世界ジュニア柔道選手権大会
世界ジュニア柔道選手権大会(せかいジュニアじゅうどうせんしゅけんたいかい)は国際柔道連盟が主催するジュニア世代の世界選手権。以前は不定期開催だったが、1990年以降は偶数年開催となった。また、この年から女子の大会も始まった。さらに、2008年からはオリンピック開催年を除き、毎年開催となった。2013年から団体戦も施行されることになった。
概要
1996年の大会までは、大会開催年の12月31日時点で男子は21歳未満、女子は19歳未満がジュニア年齢と規定されていたが、1998年の大会からは男女とも20歳未満となった。さらに、2013年からは男女とも15歳以上21歳未満に変更された[1]。2010年からは各国とも男女各階級で2名の代表を選出できたが、2013年からは男女ともに代表が最大で10名までに制限された[2][3]。試合時間はシニアの大会と異なり、本戦は4分、延長は2分となる。2013年から延長戦は時間無制限となった[4]。また、2010年の大会では優勝者に2500ドル、2位に1500ドル、3位に1000ドルが授与された[5]。2013年の大会では個人戦の優勝者に2000ドル、2位に1400ドル、3位に800ドル、団体戦の優勝チームには4000ドル、2位に2800ドル、3位に1600ドルがそれぞれ授与された[6]。2014年からはメダリストの他にそのコーチにも賞金が支給されることになった。そのため、メダリストの賞金は従来より2割減となった(個人戦の優勝者に1600ドル、そのコーチに400ドル、2位に1120ドル、そのコーチに280ドル、3位に640ドル、そのコーチに160ドル、団体戦の優勝チームに3200ドル、そのコーチに800ドル、2位に2240ドル、そのコーチに560ドル、3位に1280ドル、そのコーチに320ドル)[7]。なお、2014年からはシニアに続いてジュニアでも世界ランキングが創設されたことに伴い、このランキングに基づいて各階級のシード選手が決定される[8]。2017年からは世界ジュニアの成績もシニアの世界ランキングにポイントとして反映されることになった[9][10]。なお、2019年からは2009年以来行われてきた男女の最軽量級である55kg級と44kg級が廃止された。また、開催国は各階級2名出場することが可能となった[11][12]。2020年の世界ジュニアは8月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となったものの、12月までに新たに開催する可能性が検討されていたが、結局実施されなかった[13]。2021年から再開された[14]。
実施階級
- 個人戦
男子 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
60 kg 以下 | 60〜66 kg | 66〜73 kg | 73〜81 kg | 81〜90 kg | 90〜100 kg | 100kg 超 |
女子 | ||||||
48 kg 以下 | 48〜52 kg | 52〜57 kg | 57〜63 kg | 63〜70 kg | 70〜78 kg | 78kg 超 |
- 男女別団体戦(2013年-2015年)
男子 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
66 kg 以下 | 66〜73 kg | 73〜81 kg | 81〜90 kg | 90kg 超 | |||
女子 | |||||||
52 kg 以下 | 52〜57 kg | 57〜63 kg | 63〜70 kg | 70kg 超 |
男女混合団体戦(2017年、2018年)
男子 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
60 kg 以下 | 60〜73 kg | 73〜90 kg | 90kg 超 | ||||
女子 | |||||||
48 kg 以下 | 48〜57 kg | 57〜70 kg | 70kg 超 |
男女混合団体戦(2019年ー)
男子 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
