広駅
広駅 | |
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駅舎(2009年1月) | |
ひろ Hiro | |
◄JR-Y18 仁方 (2.6 km) (1.3 km) 新広 JR-Y16► | |
所在地 | 広島県呉市広中町2-6 |
駅番号 | JR-Y17 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | Y 呉線 |
キロ程 | 60.2 km(三原起点) |
電報略号 | クヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
2,901人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)3月24日[2] |
備考 |
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広駅(ひろえき)は、広島県呉市広中町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)呉線の駅である[1]。駅番号はJR-Y17。
概要
呉線における広島シティネットワークの東端駅で、運転系統上の境界駅でもある。当駅を跨ぐ場合、朝晩の一部列車を除いて乗換が必要となる。当駅始発・終着列車が多数運転されており、広島方面は日中1時間に3本(うち2本は快速安芸路ライナー)、三原方面は日中1時間に1本の列車が運行されている。
2007年9月1日、呉線全線でICOCAが利用可能となり、自動改札機を導入しているが、磁気券処理をする改札機(正規の改札機)は当駅までに導入され、隣の仁方駅 - 須波駅間のローカル線区間ではICOCAの入出場の処理をするIC専用機のみが導入された。
電報略号は、「ヒロ」が広島駅で使われているため、「呉線の広」の意から「クヒ」である。
歴史
- 1935年(昭和10年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)
- 1996年(平成8年)3月16日:呉駅から広島駅までノンストップ運転の快速(現在の「安芸路ライナー」にあたる)新設に伴い、停車駅となる。
- 2005年(平成17年)10月1日:臨時快速「瀬戸内マリンビュー」新設に伴い、停車駅となる。
- 2006年(平成18年)4月1日:広コンテナセンターが広オフレールステーションに名称変更。
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年):広オフレールステーションが貨物時刻表から削除される。
- 2016年(平成28年)
- 6月22日:平成28年梅雨前線豪雨に伴い安登駅 - 安芸川尻駅間で土砂崩れが発生、三原駅 - 当駅間が不通となる[9]。
- 6月29日:安浦駅 - 当駅間運行再開[10]。
- 2018年(平成30年)
- 2021年(令和3年)
- 1月31日:みどりの窓口営業終了。
- 2月1日:みどりの券売機プラス稼働開始。これに伴い、駅員配置時間帯は大幅短縮された。
駅構造
単式・島式ホーム2面3線を有する地上駅[1]。駅舎は単式1番のりば側にあり、島式2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。各ホーム共に広島方面・三原方面側双方に出発信号機が設置されており、両方向へ発車が可能。
みどりの窓口があったが、2021年1月31日限りで廃止され、翌日からはみどりの券売機プラスが設置された。ICOCA対応自動改札機が設置されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2・3 | Y 呉線 | 上り | 竹原・三原方面[14] |
下り | 呉・広島方面[14] |
- 付記事項
- 1番のりばは主に、広島方面行普通列車と、朝晩の三原方面行(広島からの直通列車)が利用している。
- 2番のりばは主に、日中の広島方面行快速列車、朝の広島方面行列車(三原からの直通列車)、朝の広発三原行(1日1本のみ)と、広発安浦行の一部が利用している。
- 3番のりばは、呉線臨時快速列車「EtSETOra」と、三原発列車折返し、広島方面発当駅止まりの一部列車が利用している。
- 3番線南側に留置線が5線あり、夜間滞泊等に使用されている。以前はその外側に更に3本の側線があり、最も外側の線路から専用線が南西に分岐し、「呉東部卸売市場前」交差点付近で県道279号線(この地点で呉市電の軌道とも平面交差)と交差して南に延び、在日米軍黄幡弾薬庫(呉市広黄幡町)に至っていた。この専用線は東洋パルプ(現・王子製紙)呉工場の敷地内を南北に貫通しており、途中から同工場への専用線も分岐していた。現在はいずれも廃止、撤去されている。
- 駅西側から中国工業への専用線も分岐していたが、現在は廃止されている。
- 駅西側に引上げ線1線、東側に2線ある。
- 駅東側の貨物ヤードは以前11線の線路があったが、1986年の貨物取扱廃止後は撤去され、用地は商業施設となっている[4]。ただし、最も1番線寄り線路1本(旧貨物ヤード引上線)は残されており電車留置に使用される場合がある。
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ホーム(2018年3月)
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留置線(2010年2月、跨線橋から)
広オフレールステーション
1986年に当駅での列車による貨物取扱が廃止された後、旧貨物ヤード跡地(駅東側)の線路を撤去し敷地の一部に日本貨物鉄道(JR貨物)広コンテナセンターが設置され、トラックによる貨物輸送が開始された。その後、2006年の貨物駅名称整理の際に「広オフレールステーション(略称:広ORS)」に改称された。国鉄分割民営化以来、呉線沿線で唯一のJR貨物による貨物取扱施設であった。 拠点駅である広島貨物ターミナル駅との間にトラック便が1日2.5往復(当駅発が3本)設定され、12ftコンテナのみを取り扱っていた[15]。正確な廃止日は不明であるが、2012年3月以降貨物時刻表及びJR貨物のホームページから当施設に関する情報は削除され、施設は全て解体された。跡地には2014年、商業施設が開業した。
