XLR11
国立航空宇宙博物館で展示されているXLR11ロケットエンジン | |
原開発国 | アメリカ合衆国 |
---|---|
使用期間 | 1947–1960 |
開発企業 | Reaction Motors Inc. |
後継 | XLR-99 |
液体 | |
性能 | |
推力 | 6,000 lbf (27 kN) |
寸法 | |
乾燥重量 | 210 lb (95 kg) |
XLR11はリアクション・モーターズ社によって1944年に開発が始まったロケットエンジン。
4基の燃焼室を持ち、推力1500lbf(重量ポンド、6.7 kN, 680 kgf)を発生する。エンジンの出力は加減できないが、4基の燃焼室のいくつかの燃焼を止める事によって加減する。
燃料には75%エタノール、酸化剤には液体酸素を使用する[1]。
初期型は加圧供給式だったが、XLR11-RM-5は過酸化水素を利用したガスジェネレータ式ターボポンプで加圧する[2][3]。
XLR11はX-1やドライデン飛行研究センターのリフティングボディや他の実験機にも使用された。
初期のX-15でも2基のXLR11が使用されている。各燃焼室の推力が2000lbf (8.9 kN,910 kgf) に増強され、全体では1万6000lbf (71 kN,7300 kgf) に達した。
脚注
- ^ “XLR11”. www.astronautix.com. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Reaction Motors XLR11 Rocket > National Museum of the United States Air Force™ > Display”. 国立アメリカ空軍博物館. 2025年1月15日閲覧。
- ^ “Orbit Seals: X-1 X-15のXLR11 ロケットエンジン ターボポンプ, XLR11 Rocket Engine Turbopump Reaction Motors for X-1/X-15 rocket plane”. Orbit Seals (2021年8月13日金曜日). 2025年1月14日閲覧。