損保ジャパン本社ビル
損保ジャパン本社ビル | |
---|---|
施設情報 | |
所在地 | 東京都新宿区西新宿一丁目26-1 |
座標 | 北緯35度41分34秒 東経139度41分46秒 / 北緯35.69278度 東経139.69611度 |
状態 | 完成 |
着工 | 1973年(昭和48年)3月 |
建設期間 | 1973年3月 - 1976年3月 |
開業 | 1976年(昭和51年)5月[1] |
用途 | 事務所・美術館・駐車場 |
建設費 | 260億円 |
地上高 | |
最頂部 | 200 m[2] |
屋上 | 193 m |
最上階 | 43階 |
各種諸元 | |
階数 | 地上43階・塔屋2階・地下6階[2] |
敷地面積 | 9,298 m² [2] |
延床面積 | 124,438 m² [2] |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) |
エレベーター数 | 26基(日立製、駐車場用は東芝製) |
駐車台数 | 43台 |
関連企業 | |
設計 | 内田祥三、星野昌一、松下清夫、高山英華、柘植芳男、勝田高司、斉藤平蔵 |
施工 | 大成建設、清水建設、鴻池組 共同企業体[2] |
所有者 | 損害保険ジャパン |
管理運営 |
損害保険ジャパン(運営) SOMPOコーポレートサービス(管理) |
損保ジャパン本社ビル(そんぽジャパンほんしゃビル)は、東京都新宿区西新宿にある超高層ビル。第19回BCS賞受賞[3]。
概要
1969年、損害保険ジャパンの前身である安田火災海上社長だった三好武夫は[4]、米国中の超高層ビル40以上を視察。その時にシカゴにあるザ・ファースト・ナショナル・バンク・オブ・シカゴ本店ビル(現:チェースタワー)の珍しい末広がりの形に強い印象を受け、そのイメージをベースにデザインされた[2]。白と茶色のツートーンカラーに、裾がスカートのように広がった形をしているビル。"パンタロンビル"の名で呼ぶ人もいる。
1976年5月、西新宿の青梅街道沿いに安田火災海上本社ビルとして開業。その後の安田火災の経営統合によって、ビル名称も変更を遂げ、2020年に現名称となった。損害保険ジャパンおよびその持株会社であるSOMPOホールディングス等が本社を置く。
安田火災の前身である東京火災の南莞爾社長時代から、青年画家・東郷青児を後援し、その作品をパンフレットやカレンダーに用いた。この縁から東郷が自作200点やコレクションを提供し、ビルが開業した年の7月、42階に東郷青児美術館(現:SOMPO美術館。2020年7月、敷地内に新築移転)が開館している[5]。
歴史
- 1976年 安田火災海上本社ビルとしてオープン。
- 1978年 第19回BCS賞を受賞。
- 2002年 損害保険ジャパン(初代)発足に伴い損害保険ジャパン本社ビルに名称変更。
- 2014年 損害保険ジャパン日本興亜発足に伴い損害保険ジャパン日本興亜本社ビルに名称変更。
- 2020年 損害保険ジャパン日本興亜が損害保険ジャパン(2代目)への商号変更に伴い再度損害保険ジャパン本社ビルに名称変更。
- 2020年7月 敷地内にSOMPO美術館が開館。
アクセス
画像
脚注
- ^ “東京・新宿にまたノッポビル”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1976年5月18日)
- ^ a b c d e f 『ビル紳士録』p.146
- ^ “第19回受賞作品(1978年)安田火災海上本社ビル”. 一般社団法人日本建設業連合会. 2019年9月28日閲覧。
- ^ “三好 武夫”. 20世紀日本人名事典 コトバンク. 2019年10月5日閲覧。
- ^ 『ビル紳士録』p.146 - 147
参考文献
- 森喜則、今吉賢一『ビル紳士録』毎日新聞社、1992年。ISBN 4-62030885-4
外部リンク
- 本社地図 - 損害保険ジャパン株式会社