イプスウィッチ (クイーンズランド州)
イプスウィッチ(Ipswich)は、オーストラリアのクイーンズランド州南東部、ブリマー川沿いに位置する地域自治体(LGA)である。
地理
位置
州都ブリスベンの南西40kmに位置する。 面積は1,207 km²。統計上はブリズベン都市圏に含まれるが、独自の歴史を持った都市である。
地形
河川
- 主な川
- ブリマー川
人口
人口は約20万人。ブリスベン都市圏の拡大に伴い人口は増加傾向にある。
歴史
- 1826年、モートン湾流刑地の司令官パトリック・ローガン はブリスベン川を上り、石灰岩などの鉱物をこの地域に発見した。直ちに入植が計画され、翌年、最初の流刑者と教区民生委員が到着し採掘が開始された。町は "Limestone" (石灰岩)と呼ばれ、当時の中心道路は Limestone Street という名前だった。
- 1843年、クイーンズランドの植民地「イプスウィッチ」と制定される。 改名は、兵士のヘンリー・ウェイドが発議し、NSW総督ジョージ・ギプス が承認した[1]。名称はイングランドのイプスウィッチから来ている。
- 1848年、石炭の採掘開始。
- 1858年、自治体であることを宣言。クイーンズランド植民地発足時には州都の候補地の一つだった。
- 1865年、クイーンズランドで最初の鉄道が開業した。
- 1893年に洪水の被害を受けた[2]。
- 1974年、ブリスベン洪水 で8,500戸が浸水した。
対外関係
姉妹都市・提携都市
- 姉妹都市
経済
石炭の採掘は現在でも行われており、イプスウィッチの主力産業である。近年は製造業の集積が進んでおり、雇用の機会が増えている。
開発
ブリズベン都市圏の拡大により、イプスウィッチ周辺では住宅開発が盛んに行われており、人口は急速に増加している。特にリプリー 地区の開発は州内最大規模である。
交通
鉄道
鉄道はイプスウィッチ・ローズウッド線でブリズベンと結ばれている。イプスウィッチ駅は州内で最初の鉄道駅である。
教育
大学
- サザンクイーンズランド大学 (2006年開設)
- クイーンズランド大学 イプスウィッチキャンパス
- TAFE Queensland South West, Bundamba & Springfield