60〜73 kg | 73〜90 kg | 90kg 超 | |||||
女子 | |||||||
48〜57 kg | 57〜70 kg | 70kg 超 |
獲得ポイント
順位 | ポイント |
---|---|
優勝 | 700 |
2位 | 490 |
3位タイ | 350 |
5位タイ | 252 |
7位タイ | 182 |
ベスト16 | 112 |
ベスト32 | 84 |
1試合勝利 | 70 |
参加ポイント | 6 |
歴代優勝者
男子の歴代金メダリスト
回 | 年 | 63kg以下級 | 70kg以下級 | 80kg以下級 | 93kg以下級 | 93kg超級 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1974年 | アラン・ベレ | 秋本勝則 | 七条和己 | ビクター・ベタノフ | 吉岡剛 | |||
2 | 1976年 | 原口謙一 | 西田孝宏 | アレクサンドル・ヤチケビッチ | ロベルト・ケステンベルガー | 山下泰裕 | |||
回 | 年 | 60kg以下級 | 65kg以下級 | 71kg以下級 | 78kg以下級 | 86kg以下級 | 95kg以下級 | 95kg超級 | |
3 | 1983年 | 金載燁 | 坂下誠 | キム・ジョンヨン | 田川晋治 | アントニオ・イスナーガ | アウレリオ・ミゲル | ゲンナジー・ヤレメンコ | |
4 | 1986年 | 野口仁士 | ブルーノ・カラベッタ | 古賀稔彦 | ヨハン・ラーツ | キム・スンギュ | エフゲニ・ペチュロフ | ラファウ・クバツキ | |
5 | 1990年 | ニコライ・オジョギン | 中村行成 | ウラジーミル・ジェボアーゼ | マルコ・スピットカ | タマス・サーカシビリ | マイク・ハックス | ザザ・ドブラダシビリ | |
6 | 1992年 | 園田隆二 | イアン・フリーマン | パトリック・ライター | ダルセル・ヤンジ | 田辺勝 | 李忠錫 | ラルフ・コーザー | |
7 | 1994年 | ゲオルギ・ワザガシビリ | ゲオルギ・レワジシビリ | ビタリー・マカロフ | ビタリー・クルトゴロフ | チェ・スンファン | 金岷秀 | アレクサンドル・ルング | |
8 | 1996年 | ケンジ・ウエマツ | ヨゼフ・クルナーチ | セバスチャン・ペレイラ | セドリク・クラベリ | ダビド・アラザ | タメルラン・トメノフ | 蔣盛晧 | |
回 | 年 | 60kg以下級 | 66kg以下級 | 73kg以下級 | 81kg以下級 | 90kg以下級 | 100kg以下級 | 100kg超級 | |
9 | 1998年 | ヨルダニス・アレンシビア | ティアゴ・カミロ | デニス・オグレンコ | アレクセイ・シェルシュネフ | 矢嵜雄大 | 鈴木桂治 | アレクサンドル・ミハイリン | |
10 | 2000年 | ジョアン・デルリ | レナト・ミルザリエフ | 高松正裕 | ゲオルギ・マムリキシビリ | ズラブ・ズビャダウリ | トーマス・ピレ | ガジムラード・ムスリモフ | |
11 | 2002年 | サンジャール・ゾキエフ | ジアニス・クンチェビッチ | レアンドロ・ギルヘイロ | レオナルド・エデュアルド | 竹澤稔裕 | 穴井隆将 | チェ・ヨンファン | |
12 | 2004年 | ダビド・ラローズ | 秋本啓之 | 金宰範 | エレクレ・コパリアーニ | イェヴゲニース・ボロダフコ | 石井慧 | ラシャ・グジェジアニ | |
13 | 2006年 | ニジャット・シハリザダ | タリエル・ジンティリディス | ミカエル・レミリェン | アリベク・バシュカエフ | マービン・デラクロース | シリル・マレ | テディ・リネール | |
14 | 2008年 | アルセン・ガルスチャン | ウゴ・ルグラン | 金原中 | アリベク・バシュカエフ | ヴァルラーム・リパルテリアニ | ルカシュ・クルパレク | テディ・リネール | |
回 | 年 | 55kg以下級 | 60kg以下級 | 66kg以下級 | 73kg以下級 | 81kg以下級 | 90kg以下級 | 100kg以下級 | 100kg超級 |
