2016年のMLBオールスターゲーム
会場となったペトコ・パーク | |
開催日時 | 2016年7月12日 |
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開催球場 | ペトコ・パーク |
開催地 | カリフォルニア州サンディエゴ |
最優秀選手 | エリック・ホズマー (KC) |
観客数 | 42,386人 |
2016年のMLBオールスターゲーム(英語: The 2016 Major League Baseball All-Star Game)はナショナルリーグとアメリカンリーグの間で行われた87回目のオールスターゲームである。2016年7月12日にサンディエゴ・パドレスの本拠地ペトコ・パークで行われた。監督は、ナショナルリーグはニューヨーク・メッツの監督テリー・コリンズ、アメリカンリーグはカンザスシティ・ロイヤルズの監督ネッド・ヨストが務めた。
試合はアメリカンリーグが4対2で勝利し、同年のワールドシリーズの第1・2・6・7戦をアメリカンリーグ優勝球団の本拠地で行うこととなった。MVPには2回裏に同点の本塁打、3回裏に1点適時打を記録したエリック・ホズマー(KC)が選出された[1]。
経緯
2015年1月15日にMLBコミッショナーのバド・セリグが、2016年度MLBオールスターゲームの会場にペトコ・パークを選択したことを発表した[2]。
2016年6月17日にウィル・マイヤーズがオールスターのスポークスマンに就任した[3]。
凡例
- 表中の守備の項は守備位置を示し以下の略記で示す。
- 表中のチーム名の略称についてはチームの表記参照。
- †:出場辞退 ‡:代替選出
試合結果
先発メンバー
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試合経過
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
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ナショナルリーグ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 |
アメリカンリーグ | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 4 | 8 | 1 |
- 勝利:コーリー・クルーバー (CLE)
- 敗戦:ジョニー・クエト (SF)
- 本塁打
NL:クリス・ブライアント (CHC)
AL:エリック・ホズマー (KC)、サルバドール・ペレス (KC) - 審判
[球審]マイク・ウィンタース
[塁審]カーウィン・ダンリー、マーティ・フォスター、ビル・ウェルク
[外審]エイドリアン・ジョンソン、ダン・ベリーノ - 観客動員数:43,386人 試合時間:3時間5分
- 2回裏に同点の本塁打、3回裏に1点適時打を記録。
得点
チーム | イニング | |
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NLS | 1回表 | クリス・ブライアント:2死・走者なしの場面で左翼スタンドへの先制本塁打 |
ALS | 2回裏 | エリック・ホズマー:1死・走者なしの場面で左翼スタンドへの同点本塁打 |
サルバドール・ペレス:1死一塁の場面で左翼スタンドへの2点本塁打 | ||
3回裏 | エリック・ホズマー:1死二・三塁の場面で左翼への1点適時打 | |
NLS | 4回表 | マーセル・オズナ:1死一・三塁の場面で中堅への1点適時打 |
出場選手
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バッテリー
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選出選手
地元サンディエゴ・パドレスからは、ファン投票で一人も選出されず、監督推薦・選手間投票でウィル・マイヤーズが選出。7月9日に故障のため出場辞退したノア・シンダーガード(NYM)の代役として、ドリュー・ポメランツが選出された[4]。
ファン投票選出
投票結果は現地時間同年7月5日に発表された。最多得票は、ナショナルリーグが5,349,456票を獲得したアンソニー・リゾ(CHC)、アメリカンリーグが5,859,019票を獲得したサルバドール・ペレス(KC)。
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監督推薦・選手間投票
最終投票
選出選手の発表後、選出に漏れた選手の中から各リーグ5名が選ばれ、最後の1枠をかけたファン投票(All-Star Final Vote)が同年7月5日から8日まで行われた。ナショナル・リーグのスターリング・マルテ(PIT)は落選したものの、7月9日にヨエニス・セスペデス(NYM)の故障に伴い選出された[18]。
