo-project.org (2012年4月17日). 2013年4月5日閲覧。
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk — Release 2.0”. Pharo-project.org (2013年3月18日). 2013年4月5日閲覧。
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk — Release 3.0”. pharo.org (2014年4月30日). 2017年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk — Release 4.0”. pharo.org (2015年4月15日). 2017年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk — Release 5.0”. pharo.org (2016年5月12日). 2017年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “Pharo Open Source Smalltalk - Release 6.0”. pharo.org (2017年6月6日). 2017年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “Pharo 6.1 released”. pharo.org (2017年7月24日). 2017年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “Pharo 7.0 released”. pharo.org (2019年1月22日). 2019年11月15日閲覧。
- ^ “Pharo 8.0 released!”. pharo.org (2020年2月14日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “Home”. seaside.st (2007年3月18日). 2013年4月5日閲覧。
- ^ “Zinc HTTP Components”. Zn.stfx.eu. 2013年4月5日閲覧。
- ^ “Home”. Moose technology. 2013年4月5日閲覧。
- ^ “web: Pharo Consortium”. Consortium.pharo.org (2013年3月31日). 2013年4月5日閲覧。
- ^ “association: Pharo Association”. Association.pharo.org. 2013年4月5日閲覧。
- ^ “Cog Blog”. Mirandabanda.org. 2013年4月5日閲覧。
- ^ “7-point summary of the Spur memory manager”. Clément Béra. 2015年4月17日閲覧。
関連項目
- Amber Smalltalk
- GNU Smalltalk
- VisualWorks