15 | 2009年 | 志々目徹 | 山本浩史 | 森下純平 | 西山雄希 | ロイク・ピエトリ | ケジャウ・ニャバリ | ルカシュ・クルパレク | チョ・ウンセム |
16 | 2010年 | エルドス・スメトフ | 志々目徹 | 清水健登 | アレクサンダー・ヴィーツェルツァック | アブタンディル・チリキシビリ | マゴメド・マゴメドフ | 羽賀龍之介 | 王子谷剛志 |
17 | 2011年 | サハヴァト・ガドジエフ | 高藤直寿 | 竪山将 | 大野将平 | 丸山剛毅 | カズベク・ザンキシエフ | ホセ・アルメンテロス | 王子谷剛志 |
18 | 2013年 | ヴァンサン・モンケスト | アン・バウル | 橋口祐葵 | アントニオ・エスポジト | アレクシオス・タナツィディス | ベカ・グビニアシビリ | レイズ・カヨル | アントン・クリボボコフ |
19 | 2014年 | 梅北亘 | フランシスコ・ガリゴス | エゴール・ムグドシャン | 安昌林 | ラファエル・マセド | トート・クリスティアーン | 後藤隆太郎 | ウルジバヤル・ドゥレンバヤル |
20 | 2015年 | マグジャン・シャムシャディン | 永山竜樹 | 浅利昌哉 | カン・ヒョンチョル | フランク・デ・ウィット | ベカ・グビニアシビリ | ニヤス・イリアソフ | タメルラン・バシャエフ |
21 | 2017年 | ジャバ・パピナシビリ | 杉本大虎 | ダニエル・カルグニン | ヒダヤト・ヘイダロフ | マティアス・カス | 田嶋剛希 | ゼリム・コツォイエフ | イナル・タソエフ |
22 | 2018年 | ロヴシャン・アリエフ | 古賀玄暉 | マヌエル・ロンバルド | ビラル・チロール | クリスティアン・ パルラティ | ラシャ・ベカウリ | 関根聖隆 | ゲラ・ザアリシビリ |
回 | 年 | 60kg以下級 | 66kg以下級 | 73kg以下級 | 81kg以下級 | 90kg以下級 | 100kg以下級 | 100kg超級 | |
23 | 2019年 | コンスタンチン・シメオニディス | ウィリアン・リマ | ソモン・マフマドベコフ | ウラジーミル・アハルカツィ | ラシャ・ベカウリ | 神垣和他 | 松村颯祐 | |
24 | 2021年 | ゲオルギー・サルダラシビリ | アブレク・ナグチェフ | アドリアン・シュルカ | ゲオルギー・シェラザディシビリ | サフラニ・ペテル | イリア・スラマニゼ | サバ・イナネイシビリ | |
25 | 2022年 | 中村太樹 | ヌラリ・エモナリ | 田中龍雅 | ミハイル・ラティセフ | ジャホンギル・ママトラヒモフ | ケニー・リベズ | 中村雄太 | |
26 | 2023年 | 福田大和[15] | 福田大和[16] | ブサル・ガランダルザデ | 天野開斗 | 川端倖明 | 新井道大 | シャルバ・グレシゼ | |
27 | 2024年 | 福田大和 | 福地駿多朗 | 木原慧登 | ルカ・ジャバヒシビリ | 川端倖明 | ムハマドソディク・ソディコフ | IJF デニス・バチャエフ |
女子の歴代金メダリスト
回 | 年 | 48kg以下級 | 52kg以下級 | 56kg以下級 | 61kg以下級 | 66kg以下級 | 72kg以下級 | 72kg超級 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1990年 | レグナ・ベルデシア | クリステル・デリエージュ | 曺敏仙 | カリーヌ・プティ | ケイト・ホーウェイ | ウラ・ウェルブルック | ダイマ・ベルトラン | |
2 | 1992年 | ハオ・イン | チャオ・チュンホン | カレン・ロバーツ | チョン・ヒョンヒ | 陳秋萍 | 吉田早希 | 袁華 | |
3 | 1994年 | ヒラリー・ウルフ | ジョージナ・シングルトン | シェリル・ピール | イクナル・コバス | ウルスラ・マーチン | カリーヌ・バレル | 外岡裕子 | |
