M59 (天体)

M59
Messier 59
楕円銀河 M59
仮符号・別名 NGC 4621[1]
星座 おとめ座
見かけの等級 (mv) 9.6[1]
視直径 3.667' × 2.383'[2]
分類 楕円銀河 (E5)[1]
発見
発見日 1779年4月11日[3]
発見者 ヨハン・ゴットフリート・ケーラー英語版[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  12h 42m 02.322s[1]
赤緯 (Dec, δ) +11° 38′ 48.95″[1]
赤方偏移 0.001438[1]
視線速度 (Rv) 431 km/s[1]
距離 6000万光年[2](約18Mpc)
M59はM60の右に位置する
M59はM60の右に位置する
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座標: 星図 12h 42m 02.322s, +11° 38′ 48.95″

M59(NGC 4621)はおとめ座にある楕円銀河

概要

おとめ座銀河団に属する銀河の一つ。1939年5月19日に超新星SN 1939Bが出現し、フリッツ・ツビッキーによって発見されている[4]

双眼鏡で捉えるのは難しい[5]。口径10cmの望遠鏡の80倍程度の広視界のアイピースを使うとM60と同じ視野に捉えることができる[5]。口径20cmの望遠鏡では濃淡も見えてくる[5]

観測史

1779年4月11日に、ヨハン・ゴットフリート・ケーラー英語版が彗星を観測中にM60とともに発見した[2]。そのわずか4日後にシャルル・メシエM58、M60と同時に発見している[2]。メシエは「M58に先行し、ε星と平行する。位置はこれから決定した。双方とも微かである」と記している[3]。1864年にジョン・ハーシェルは、「明るく、かなり大きい。ほとんど広がりがなく、中央が急に明るくなっている」と記している[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M59. 2016年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 59”. SEDS. 2016年3月20日閲覧。
  3. ^ a b c Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年3月30日). “Messier 59 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月20日閲覧。
  4. ^ List of Supernovae”. 国際天文学連合. 2016年3月20日閲覧。
  5. ^ a b c M59”. メシエ天体ガイド. AstroArts. 2016年3月20日閲覧。