謝富治

謝富治
谢富治
Xie Fuzhi
北京市革命委員会の席上にて(1967年7月30日)
生年月日 (1909-09-26) 1909年9月26日
出生地 湖北省黄安県(現在の紅安)
没年月日 (1972-03-26) 1972年3月26日(62歳没)
死没地 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 北京市
出身校 抗日軍政大学
所属政党 中国共産党
配偶者 劉翔平

在任期間 1959年9月 - 1972年3月
最高指導者 毛沢東
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所属組織 中国人民解放軍陸軍
軍歴 1930年2月 - 1972年3月
最終階級 上将
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謝富治
職業: 軍人・政治家
各種表記
繁体字 謝富治
簡体字 谢富治
和名表記: しゃ ふじ
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謝富治(しゃ ふじ、簡体字:谢富治1909年9月26日 - 1972年3月26日)は、中華人民共和国の政治家、軍人。武装警察部隊司令員兼政治委員、公安部長、国務院副総理などを歴任した。党中央政治局委員。文化大革命中に林彪江青などに加担し、死後に党から除籍された。最終階級は上将である。

経歴

1909年9月26日に湖北省黄安県にて、手工業者の家庭に誕生した。1926年に故郷の農民協会に参加した。1930年2月に中国工農紅軍に参加し、翌年に中国共産党に入党した。紅4方面軍の排(小隊)長、副連(中隊)長、宣伝隊隊長、連政治指導員を務め、鄂豫皖蘇区の反「囲剿」に参加した。1932年10月から団(連隊)政治処主任、紅9軍第26師政治部主任、紅4方面軍総政治部組織部部長、党川陝省委員会組織部部長を歴任し、川陝蘇区の反「三路囲攻」と反「六路囲攻」に参加した。長征中は紅9軍政治部主任となり、陝北到達後に抗日紅軍大学に入校した。

日中戦争時は八路軍第129師第772団政治処主任、政治委員、第385旅政治委員、太岳軍区副司令員、縦隊政治委員として、太岳区の対掃討作戦を指導した。1945年8月の対日戦勝後は晋冀魯豫軍区第4縦隊政治委員、太岳兵団(陳謝兵団)政治委員となった。1947年8月に司令員の陳賡と共に黄河を強行渡河し、豫西に進軍して晋冀魯野戦軍主力の大別山挺進を助力した。1949年2月に第2野戦軍第3兵団政治委員となり、渡江・西南進軍などの戦役に参加した。

1949年10月の中華人民共和国の建国後は党川東区委員会書記、川東軍区政治委員、1952年7月に党雲南省委員会第一書記、1954年7月に西南軍区副政治委員、1955年3月に雲南軍区、昆明軍区、1958年12月に武装警察部隊司令員兼政治委員などを歴任した。

1956年9月の第8回党大会において党中央委員会委員に選出[1]。1959年9月17日に第2期全国人民代表大会常務委員会第9回会議の決定により、公安部部長に任命された[2][3]。1965年1月4日に第3期全国人民代表大会第1回会議の決定により、国務院副総理兼公安部部長に任命され[4]、同日に第3期国防委員会委員に任命された[5]。1966年8月12日の第8期11中全会において党政治局候補委員及び書記処書記に補選される[6]

1969年4月に第9回党大会において党中央委員会委員に再選し[7]、同年4月28日の第9期1中全会において党中央政治局委員に選出された[8]文化大革命中は党中央書記処書記、党中央軍事委員会委員、北京市委員会第一書記、北京軍区第一政治委員、中央専案審査小組成員を務め、林彪江青などの活動に参与して劉少奇などの革命元老を迫害した。1972年3月26日に北京で病死した。

党からの除籍

1980年10月16日に党は謝富治の党からの除籍を決定した[9]。1981年1月23日に最高人民法院特別法廷は、謝富治が林彪・江青反革命集団事件の主犯であると確定した[10]

脚注

  1. ^ 中国共产党第八届中央委员会委员和候补委员名单 (中国語)
  2. ^ 第二届全国人民代表大会常务委员会第九次会议简况 (中国語)
  3. ^ 中华人民共和国主席令(二届第5号) (中国語)
  4. ^ 中华人民共和国主席令(三届第2号) (中国語)
  5. ^ 中华人民共和国主席令(三届第3号) (中国語)
  6. ^ 中国共产党八届十一中全会简介 (中国語)
  7. ^ 中国共产党第九届中央委员会委员和候补委员名单 (中国語)
  8. ^ 中国共产党第九届中央委员会第一次全体会议公报(一九六九年四月二十八日) (中国語)
  9. ^ 1980年10月16日 中共中央决定开除康生、谢富治党籍
  10. ^ 中华人民共和国最高人民法院特别法庭判决书:特法字第一号(一九八一年一月二十三日) (中国語)

関連項目

外部リンク

中華人民共和国の旗 中華人民共和国
先代
羅瑞卿
公安部長
1959年9月 - 1972年3月
次代
李震
  中国人民解放軍
先代
李雪峰
北京軍区政治委員
1971年1月 - 1972年3月
次代
紀登奎