4 | 1996年 | タマラ・マイヤー | 中谷美保子 | エミィ・シャペンドンク | 日下部基栄 | エディス・ボッシュ | 崔英熙 | カリーナ・ブライアント | |
回 | 年 | 48kg以下級 | 52kg以下級 | 57kg以下級 | 63kg以下級 | 70kg以下級 | 78kg以下級 | 78kg超級 | |
5 | 1998年 | ダニエスカ・カリオン | ザイマレス・カルデロン | 根﨑裕子 | 前田桂子 | 古賀幸恵 | レグラ・レイエン | カリーナ・ブライアント | |
6 | 2000年 | アリナ・ドゥミトル | ファビアヌ・フクダ=ストラブライター | ユリスレイディス・ルペティ | リュシ・ドコス | ナタリア・ピサレワ | アナスタシア・マトロソワ | 塚田真希 | |
7 | 2002年 | カルメン・ボグダン | 佐藤愛子 | サボー・ブリジッタ | 上野順恵 | 岡明日香 | 鳥谷部真弓 | アーレム・アザビ | |
8 | 2004年 | 福見友子 | 西田優香 | 広村麻衣 | ロンダ・ラウジー | アネット・メサロシュ | 池田ひとみ | 立山真衣 | |
9 | 2006年 | ヤネト・ベルモイ | 川崎萌 | イリナ・ザブリディナ | オニックス・コルテス | 上野巴恵 | 川島巴瑠菜 | チン・シ | |
10 | 2008年 | サラ・メネゼス | 加賀谷千保 | ラファエラ・シルバ | 菊川優希 | 田知本遥 | ケイラ・ハリソン | 田知本愛 | |
回 | 年 | 44kg以下級 | 48kg以下級 | 52kg以下級 | 57kg以下級 | 63kg以下級 | 70kg以下級 | 78kg以下級 | 78kg超級 |
11 | 2009年 | 蓬田智佳 | サラ・メネゼス | マイリンダ・ケルメンディ | ヘドヴィグ・カラカス | 山本小百合 | 田知本遥 | 緒方亜香里 | ラリサ・ツェリッチ |
12 | 2010年 | 濵田早萌 | 十田美里 | 山本杏 | エレーヌ・ルスボー | 田代未来 | キム・ポリング | マイラ・アギアル | 井上愛美 |
13 | 2011年 | 濵田早萌 | 遠藤宏美 | 宮川拓美 | 山本杏 | 太田晴奈 | ベルナデッテ・グラフ | 梅木真美 | 井上愛美 |
14 | 2013年 | アナスタシア・パフレンコ | イリーナ・ドルゴワ | サフォー・チョバン | アリエタ・ポドラッチ | ドー・ベレマ | バルバラ・マティッチ | 吉村静織 | 稲森奈見 |
15 | 2014年 | 坂口仁美 | 近藤亜美 | アマンディーヌ・ブシャール | 玉置桃 | 嶺井美穂 | バルバラ・マティッチ | サラ・ムズギ | 朝比奈沙羅 |
16 | 2015年 | イ・ヘギョン | 渡名喜風南 | ディストリア・クラスニキ | 舟久保遥香 | 鍋倉那美 | ゲルチャーク・サビナ | ブリギタ・マティッチ | 冨田若春 |
17 | 2017年 | 久保井仁菜 | アンバー・ヘルシェス | 阿部詩 | 舟久保遥香 | 荒木穂乃佳 | ジョヴァンナ・スコッチマッロ | 梅津志悠 | 素根輝 |
18 | 2018年 | 外処茅優 | ダリア・ビロディド | 武田亮子 | 舟久保遥香 | サンネ・フェルメール | アリーチェ・ベッランディ | 和田梨乃子 | 児玉ひかる |
回 | 年 | 48kg以下級 | 52kg以下級 | 57kg以下級 | 63kg以下級 | 70kg以下級 | 78kg以下級 | 78kg超級 | |
19 | 2019年 | 古賀若菜 | ルハグバスレン・ソソルバラム | エテリ・リパルテリアニ | エズバシュ・ソフィ | 朝飛真実 | 和田梨乃子 | 高橋瑠璃 | |
20 | 2021年 | アッスンタ・スクット | クロエ・ドゥビクトル | クセニヤ・ガリツカヤ | ジョアンネ・ファンリースハウト | アイ・ツノダ・ロウスタント | アンナ=モンタ・オレク | コラリ・ハイメ マリト・カンプス | |
21 | 2022年 | 吉岡光 | ジュリア・カルナ | ウズレム・イルディズ | ジョアンネ・ファンリースハウト | アイ・ツノダ・ロウスタント | 黒田亜紀 | 新井万央 | |