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ホームランダービー
オールスターゲーム前日の7月11日に第32回ホームランダービーが同球場で開催された。ジャンカルロ・スタントン(MIA)と前回王者のトッド・フレイジャー(CWS)が決勝へ進出。決勝ラウンドではスタントンがフレイジャーの13本を大きく上回る20本を放ち、自身初めての優勝を果たした[19]。
準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
マーク・トランボ (BAL) | 16 | |||||||||
コーリー・シーガー (LAD) | 15 | |||||||||
マーク・トランボ (BAL) | 14 | |||||||||
ジャンカルロ・スタントン (MIA) | 17 | |||||||||
ジャンカルロ・スタントン (MIA) | 24 | |||||||||
ロビンソン・カノ (SEA) | 7 | |||||||||
ジャンカルロ・スタントン (MIA) | 20 | |||||||||
トッド・フレイジャー (CWS) | 13 | |||||||||
アダム・デュバル (CIN) | 11 | |||||||||
ウィル・マイヤーズ (SD) | 10 | |||||||||
アダム・デュバル (CIN) | 15 | |||||||||
トッド・フレイジャー (CWS) | 16 | |||||||||
トッド・フレイジャー (CWS) | 13 | |||||||||
カルロス・ゴンザレス (COL) | 12 | |||||||||
フューチャーズゲーム
試合2日前の7月10日には、同球場でマイナーリーグのオールスターゲーム“フューチャーズゲーム”が開催された。試合は11対3で7年ぶりに世界選抜が勝利し、MVPには8回表に左中間スタンドへ逆転の2点本塁打を放ったヨアン・モンカダ(BOS傘下AA級)が選ばれた。キューバ出身の選手がMVPを受賞するのは初めて[20]。
選出選手
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脚注
- ^ AJ Cassavell (2016年7月12日). “Kan Diego: RoyALs power All-Star win”. MLB.com. 2016年7月13日閲覧。
- ^ Barry M. Bloom (2015年1月15日). “Padres' Petco Park selected to host '16 All-Star Game”. MLB.com. 2016年7月13日閲覧。
- ^ Joe Trezza (2016年6月17日). “Myers named All-Star Week ambassador”. MLB.com. 2016年7月13日閲覧。
- ^ “Pomeranz, Marte, Bruce to replace Syndergaard, Cespedes and Fowler on active NL All-Star roster”. MLB.com Press Release (2016年7月9日). 2016年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 故障のため出場辞退
- ^ 7月10日に登板したため辞退
- ^ 故障明けのため出場辞退
- ^ マディソン・バンガーナーが7月10日に登板したため選出
- ^ スティーブン・ストラスバーグの出場辞退に伴い選出
- ^ ノア・シンダーガードの故障に伴い選出
- ^ ヨエニス・セスペデスが故障で辞退したため、先発出場選手に登録
- ^ デクスター・ファウラーが故障で辞退したため、先発出場選手に登録
- ^ ヨエニス・セスペデスの故障に伴い選出
- ^ デクスター・ファウラーの故障に伴い選出
- ^ マルコ・エストラーダの故障に伴い選出
- ^ ダニー・サラザーの故障に伴い選出
- ^ クレイグ・キンブレルの故障に伴い選出
- ^ Sarah K. Spencer (2016年7月9日). “Marte an All-Star after all: OF added to NL team”. MLB.com. 2016年7月12日閲覧。
- ^ “Live MLB Home Run Derby Tracker”. ESPN. 2016年7月12日閲覧。
- ^ Jesse Sanchez (2016年7月10日). “Moncada first from Cuba to win Futures MVP”. MLB.com. 2016年7月14日閲覧。
- ^ ダイラン・アンスワースの故障に伴い選出
- ^ ヘイメル・キャンデラリオのメジャーリーグ昇格に伴い選出
- ^ ホルヘ・マテオが出場停止処分となったため選出
- ^ メジャーリーグ昇格のため出場辞退
- ^ 7月6日に2週間の出場停止処分となったため出場辞退
- ^ オースティン・メドウズの故障に伴い選出