利用状況
「広島県統計年鑑」及び「呉市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1987年(昭和62年) | [注釈 1]5,264 |
1988年(昭和63年) | 5,656 |
1989年(平成 元年) | 5,873 |
1990年(平成 2年) | 6,329 |
1991年(平成 3年) | 6,405 |
1992年(平成 4年) | 6,331 |
1993年(平成 5年) | 6,374 |
1994年(平成 6年) | 6,361 |
1995年(平成 7年) | 6,453 |
1996年(平成 8年) | 6,269 |
1997年(平成 9年) | 5,991 |
1998年(平成10年) | 5,890 |
1999年(平成11年) | 5,792 |
2000年(平成12年) | 5,738 |
2001年(平成13年) | [注釈 2]5,575 |
2002年(平成14年) | 4,699 |
2003年(平成15年) | 4,434 |
2004年(平成16年) | 4,336 |
2005年(平成17年) | 4,221 |
2006年(平成18年) | 4,123 |
2007年(平成19年) | 4,109 |
2008年(平成20年) | 4,086 |
2009年(平成21年) | 3,946 |
2010年(平成22年) | 3,869 |
2011年(平成23年) | 3,801 |
2012年(平成24年) | 3,774 |
2013年(平成25年) | 3,832 |
2014年(平成26年) | 3,734 |
2015年(平成27年) | 3,888 |
2016年(平成28年) | 3,929 |
2017年(平成29年) | 3,953 |
2018年(平成30年) | 3,556 |
2019年(令和 元年) | 3,640 |
2020年(令和 2年) | 3,057 |
2021年(令和 3年) | 2,880 |
2022年(令和 4年) | 2,901 |
駅周辺
バス路線
駅前ロータリー内に「広駅」停留所があり、以下の各路線が乗入れる。
- 西条線
- 呉駅 / 賀茂医療センター口、西条駅
駅前の国道185号線に「広駅前」停留所があり、下以下各路線が乗入れる。
- ※「呉駅前を経由して日本製鉄へ向かう路線」ではない。
- 中国労災病院 / 営農センター、沖友天満宮前
- ※営農センター止まり便が混在する。
- 呉市生活バス
- ※安浦駅行は平日2便のみ運行。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- Y 呉線
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 49号 福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月28日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、275頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『日本鉄道旅行地図帳』 11号 中国 四国、今尾恵介(監修)、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2009年3月18日、35頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c “写真展 開業120年 呉線のあゆみ―蒸機・気動車の時代―”. 広島県立文書館. 2023年1月8日閲覧。
- ^ 「国鉄監修 交通公社の時刻表」1986年4・5月号
- ^ a b 「JR呉線部分運休で国道渋滞」『中国新聞』中国新聞社、2010年7月17日。オリジナルの2010年7月21日時点におけるアーカイブ。
- ^ 2010年7月定例社長会見(2010年7月22日時点のアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年7月21日
- ^ 「Railway Topics」『鉄道ジャーナル』第44巻第10号、鉄道ジャーナル社、2010年10月号、150-151頁。
- ^ “6月19日から続く梅雨前線等による被害状況等について(第6報)” (PDF). 国土交通省 (2016年6月27日). 2016年6月29日閲覧。
- ^ “6月19日から続く梅雨前線等による被害状況等について(第8報)” (PDF). 国土交通省 (2016年6月29日). 2016年6月30日閲覧。
- ^ 『「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年8月22日時点)』(プレスリリース)西本旅客鉄道、2018年8月22日 。2023年5月6日閲覧。
- ^ 『「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年9月11日時点)』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年9月11日 。2023年5月6日閲覧。
- ^ 『西日本豪雨および台風24号に伴う運転状況などについて(2018年10月16日時点)』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年10月16日 。2023年5月6日閲覧。
- ^ a b “広駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月27日閲覧。
- ^ 2011年JR貨物時刻表
- ^ 交通政策課: “広川尻線”. 呉市. 2023年2月11日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 広駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道