22 | 2023年 | 宮木果乃 | 神谷鈴 | ベロニカ・トニオロ | メルキア・オシュコルヌ | 本田万結 | キム・ミンジュ | 新井万央 | |
23 | 2024年 | ホイ・シンラン | 大井彩蓮 | 本田里來 | メルキア・オシュコルヌ | エレナ・デング | ブレンダ・オラヤ | イ・ヒョンジ |
団体戦優勝国
年 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
2013 | ジョージア ゲラ・ケリハシビリ レバン・グガバ ベカ・ドングバニ ベカ・グビニアシビリ レヴァニ・マチアシビリ |
日本 志々目愛 出口クリスタ 津金恵 新井千鶴 稲森奈見 |
2014 | 日本 阿部一二三 山本悠司 尾方寿應 佐藤正大 向翔一郎 小川雄勢 |
日本 近藤亜美 内尾真子 出口クリスタ 嶺井美穂 鍋倉那美 池絵梨菜 朝比奈沙羅 |
2015 | 日本 浅利昌哉 山本悠司 藤原崇太郎 向翔一郎 小川雄勢 田中源大 |
日本 富沢佳奈 舟久保遥香 鍋倉那美 能智亜衣美 青柳麗美 冨田若春 |
年 | 男女混合 | |
2017 | 日本 梅北眞衣 杉本大虎 古賀玄暉 舟久保遥香 阿部詩 茂木才跡 石郷岡秀征 荒木穂乃佳 田嶋剛希 長井晃志 素根輝 児玉ひかる | |
2018 | 日本 芳田真 古賀玄暉 小西誠志郎 舟久保遥香 富沢佳奈 塚本綾 新森涼 村尾三四郎 増山香補 児玉ひかる 斉藤立 | |
2019 | 日本 川田歩実 塚本綾 朝飛真実 増山香補 高橋瑠璃 松村颯祐 | |
2021 | フランス ファイザ・モクダル ジョアン=バンジャマン・ガバ メロディ・トゥルパン フランシス・ダミエル コラリ・ハイメ ハムザト・サパルバエフ | |
2022 | 日本 川田歩実 大森朱莉 福田大和[16] 田中龍雅 石岡来望 桑形萌花 天野開斗 新井万央 椋木美希 中野智博 中村雄太 | |
2023 | 日本 本田里來 羽田野啓太 木原慧登 本田万結 川端倖明 新井万央 椋木美希 新井道大 藤本偉央 | |
2024 | 日本 本田里來 白金未桜 顕徳海利 木原慧登 前田凛 川端倖明 山口千弘 三木望夢 畠山凱 |
同一国の選手同士による決勝対決
階級 | 国籍 | 優勝選手 | 2位 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
第16回大会(2010年) | ||||||
男子73kg以下級 | ドイツ | アレクサンダー・ヴィーツェルツァック | ハンス・コンラッド | |||
女子48kg以下級 | 日本 | 十田美里 | 玉置桃 | |||
女子57kg以下級 | フランス | エレーヌ・ルスボー | ラシェーユ・プラ | |||
第17回大会(2011年) | ||||||
男子90kg以下級 | ロシア | カズベク・ザンキシエフ | フセン・ハルムルザエフ | |||
第18回大会(2013年) | ||||||
男子66kg以下級 | 日本 | 橋口祐葵 | 竪山将 | |||
第19回大会(2014年) | ||||||
女子57kg以下級 | 日本 | 玉置桃 | 出口クリスタ | |||
女子63kg以下級 | 日本 | 嶺井美穂 | 鍋倉那美 | |||
第21回大会(2017年) | ||||||
女子52kg以下級 | 日本 | 阿部詩 | 前田千島 | |||
女子78kg超級 | 日本 | 素根輝 | 児玉ひかる | |||
第22回大会(2018年) | ||||||
男子55kg以下級 | アゼルバイジャン | ロヴシャン・アリエフ | バラバイ・アガエフ | |||
男子60kg以下級 | 日本 | 古賀玄暉 | 小西誠志郎 | |||
第26回大会(2023年) | ||||||
女子78kg超級 | 日本 | 新井万央 | 椋木美希 | |||
第27回大会(2024年) | ||||||
男子66kg以下級 | 日本 | 福地駿多朗 | 顕徳海利 | |||
男子73kg以下級 | 日本 | 木原慧登 | 竹市裕亮 | |||
女子52kg以下級 | 日本 | 大井彩蓮 | 納庄千寿 |
