窪美澄
窪 美澄 (くぼ みすみ) | |
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誕生 |
1965年(58 - 59歳) 日本 東京都稲城市 |
職業 | 小説家 |
活動期間 | 2009年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 |
『ふがいない僕は空を見た』(2010年) 『トリニティ』(2019年) 『夜に星を放つ』(2022年) |
主な受賞歴 |
R-18文学賞(2009年) 山本周五郎賞(2011年) 山田風太郎賞(2012年) 織田作之助賞(2019年) 直木三十五賞(2022年) |
デビュー作 | 「ミクマリ」(2009年) |
子供 | 息子[1] |
窪 美澄(くぼ みすみ、1965年[2] - )は、日本の小説家。日本ペンクラブ会員。
略歴
東京都稲城市生まれ[2]。カリタス女子中学校、カリタス女子高等学校卒業[2]。実家は代々酒屋だったが[3]父親が自己破産したこともあり、短大は中退[4]。その後、広告制作会社勤務を経て、出産後フリーランスの編集ライターとして働く[2]。妊娠、出産、子育て、女性の体と健康を中心にすえ、占星術、漢方などをテーマに、書籍、雑誌、webの世界で活動[2]。
2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞[2]し小説家デビュー。2011年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)で第24回山本周五郎賞受賞、第8回本屋大賞第2位[2]。同作はタナダユキ監督により映画化され、第37回トロント国際映画祭に出品された。2012年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞受賞。2018年、『じっと手を見る』で第159回直木賞候補[5]。2019年、『トリニティ』で第161回直木賞候補、第36回織田作之助賞受賞[6]。2022年、『夜に星を放つ』で第167回直木賞受賞[7]。
作品リスト
単行本
- ふがいない僕は空を見た(2010年7月 新潮社 / 2012年10月 新潮文庫)
- 晴天の迷いクジラ(2012年2月 新潮社 / 2014年7月 新潮文庫)
- 収録作品
- ソラナックスルボックス(『yom yom』Vol.22)
- 表現型の可塑性(『yom yom』Vol.23)
- ソーダアイスの夏休み(書き下ろし)
- 迷いクジラのいる夕景(書き下ろし)
- 収録作品
- クラウドクラスターを愛する方法(2012年10月 朝日新聞出版 / 2015年11月 朝日文庫)
- 収録作品
- クラウドクラスターを愛する方法(書き下ろし)
- キャッチアンドリリース
- 収録作品
- アニバーサリー(2013年3月 新潮社 / 2015年7月 新潮文庫)
- 雨のなまえ(2013年10月 光文社 / 2016年8月 光文社文庫)
- 収録作品
- 雨のなまえ
- 記録的短時間大雨情報
- 雷放電
- ゆきひら
- あたたかい雨の降水過程
- 収録作品
- よるのふくらみ (2014年2月 新潮社 / 2016年9月 新潮文庫)
- 収録作品
- なすすべもない(『小説新潮』2010年06月号)
- 平熱セ氏三十六度二(『小説新潮』2011年02月号)
- 星影さやかな(『小説新潮』2011年06月号)
- よるのふくらみ
- 真夏日の薄荷糖
- 瞬きせよ銀星
- 収録作品
- 水やりはいつも深夜だけど(2014年11月 角川書店 / 2017年5月 角川文庫)
- 収録作品
- ちらめくポーチュラカ
- サボテンの咆哮
- ゲンノショウコ
- 砂のないテラリウム
- かそけきサンカヨウ
- 収録作品
- さよなら、ニルヴァーナ(2015年5月 文藝春秋)
- アカガミ(2016年4月 河出書房新社)
- すみなれたからだで(2016年10月 河出書房新社)
- 収録作品
- 父を山に棄てにいく(『小説新潮』 2011年7月号)
- インフルエンザの左岸から
- 猫降る曇天
- すみなれたからだで
- バイタルサイン
- 銀紙色のアンタレス(『オール讀物』 2015年8月号)
