疑惑の影 (映画)

疑惑の影
Shadow of a Doubt
ポスター(1943)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚本 ソーントン・ワイルダー
アルマ・レヴィル
サリー・ベンソン英語版
原作 ゴードン・マクドネル
製作 ジャック・H・スカーボール英語版
出演者 テレサ・ライト
ジョゼフ・コットン
マクドナルド・ケリー英語版
パトリシア・コリンジ英語版
音楽 ディミトリ・ティオムキン
チャールズ・プレヴィン
撮影 ジョセフ・ヴァレンタイン
編集 ミルトン・カルース
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 セントラル映画社
公開 アメリカ合衆国の旗 1943年1月12日
日本の旗 1946年12月17日
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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テレサ・ライト(左)とジョゼフ・コットン
予告編

疑惑の影』(ぎわくのかげ、英語: Shadow of a Doubt)は、1943年英語版アメリカ合衆国サスペンス映画。原作はゴードン・マクドネル、主演はテレサ・ライトジョゼフ・コットン、監督はアルフレッド・ヒッチコック1958年ハリー・ケラー英語版監督作品『Step Down to Terror』としてリメイクされた。

ストーリー

カルフォルニアの静かな田舎町サンタ・ローザの駅に、謎の男チャーリー・オークリーが降り立った。未亡人連続殺人事件の容疑者として警察に追われる身のチャーリーは、体調を崩し、姉の嫁ぎ先であるニュートン家を頼って来たのだ。

ニュートン家の長女で、叔父と同じ名前を持つ娘チャーリーは、田舎暮らしを退屈に思い、羽振りのいい実業家の叔父に憧れていた。そんな姪っ子に、高価な指輪をプレゼントする叔父のチャーリー。だが、その指輪には、見知らぬ他人のイニシャルが彫り込まれていた。

ニュートン家を、政府の調査員と称する二人の男が訪れた。この二人は、実は東部から派遣された刑事だった。刑事の一人である青年ジャック・グラハムは、美しい姪のチャーリーに好意を持ち、叔父にかけられた容疑を話して協力を求めた。

家族には何も語らず、一人で叔父と対峙する姪のチャーリー。叔父は容疑を否認し、騒ぎ立てれば家族の名誉も損なわれると姪を脅した。叔父は本当に無実なのか? 疑問を深める姪っ子に、町を出ると話す叔父のチャーリー。見送りのために列車に乗り込んだ姪のチャーリーは、叔父と最後の対決をすることになる。

キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
テレビ朝日 BD PDDVD
チャーリー・ニュートン テレサ・ライト 鈴木弘子 小島幸子 藤田瑞希
チャールズ・オークリー ジョゼフ・コットン 中田浩二 堀内賢雄 乃村健次
ジャック・グラハム マクドナルド・ケリー英語版 伊武雅之 阪口周平 大塚智則
エマ・ニュートン パトリシア・コリンジ英語版 水城蘭子 野村須磨子 中川和恵
ジョセフ・ニュートン ヘンリー・トラヴァース 西村淳二 田原アルノ 久保晶
ソーンダース ウォーレス・フォード英語版 村松康雄 新田英人 矢嶋俊作
ハーブ ヒューム・クローニン 城山知馨夫 長谷川俊介 田坂浩樹
ロジャー チャールズ・ベイツ 鈴木一輝 鈴木貴征
アン エドナ・メイ・ウォナコット 渕崎ゆり子 さわやまゆか
不明
その他
竹口安芸子
川浪葉子
小林由利
向殿あさみ
中島喜美栄
緑川稔
増岡弘
藤城裕士
演出 中野寛次
翻訳 飯嶋永昭
効果
調整 山田太平
制作 東北新社
解説 淀川長治
初回放送 1981年4月26日
日曜洋画劇場
  • BD版:2012年11月2日にジェネオン・ユニバーサルから発売の「ヒッチコック・ブルーレイ・プレミアム・コレクション」に収録。
  • PDDVD版:高砂商事などから発売のDVDに収録。
その他声の出演:西崎果音田中結子、伴藤武、萩柚月、東和良
演出:大谷康之、翻訳:塩崎裕久、調整:堀井義文、録音:山口護、音響制作:小川高松/恵比須弘和、制作担当:今泉佳世子/椿祐

主な受賞歴

第16回アカデミー賞原案賞マクドナルド・ケリー英語版)ノミネート

脚注

外部リンク