歴代の大会
男子大会
年 | 月日 | 大会 | 開催都市, 国 | 最多獲得メダル国 |
---|---|---|---|---|
1974年 | 9月14 - 15日 | 第1回大会 | リオデジャネイロ, ブラジル | 日本 |
1976年 | 12月18 - 19日 | 第2回大会 | マドリード, スペイン | 日本 |
1983年 | 6月10日 - 12日 | 第3回大会 | マヤグエス, プエルトリコ | 日本 |
1986年 | 4月11日 - 13日 | 第4回大会 | ローマ, イタリア | 日本 |
男女大会
年 | 月日 | 大会 | 開催都市, 国 | 最多獲得メダル国 |
---|---|---|---|---|
1990年 | 3月30 - 4月1日 | 第5回大会 | ディジョン, フランス | ソ連 |
1992年 | 10月9 - 11日 | 第6回大会 | ブエノスアイレス, アルゼンチン | 日本 |
1994年 | 11月3 - 6日 | 第7回大会 | カイロ, エジプト | ロシア |
1996年 | 10月3 - 10月6日 | 第8回大会 | ポルト, ポルトガル | オランダ |
1998年 | 10月8 - 10月11日 | 第9回大会 | カリ,コロンビア | 日本 |
2000年 | 10月26 - 26日 | 第10回大会 | ナブール, チュニジア | 日本 |
2002年 | 9月12 - 15日 | 第11回大会 | 済州島, 韓国 | 日本 |
2004年 | 10月14 - 14日 | 第12回大会 | ブダペスト, ハンガリー | 日本 |
2006年 | 10月12 - 15日 | 第13回大会 | サントドミンゴ, ドミニカ共和国 | 日本 |
2008年 | 10月23 - 26日 | 第14回大会 | バンコク, タイ | 日本 |
2009年 | 10月22 - 25日 | 第15回大会 | パリ, フランス | 日本 |
2010年 | 10月21 - 24日 | 第16回大会 | アガディール, モロッコ | 日本 |
2011年 | 11月3 - 6日 | 第17回大会 | ケープタウン, 南アフリカ | 日本 |
2013年 | 10月23 - 27日 | 第18回大会 | リュブリャナ, スロベニア | 日本 |
2014年 | 10月22 - 26日 | 第19回大会 | フォートローダーデール, アメリカ合衆国 | 日本 |
2015年 | 10月25 - 29日 | 第20回大会 | アブダビ, アラブ首長国連邦 | 日本 |
2017年 | 10月18 - 22日 | 第21回大会 | ザグレブ, クロアチア | 日本 |
2018年 | 10月17 - 21日 | 第22回大会 | ナッソー, バハマ | 日本 |
2019年 | 10月16 - 20日 | 第23回大会 | マラケシュ, モロッコ | 日本 |
2020年 | 8月17 - 20日 | 中止 | イスタンブール, トルコ | |
2021年 | 10月6 - 10日 | 第24回大会 | オルビア, イタリア | フランス |
2022年 | 8月10 - 14日 | 第25回大会 | グアヤキル, エクアドル | 日本 |
2023年 | 10月4 - 8日 | 第26回大会 | オディべーラス, ポルトガル | 日本 |
2024年 | 10月2 - 6日 | 第27回大会 | ドゥシャンベ, タジキスタン | 日本 |
メダル獲得数の国別一覧
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 142 | 66 | 82 | 290 |
2 | ロシア | 26 | 26 | 42 | 94 |
3 | フランス | 25 | 25 | 58 | 108 |
4 | ジョージア | 23 | 12 | 23 | 58 |
5 | 韓国 | 20 | 20 | 44 | 84 |
6 | ブラジル | 13 | 22 | 46 | 81 |
7 | オランダ | 12 | 16 | 28 | 56 |
8 | キューバ | 11 | 5 | 13 | 29 |