- 朧月夜のスーヴェニア
- 猫と春
- 収録作品
- やめるときも、すこやかなるときも(2017年3月 集英社)
- じっと手を見る(2018年4月 幻冬舎)
- トリニティ (2019年3月 新潮社 / 2021年8月 新潮文庫)
- いるいないみらい (2019年6月 KADOKAWA / 2022年4月 角川文庫)
- たおやかに輪をえがいて(2020年2月 中央公論新社 / 2022年12月 中公文庫)
- 私は女になりたい(2020年10月 講談社 / 2023年4月 講談社文庫)
- ははのれんあい (2021年1月 KADOKAWA)
- 朔が満ちる(2021年7月 朝日新聞出版)
- 朱より赤く: 高岡智照尼の生涯(2022年1月 小学館)
- 夜に星を放つ(2022年5月 文藝春秋)
- 夏日狂想(2022年9月 新潮社)
- タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース(2022年12月 筑摩書房)
- 夜空に浮かぶ欠けた月たち(2023年4月 KADOKAWA)
- ルミネッセンス(2023年7月 光文社)
アンソロジー
「」内が窪美澄の作品
- あのころの、(2012年4月 実業之日本社文庫)「リーメンビューゲル」
- きみのために棘を生やすの (2014年6月 河出書房新社)「朧月夜のスーヴェニア」
- 黒い結婚 白い結婚(2017年3月 講談社)「水際の金魚」
著者名単行本未収録作品
- そのなかにある、みずうみ(『GINGER L。』2011 SUMMER 03号)
- リーメンビューゲル(『紡』Vol.3)
- ニンプ模様(『たまごクラブ』2012年1月号 - )
- たゆたうひかり(『小説新潮』2012年12月号)
- 暗れ惑う虹彩(『GINGER L。』2016 SUPRING 22号)
- 柘榴のメルクマール(『小説幻冬』2016年11月号)
- ゆりかご(『小説 野性時代』特別編集 2022年冬号)
映像化作品
- 映画
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- ふがいない僕は空を見た(2012年11月17日公開、配給:東京テアトル、監督:タナダユキ、主演:永山絢斗、田畑智子)
- かそけきサンカヨウ(2021年10月15日公開予定、配給:イオンエンターテイメント、監督:今泉力哉、主演:志田彩良)
- テレビドラマ
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- やめるときも、すこやかなるときも(2020年1月21日 - 3月24日、日本テレビ、演出:小室直子、主演:藤ヶ谷太輔)
脚注
- ^ 窪美澄(インタビュアー:三島邦弘)「第110回 辛さ6を入口として(窪美澄さん編)」『みんなのミシママガジン』、2014年3月18日。 オリジナルの2014年6月12日時点におけるアーカイブ 。2018年6月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g 窪美澄(インタビュアー:瀧井朝世)「作家の読書道 第116回:窪美澄さん」『作家の読書道』、2011年7月27日 。2018年6月28日閲覧。
- ^ “e-hon 全国書店ネットワーク”. www1.e-hon.ne.jp. 2020年11月19日閲覧。
- ^ 窪美澄(インタビュー)「リアル30's:変えてみる? 識者に聞く 作家 窪美澄さん(46)」『毎日新聞』、2012年7月5日。 オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ 。2018年6月28日閲覧。
- ^ “直木賞候補作、窪美澄さん『じっと手を見る』の4人の人物、7つの言葉”. 幻冬舎plus. 幻冬舎 (2018年6月18日). 2018年6月28日閲覧。
- ^ 2019年度・第36回「織田作之助賞」が決定しました大阪文学振興会
- ^ “第167回直木賞に窪美澄さんの「夜に星を放つ」”. NHK (2022年7月20日). 2022年8月7日閲覧。
外部リンク
- 窪美澄 (@misumikubo) - X(旧Twitter)