エステル・デュフロ

エスター・デュフロ
Duflo at Pop!Tech 2009.
生誕 (1972-10-25) 1972年10月25日(51歳)
フランスの旗 フランスパリ
国籍 フランスの旗 フランス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関 マサチューセッツ工科大学
研究分野 開発経済学
母校 パリ高等師範学校
パリ経済学校
マサチューセッツ工科大学
博士課程
指導教員
アビジット・V・バナジー[1]
ヨシュア・アングリスト[1]
受賞 ジョン・ベイツ・クラーク賞(2010)
ノーベル経済学賞(2019)
情報 - IDEAS/RePEc
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2019年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:世界の貧困を改善するための実験的アプローチに関する功績

エステル・デュフロEsther Duflo, 1972年10月25日 - )はフランス人経済学者で、現在はマサチューセッツ工科大学教授を務めている。マサチューセッツ工科大学では貧困問題と開発経済学を担当しており、マサチューセッツ工科大学のAbdul Latif Jameel Poverty Action Labの創設者の一人である。さらに全米経済研究所のリサーチアソシエイト等も兼任している。2019年にノーベル経済学賞を受賞した。

彼女の専門は、開発途上国におけるミクロ開発経済学であり、家計行動・教育・ファイナンスへのアクセス・健康・政策評価等も含まれる。

経歴

1972年に数学者の父、人道活動を行う医者の母のもと、パリに生まれ、プロテスタント教育を受ける。アンリ4世校を経て、パリ高等師範学校にて歴史学及び経済学、パリ経済学校にて応用経済学の博士準備過程を修了し、経済学のアグレガシオンを取得[要検証]。後に配偶者ともなるアビジット・V・バナジー(Abhijit Banerjee)とジョシュ・アングリスト(Joshua Angrist)の指導の下、1999年にマサチューセッツ工科大学にて経済学の博士号を取得。2002年にマサチューセッツ工科大学のテニュアポジションの准教授、2004年より同教授。2012年にアメリカ合衆国市民権を取得。

主な受賞歴

著書

単著

  • Experience, science et lutte contre la pauvreté, (Fayard, 2009).
  • Le Développment Humain (Lutter contre la pauvrete, volume 1), (Le seuil, 2010).
  • La polique de l'autonomie (Lutter contre la pauvrete, volume 2), (Le seuil, 2010).
峯陽一、コザ・アリーン訳 『貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス』(みすず書房, 2017年)

共著

  • Poor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty, with Abhijit V. Banerjee , (PublicAffairs, April 2011).
  • Handbook of Field Experiments, Vol.1 and 2, with Abhijit Vinayak Banerjee , (North –Holland (an imprint of Elsevier), 2017).
    • 小林庸平監訳 『政策評価のための因果関係の見つけ方 ランダム化比較試験入門』(日本評論社, 2019年)
  • Good Economics for Hard Times: Better Answers to Our Biggest Problems, with Abhijit V. Banerjee , (PublicAffairs, 2019).
    • 村井章子訳『絶望を希望に変える経済学』(日経BP日本経済新聞出版本部, 2020年)

脚注

  1. ^ a b Duflo, Esther (1999), Essays in empirical development economics. Ph.D. dissertation, Massachusetts Institute of Technology.

外部リンク