9 | ソビエト連邦 | 8 | 5 | 11 | 24 |
10 | ハンガリー | 7 | 10 | 19 | 36 |
11 | イタリア | 7 | 9 | 18 | 34 |
12 | イギリス | 7 | 6 | 21 | 34 |
13 | ドイツ | 6 | 12 | 46 | 64 |
14 | スペイン | 6 | 9 | 11 | 26 |
15 | 中国 | 5 | 14 | 17 | 36 |
16 | アゼルバイジャン | 5 | 9 | 14 | 28 |
17 | オーストリア | 5 | 3 | 10 | 18 |
18 | ウクライナ | 4 | 9 | 15 | 28 |
19 | ベルギー | 4 | 7 | 11 | 22 |
20 | ルーマニア | 4 | 5 | 13 | 22 |
21 | トルコ | 3 | 9 | 24 | 36 |
22 | ウズベキスタン | 3 | 7 | 11 | 21 |
23 | アメリカ | 3 | 3 | 9 | 15 |
24 | クロアチア | 3 | 2 | 5 | 10 |
25 | カザフスタン | 2 | 7 | 19 | 28 |
26 | ポーランド | 2 | 6 | 21 | 29 |
27 | モンゴル | 2 | 6 | 8 | 16 |
28 | チュニジア | 2 | 2 | 4 | 8 |
29 | タジキスタン | 2 | 1 | 4 | 7 |
30 | 東ドイツ | 2 | 1 | 3 | 6 |
31 | チェコ | 2 | 0 | 4 | 6 |
32 | コソボ | 2 | 0 | 2 | 4 |
33 | カナダ | 1 | 4 | 6 | 11 |
34 | チャイニーズ・タイペイ | 1 | 3 | 7 | 11 |
35 | ベラルーシ | 1 | 3 | 2 | 6 |
36 | ギリシャ | 1 | 1 | 4 | 6 |
37 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 1 | 1 | 0 | 2 |
38 | モルドバ | 1 | 0 | 3 | 4 |
39 | コロンビア | 1 | 0 | 1 | 2 |
ラトビア | 1 | 0 | 1 | 2 | |
スロバキア | 1 | 0 | 1 | 2 | |
42 | スロベニア | 0 | 5 | 14 | 19 |
43 | イスラエル | 0 | 6 | 3 | 9 |
44 | イラン | 0 | 3 | 2 | 5 |
45 | スイス | 0 | 1 | 9 | 10 |
46 | ポルトガル | 0 | 1 | 7 | 8 |
47 | セルビア | 0 | 1 | 3 | 4 |
48 | リトアニア | 0 | 1 | 2 | 3 |
朝鮮民主主義人民共和国 | 0 | 1 | 2 | 3 | |
50 | アルゼンチン | 0 | 1 | 1 | 2 |
ドミニカ共和国 | 0 | 1 | 1 | 2 | |
52 | デンマーク | 0 | 1 | 0 | 1 |
ペルー | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ベネズエラ | 0 | 1 | 0 | 1 | |
55 | エジプト | 0 | 0 | 5 | 5 |
56 | アルジェリア | 0 | 0 | 3 | 3 |
57 | ブルガリア | 0 | 0 | 2 | 2 |
エストニア | 0 | 0 | 2 | 2 | |
西ドイツ | 0 | 0 | 2 | 2 | |
60 | アルメニア | 0 | 0 | 1 | 1 |
チリ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
キプロス | 0 | 0 | 1 | 1 | |
チェコスロバキア | 0 | 0 | 1 | 1 | |
エクアドル | 0 | 0 | 1 | 1 | |
スウェーデン | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ユーゴスラビア | 0 | 0 | 1 | 1 |
