茂市駅

茂市駅
駅舎(2022年10月)
もいち
Moichi
腹帯 (4.4 km)
(4.5 km) 蟇目
所在地 岩手県宮古市茂市3-159-9
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 山田線[1]
キロ程 87.0 km(盛岡起点)
電報略号 モイ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
38人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1934年昭和9年)11月6日[1][2]
備考 無人駅
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茂市駅
もいち
Moichi
(4.3 km) 岩手刈屋
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 岩泉線
キロ程 0.0 km(茂市起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1942年(昭和17年)6月25日[3]
廃止年月日 2014年平成26年)4月1日
2010年(平成22年)8月2日よりバス代行
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茂市駅(もいちえき)は、岩手県宮古市茂市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線[1]

2014年3月31日までは、当駅から岩泉線が分岐していた[2]

歴史

旧駅舎(2003年8月)
1番線の脇にある岩泉線0キロポスト

駅構造

島式ホーム1面2線のホームを持つ列車交換可能な地上駅。元々は駅舎に面した単式ホーム1面1線(1番線)も有し、岩泉線列車(同線廃止後は宮古駅 - 当駅間の区間系統)の発着に使用されていたが、特殊自動閉塞化による合理化で使用が停止され、当駅始発列車も3番線使用に変更された。跨線橋も閉鎖され、1番線跡地と2・3番線盛岡方に新たに設置された構内踏切により駅舎とホームを連絡している。

CTC化までは直営駅駅長配置)で、窓口があり、運転事務室が2・3番線ホーム上にあった。管理駅として、山田線の腹帯駅蟇目駅を管理していた。現在は盛岡駅管理の無人駅である。

岩泉線の列車は当務駅長からスタフを受け取り1番線から発車していた。宮古方面 - 岩泉線直通列車は1番線を通り直通できるが、盛岡方面 - 岩泉線の直通列車(秘境駅号などの臨時列車)は当駅に盛岡方 - 岩泉方の渡り線がないため、到着番線に入線後、いったん列車のドアを閉めて宮古方のポイントの向こうに移動する転線作業が必要となる。そのため、これらの臨時列車の当駅での停車時間は約20分強と長かった。

のりば

番線 路線 方向 行先
2 山田線 下り 宮古方面[10]
3 上り 盛岡方面[10]
  • 3番線は宮古方向に出発信号機があり、折返し運転が可能。

利用状況

JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 53 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 47 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 43 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 38 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 33 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 27 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 27 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 33 [利用客数 8]
2008年(平成20年) 32 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 32 [利用客数 10]
2010年(平成22年) 25 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 28 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 32 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 35 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 55 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 53 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 49 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 38 [利用客数 18]

駅周辺

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
山田線
快速「リアス
陸中川井駅 - 茂市駅 - 千徳駅
普通
腹帯駅 - 茂市駅 - 蟇目駅

かつて存在した路線

岩泉線[2]
茂市駅 - 岩手刈屋駅

脚注

記事本文

  1. ^ a b c d 田中功一 (2014年9月7日). “茂市駅:80年 「さんさ」でお祝い”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  2. ^ a b c d 鬼山親芳 (2014年6月29日). “宮古・茂市駅長:福士さん、42年の鉄道員生活に幕 開業80年イベント託し”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  3. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、18-19頁。 
  4. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、499頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ “岩泉線きょう廃止届 押角トンネルなど無償譲渡”. 読売新聞. (2013年11月8日). オリジナルの2013年11月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131112164952/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20131108-OYT8T00032.htm 2020年8月28日閲覧。 
  6. ^ “JR山田線4駅、無人化検討 運行管理効率化へ”. 岩手日報. (2018年2月23日). オリジナルの2018年4月21日時点におけるアーカイブ。. https://archive.li/O7Rnu 2018年4月21日閲覧。 
  7. ^ 山田線における安全安定輸送に向けた取り組みについて』(PDF)(プレスリリース)JR東日本盛岡支社、2018年2月22日https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1519261819_1.pdf2018年4月21日閲覧 
  8. ^ “最終列車見送る駅長 きょうから5駅で無人化”. 毎日新聞. (2018年4月22日). オリジナルの2018年4月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180422133000/https://mainichi.jp/articles/20180422/k00/00e/040/159000c 2018年4月22日閲覧。 
  9. ^ 山田線 茂市駅・区界駅・川内駅の駅舎が新しくなります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2020年8月28日。 オリジナルの2020年8月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200828091323/https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1598583778_1.pdf2020年8月28日閲覧 
  10. ^ a b 駅構内図(茂市駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年3月13日閲覧。

利用状況

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月7日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。

参考文献

  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。 

関連項目

外部リンク