アモムム・スブラトゥム

Amomum subulatum
Amomum subulatum
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angisosperms
階級なし : 単子葉植物 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
: ショウガ科 Zingiberaceae
: アモムム属 Amomum
: A. subulatum
学名
Amomum subulatum
(Roxb.)
シノニム

[1]

  • Cardamomum subulatum (Roxb.) Kuntze

Amomum subulatumショウガ科アモムム属の一種である。中国語名は香豆蔻。英語ではブラックカルダモンとして知られている。その他の名称は、ヒル・カルダモン[2]ベンガル・カルダモン[2]グレーター・カルダモン[2]インディアン・カルダモン[2]ネパール・カルダモン[2]ウィングド・カルダモン[2]ビッグ・カルダモン[3][4]ブラウン・カルダモンなど。その種子鞘は強い、樟脳のような芳香を有し、乾燥の方法に由来するスモーキーな特徴を持つ。ヒンディー語ではबड़ी इलाइची (bdei ilaaichi) と呼ばれる。

記載

A. subulatum多年生草本植物であり、高さは1–2メートルに達する。葉を付ける茎と花序は塊茎から直接生える。は先が尖って、厚く、広皮針形で、根本は曲線的またはくさび形で、長さ25–60 cm、幅3.5–11 cmである。

開花期は5月から6月で、花序茎は長さ0.5–5 cmで、茶色のに覆われている。

雌雄同体の花は左右相称で、2つの花被を持つ。は長さの半分が融合している。花冠は黄色がかっており、長さは萼と同じくらいである。

染色体の数は2 n = 48。

利用

種子鞘は香辛料として使用される。グリーンカルダモンショウズク Elettaria cardamomum由来)とは異なる香りを持つ。グリーンカルダモンとは異なり、この香辛料は甘い料理にはほとんど使われない。そのスモーキーな芳香は裸火の上で乾燥させる伝統的な方法に由来する。ブラックカルダモンはグリーンカルダモンの劣った代替品と誤って[5]説明されることがある。

ソウカLanxangia tsaoko、以前の学名はAmomum tsao-ko)もブラックカルダモンと呼ばれることがある。インド料理パキスタンの一部地域の料理で主に使われるA. subulatumの鞘はより小さく、ソウカ(L. tsaoko、中国語: 草果、ベトナム語: thảo quả)は中華料理(特に四川料理)とベトナム料理で使われる。

生産

ブラックカルダモンの最大生産国はネパールであり、インドとブータンがそれに続く。インドの伝統医学では、A. subulatum塊茎の煎じ薬が黄疸の治療に使われる[6]

画像集

出典

関連項目