ジュニア及びシニア双方の世界大会で優勝した選手
個人記録
Category | 男子 | 女子 |
---|---|---|
個人戦最多優勝 | 2回
|
3回
|
個人戦最多メダル獲得者 | 4個
|
4個
|
団体戦最多優勝 | 2回 | 3回
|
団体戦最多メダル獲得者 | 3個
|
3個
|
個人戦団体戦最多優勝 | 4回
|
6回
|
個人戦団体戦最多メダル獲得者 | 7個
|
6個
|
最年少優勝 |
|
|
最年長優勝 |
|
|
最年少メダリスト |
|
|
最年長メダリスト | ||
親子優勝 |
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兄弟優勝 |
|
|
メダル獲得の変遷
日本の男子は1992年までコンスタントに金メダルを獲得していたが、後に全日本女子の監督となる吉村和郎がジュニアの監督になってからは、1994年、1996年と金メダルは獲得できずに終わった。その後再び金メダルをコンスタントに獲得することになるが、吉鷹幸春が監督に就いた2006年、2008年はまたもや金メダルを獲得することができなかった。しかしながら、大迫明伸が新たに監督に就いた2009年には、全8階級の内4階級で金メダルを確保することに成功した。その後も2大会続いて過半数で金メダルを獲得するに至っている。 一方女子は、大会が始まった1990年こそ金メダルをとれなかったものの、その後はコンスタントに金メダルを取り続け、特に21世紀に入ってからは圧倒的な強さを示している。2009年には男子と同じく8階級の内4階級で金メダルを獲得しただけではなく、2000年に続いての全階級でのメダル獲得を達成した。この勢いは止どまらず、2011年の大会では前年と同じく各階級で2名がエントリーできたがその権利を行使せず、全階級1名しかエントリーしなかったにもかかわらず、実に8階級のうち7階級で金メダルを獲得するまでに至った。男子は2017年までに40個、女子は57個の金メダルを獲得しているが、21世紀に入ってからは男子が24個に対して、女子は実に49個もの金メダルを獲得していることからも、女子の活躍が際立っていることが分かる。 ただし、今まで男女ともジュニアでは数多くの金メダルを獲得しているものの、2017年時点で、シニアにおいてもチャンピオンになった選手は男子で12名、女子は10名に過ぎないことから、ジュニアで大活躍した選手がシニアでも継続して活躍していけるような状況をつくり出すことが、今後の課題となっていた[17][18]。
脚注
- ^ IJF Sports Organization Rules
- ^ ENG-Competition-Rules-2013-2016
- ^ IJF - Events Overview 2013-2016
- ^ ENG-Refereeing-Rules-2013-2016
- ^ Junior WC - Information
- ^ World Championship Junior - Ljublana
- ^ Judo Grand Prix, Zagreb 2014
- ^ 国際柔道連盟試合審判規定(2014-2016)
- ^ Wide consensus for the adapted rules of the next Olympic Cycle
- ^ Adaptation of the judo refereeing rules
- ^ 「IJFレフェリー&コーチ・ルールセミナー」近代柔道 ベースボールマガジン社、2019年3月号 23頁
- ^ Junior weight categories U44kg and U55kg cancelled immediately
- ^ Vers un bouleversement du calendrier international ?
- ^ World Championships Juniors 2021
- ^ 2006年生まれ
- ^ a b 2004年生まれ
- ^ 「柔道家17人のものがたり」近代柔道 ベースボール・マガジン社、2016年6月号 52頁
- ^ Judo stats generator