ダイアスポア

ダイアスポア
ダイアスポア
ダイアスポア
分類 水酸化鉱物
化学式 AlO(OH)
結晶系 斜方晶系
へき開 一方向に完全
モース硬度 6.5 - 7
光沢 ガラス光沢
白色
条痕 白色
比重 3.4
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ダイアスポアもしくはジアスポア(diaspore)は鉱物(水酸化鉱物)の一種。化学組成は AlO(OH)。斜方晶系水酸化酸化アルミニウムのα型に当たり、同質異像のγ型にはベーム石英語版がある。

熱水変質により生成されたろう石鉱床などに産する。また、ボーキサイト(アルミニウム鉱石)にも含まれる。層状・うろこ状の集合体で産するが、トルコでは肉眼サイズの大型結晶を産出する。

熱を加えると白いうろこ状のαーアルミナに変化する。この性質から、1801年に鉱物学者ルネ=ジュスト・アユイによって、ギリシア語で「散らばる」を意味するδιασπείρεινからダイアスポアと命名された[1]

広島県庄原市勝光山では、葉ろう石と淡紫色のダイアスポアが共生しているものを「ふじ石」と呼んでいる。

耐火れんがの原料となる[2][3]

出典

参考文献

関連項目

外部リンク